ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Feathers / Thomas Enhco

マイミクさんお勧めのトーマス・エンコの新譜でソロ・ピアノアルバム集です。クラシック指揮者カサドシュを祖父に持つ音楽一家から出たフランスジャズ界の貴公子との評判。しかも美形。天は二物を与えるんですねえ。 1. Watching You Sleep2. Looking For Th…

野分 / 夏目漱石

「漱石大全」読破プロジェクトも三年目の1907年(明治40年)に入りました。この年には「野分(のわき)」「文芸の哲学的基礎」「入社の辞」「虞美人草」「高浜虚子著『鶏頭』序」の五編が収められています。講演や挨拶、序文などを除けば実質「野分」「虞美…

今日のマスターズ練習

昨日泳法練習でMコーチから「クロールのキックは全ての泳ぎの基本です。休まず細かく打ち続けること。強度は自在に変えてかまいませんが、とにかくショートストロークで休まず打ち続けてください」と教えてもらいました。4ビートと称して手を、いや、足を…

Billy Bat 16 / 浦沢直樹

歴史の裏に暗躍する謎のコウモリを触媒に日本史・世界史の暗闇を描く壮大な物語「Billy Bat」の新刊、第16巻に突入です。前回第15巻のレビューを再掲して今回の巻をツッコミますと 「 Billy Batも15巻に突入しました。一言言っておきます。まだ終わりま…

博士と彼女のセオリー

スティーヴン・ホーキング博士は二つの点で世界的に有名です。一つは天才的な宇宙物理学者でブラックホール、ビッグバンなどの研究で世界をリードしたこと。そしてもう一つはALS(筋萎縮性側索硬化症)で殆ど体が動かず、電動車椅子に乗り人工音声で話す姿。…

桂米朝師匠を悼む

( 2015.3.21 神戸新聞朝刊より切り抜き ) 昨日の関西のほぼ全ての新聞の一面はこの方の訃報で埋め尽くされました。それほど関西の人間にはショックでしたし、関西人なら皆この人を敬愛していたといっても過言でしょう。 戦後絶滅寸前だった上方落語を現在…

ティム・バートンの世界展@グランフロント大阪

( Baloon Boyの巨大フィギュア) 休日の今日は天気もよく、グランフロント大阪北館まで足を伸ばして、ナレッジキャピタル・イベントラボで催されている「ティム・バートンの世界」展に家内と出かけてきました。 私はこのブログでも色々とレビューしてきまし…

今日のマスターズ練習

今日は練習前にマスターズ仲間のKAさんに雨後のニョキニョキ特大椎茸をいただき、練習後に筋トレ仲間のKOさんにデヴィッド・ボウイのDVDをいただき、ジム仲間のありがたさを改めて実感しました。 おまけに明日は久々の休日。いつもは何やかや言ってても、無…

恋愛小説 / 原田知世

原田知世様の新譜はGontitiさんとのコラボ「Summer Breeze」以来の久しぶりの洋楽カバー集です。肩の力を抜いて楽しそうに、口ずさむように歌う知世様の魅力全開で、、おまけに最近は声質が従来のちょっと鼻にかかった甘ったるい声から透明感のある美声へと…

Piet Mondrian: Composition With Red, Blue and Yellow

先日「チューリヒ美術館展」をもう一度観にいきまして、グッズコーナーでモンドリアンのコンポジションのシルクスクリーンが展示されていました。普通実寸大の複製というのは認められないのですが、チューリヒ美術館公認で150部限定とのこと。実物がかなり劣…

高村薫:「21世紀の空海」 終了す

神戸新聞連載の高村薫「21世紀の空海」が第24回「終着点(下)」をもって本日終了しました。最終回は「空海」という密教体系を築いた天才的僧侶がいかにして「弘法大師」という民間信仰の対象へと変質して行ったが総括されています。難解な連載でしたが、高…

今日のマスターズ練習

今日のマスターズ練習のメニューには「 大震災から4年 3/11 大阪大空襲から70年 3/12」と、書いてありました。だから練習がどうだというわけではないのですが、生きている喜びをかみしめて、と言うことで泳いでまいりました。今日は参加人数が一段と少な…

追悼3・11

東日本大震災から4年が経ちました。今日も東北は季節外れの大寒波が襲来していると聞きます。被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。 直下型で限局した大地震だった阪神淡路大震災でさえ、復興に多大な年月を要し、20年経った今なお人々の心に傷を残してい…

二百十日 / 夏目漱石

「漱石大全」1906年の漱石から、「遺伝の法則」「坊っちゃん」「草枕」とレビューしてきましたが、もう一作だけ紹介します。「二百十日」です。 現代では台風を連想させる題名や思想が共通した「野分」とセットで収録されるのが普通となっている本作ですが、…

草枕 / 夏目漱石

「漱石大全」からの久しぶりのレビューになります。題名と最初の一頁だけは有名ですが、小説としての全体像を知る人は少ない、しかし漱石文学の新たなる出発点となった重要なマイルストーンである「草枕」です。 「草枕」と聞けば誰でも冒頭の一節を思い浮か…

今日のマスターズ練習

早いもので、あっという間に春のマスターズ練習まで一ヶ月を切りました。熱中していた筋トレも筋力アップモードから維持モードに切り替えたので、あまり疲れを残すことなく金曜日のマスターズ練習に臨めます。今月はドリルが中心とのことで、思わずスッチー…

悼む人

公開中の映画「悼む人」を観てきました。天童荒太の原作を読んで深く心に残っていた作品ですが、まさか映画化されるとは思っていませんでした。長い長い物語で最後は主人公からその母親にフォーカスが移っていくのでなかなかに脚本・演出は難しいだろうなあ…

火星に住むつもりかい?-Life On Mars?- / 伊坂幸太郎

久々の伊坂幸太郎。以前ビートルズの「ゴールデン・スランバー」を題名にしたことがありましたが、今回は何とデヴィッド・ボウイの初期のアルバム「Hunky Dory」収録の名曲「Life On Mars?」を持ってきました!ボウイファンの私は一も二もなく購入、久々の伊…