ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

2011-01-01から1年間の記事一覧

借りぐらしのアリエッティ x 種田陽平展@兵庫県立美術館

先日山本二三展を紹介しましたが、神戸ではもう一つのジブリ関連の展覧会が開かれています。兵庫県立美術館の「借りぐらしのアリエッティ x 種田陽平展」です。夏休みの子供向け企画ではあるのですが、アリエッティ・ファンとしては結構楽しめる展示となっ…

大鹿村騒動記

原田芳雄氏の遺作となった「大鹿村騒動記」をシネ・リーブルで観てきました。追悼企画なのか、1000円均一というサービスプライスで観られ、客席は8割方埋まっていました。そして、上演中常に笑いが絶えない本当に面白い映画でした。こうして大勢のお客さんで…

山本二三展@神戸市立博物館

(踏切 時をかける少女、2006) 神戸市立博物館で催されている、日本を代表するアニメーション画家・美術監督である山本二三(にぞう)の展覧会を観てきました。山本氏みずからが選択した、アニメーション用の背景画、その前段階のスケッチ、イメージボード…

小松左京氏を悼む

日本SF界の巨星が堕ちました。小松左京氏が7月26日、肺炎のため死去されました。享年80歳、謹んでご冥福をお祈りします。 私の学生時代は日本SF界の黎明期でご他聞に漏れず私も夢中になって創元や早川を読んでいました。 星新一、筒井康隆とともに小松…

コクリコ坂から

ジブリの最新作「コクリコ坂から」を観てきました。今回は企画・脚本が宮崎駿、監督が息子の宮崎吾郎となっています。以前「ゲド戦記」で自分は投げ出し、息子に初監督をやらせた挙句、落第の烙印を押しておきながら何を考えているんだろう、と思わないでも…

原田芳雄氏を悼む

俳優の原田芳雄さんが、7月19日午前9時35分、肺炎のため東京都内の病院で死去されました。謹んでご冥福をお祈りします。実は昨日偶然に「歩いても歩いても」を家内と観ていたので本当に驚きました。最近の十八番だった頑固な祖父役で、ラストでの阿部…

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2

第一作「ハリー・ポッターと賢者の石」からあしかけ10年、ついにこの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」をもって映画ハリー・ポッター・シリーズが完結しました。拙ブログでもいろいろと注文をつけたり褒めたりけなしたりの連続でしたが、ここに全てのス…

音楽の在りて / 萩尾望都

「ポーの一族」や「11人いる!」などの傑作で知られ、長年第一線で活躍しておられる女性漫画家、萩尾望都の小説集が出ました。それも30年前に雑誌奇想天外に掲載されていた小説の初書籍化だそうです。まるで表題の小説「音楽の在りて」のように遺跡を発…

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展@国立新美術館

週末に東京へ学会出張してきたのですが、 余った時間を利用してまだ未訪問だった国立新美術館に行ってきました。壮大で斬新なデザインの建築で、さすが首都東京の威信を感じました。丁度企画展として「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」が開催されてお…

コクリコ坂から歌集 / 手嶌葵

手嶌葵の新譜です。題名から分かるように、彼女のデビューのきっかけとなった「ゲド戦記」以来2回目のコラボレートとなるスタジオ・ジブリの次回作品「コクリコ坂から」の主題歌や主題歌の別ヴァージョン、劇中挿入歌などを中心に、オリジナルソングを収録…

60万ヒット御礼と「わたしを離さないで」にまつわるお話

( Never Let Me Go by Kazuo Ishiguro, Paperback ) 昨日はネットを見るのが遅くなり、気がつくと拙ブログのヒット数が60万を越えておりました。常連の皆様はじめ、見ていただいた方々に深く御礼申し上げます。 このブログも今月で満7年になります。随分…

アンダルシア 女神の報復

織田裕二が外交官黒田康作を演じる最新作「アンダルシア 女神の報復」です。前作映画「アマルフィ」は玄人筋にはボロボロの評価、TVドラマは視聴率的に惨敗と苦難の道を歩んでいるシリーズですが、個人的には黒田康作という「踊る大捜査線」の青島君とは正…

今年上半期の今日の一曲

はむちぃ: 皆様、おひさしぶりでございます、ゆうけい家筆頭執事のはむちぃでございます。今日は今年上半期の今日の一曲の前振り対談に呼び出されてまいりました。ゆうけい: ご苦労さん、はむちぃ君。3.11以降ご無沙汰だったねえ。は: 被災された皆様…

昨日の水泳日記

鬱陶しい梅雨で肩も痛みますが、少しでも元に戻らないかと期待してプールに向かいます。 アップ: ウォーキング200M、25Mx4本 十分ストレッチしてからアップ。痛いなりのストレッチのコツも何となく分かってきました。 インタバル; 50M x4本、25M…

127時間

「スラムドッグ$ミリオネア」の監督ダニー・ボイルと脚本家サイモン・ボーフォイが再び組んだ最新作「127時間」を観てきました。実在のベテラン・ロッククライマーが遭遇した実話に基づいた映画なのですが、そのシチュエーションが非常に単純であり結末も分…

和風総本家フェア@梅田阪急

昨日は家内と久しぶりに大阪に出てきました。ついでに梅田阪急百貨店で催されている「和風総本家フェア」を覗いてきました。もう夕方だったにもかかわらず満員の人手でした。 購入したのはは先日TV大阪の「和風総本家」の特集番組「もらって嬉しい東京の手土…

トロン:レガシー

公開時、劇場で3Dで観たいと思いつつ見逃してしまった「トロン:レガシー」です。残念ながら拙宅では2Dでしかみられませんでしたが、機会があれば是非3Dで観たいと思うほど驚異の映像でした。まあストーリーは月並みですが、映像美に関してはディズニー…

武士の家計簿

先日娘が時代劇の勉強と称して「壬生義士伝(2003年、滝田洋二郎監督)」を観ておりました。何気なく横から覗くと、沖田総司役で堺雅人が出ていました。彼には若手成長株というイメージがあったので、この頃既にこんな重要な役どころを演じていたのか、と…

昨日の水泳日記

昨日はロクに泳いでないのに今日は全身筋肉痛です。水泳日記です。昨日は肩に加えて腰も痛いしあまり泳ぐ気もなかったんですが、日曜日のBBQパーティの打ち合わせもあって行ってきた次第です。 ウォーキング: 500M ということで昨日はアクアウォーキング…

Ambessence piano & drones / Bruno Sanflippo & Mathias Grassow

以前Colour Kaneなどで何回か紹介した、マニアックなヨーロピアン・ミュージックの輸入販売の「ザビエル・レコード」さんですが、しばらく前からTwitterをフォローしております。先日つぶやきで大絶賛されていたBruno Sanflippo & Mathias Grassowの「Ambes…

プリンセス・トヨトミ

「プリンセス・トヨトミ」を観てきました。先日ご紹介した万城目学の同名小説の映画化で、華々しいTV等マスコミでの宣伝効果もあってか観客動員も好調なようですが、昨日は平日と言う事もあってか、夕方からの上映時間にもかかわらず入りはまばらでした。 ま…

本日の水泳日記

右肩は相変わらず良くなりませんがぼやいていても変わらんのでしこしこ(たらたらとも言う)泳いでおります。 アップ: SKPS 200M 泳ぎ始めは相変わらず右肩違和感ありまくり。義肢をつけたような感じです。 ロング: 500M きょうはチンタラでいいから…

裁判長、ここは懲役4年でどうすか

私のような職業の人間からすると、「裁判所」というところは決して寄り付きたくないところなのですが、世の中には「傍聴マニア」なる奇特な人種が存在します。裁判員制度が始まり、そのような人たちにスポットライトが当てられ、例えば阿蘇山大噴火という芸…

原田知世ゴールデン☆ベスト~As Time Goes On~

ベスト集はあまり取り上げないようにしている拙ブログですが、原田知世となると話は別です。ん?つい最近どこかで書いたぞ。。。そう、SADEでしたね。という1週間越しのネタフリでご紹介いたしますのは知世様久々のベスト集でございます。ジャケットをじっ…

So Beautiful Or So What / Paul Simon

ポール・サイモンの新作が話題になっているので購入してみました。以前S&Gのライブを紹介したことがありましたが、あれからもう40年以上の歳月が流れ、彼も今年の10月には70歳を迎えるそうです。アメリカ音楽界の御大と呼ぶにふさわしい存在かと思うのです…

十三人の刺客

昨年の時代劇の中でも評価の高かった「十三人の刺客」のDVDがレンタル開始になったので早速観てみました。確かに久々に時代劇らしい時代劇を観た、という満足感は有りましたが、やり過ぎかな、と思わないでも無かったです。 『2010年日本映画 PG12指定 監督…

The Ultimate Collection / SADE

ベスト集はあまり取り上げないようにしている拙ブログですが、SADEとなると話は別です。おまけに未発表4曲入りとの噂、予約して首を長くして待っておりましたがようやく到着。まずはジャケット写真のSade Aduの相変わらずの美貌に惚れ惚れ。どこまで美しい…

昨日の水泳日記

肩は相変わらずそこそこですが、クロールの際の痛みは無くなってきました。100%で泳げれば完璧ですがやはりそこまでは無理~(涙。で、昨日も適宜ウォーキングを挟みつつおそるおそる練習。 1: アップ: SKPS 200M 昨日はマイ・プルブイを持ってい…

六月燈の三姉妹

昨日は久しぶりに家族で御芝居を観てきました。笑いあり涙ありのほっこりとした人情喜劇を楽しませていただきました。 『 日 時 2011年5月15日(日) 開 演 14:00会 場 芸術文化センター 阪急 中ホール 2009年東京で大好評であった公演の関西初上演。和菓子…

星を追う子ども

先日内田樹(たつる)の文庫本新刊「映画の構造分析 」を読んでみました。映画批評の本ではなく、映画を通じて構造主義を勉強しようという本なのですが、まあ駄文を連ねている拙ブログの映画レビューに多少でも役に立てば、というくらいのつもりでした。判定…