2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
このところ三作続けて恩田陸の「理瀬シリーズ」をレビューしてきましたが、その勢いで大作「黒と茶の幻想」を読了しました。文中の言葉を借りれば「安楽椅子探偵紀行」ミステリですが、広い意味では理瀬シリーズの一環をなす作品です。 理瀬シリーズの端緒と…
先日観た「スポットライト」が今ひとつ物足りなかったので、トレイラーに惹かれて、同じ報道実話の映画化作品「アイヒマン・ショー」を観てきました。率直に言って「スポットライト」よりもはるかに良かったです。 「アイヒマン裁判」の実録テープがある、アイ…
恩田陸の理瀬シリーズのレビュー三作目、「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実 」に続く「黄昏は百合の骨」です。「麦の海」の後日譚と言える作品ですが、ここにおいても恩田陸は様々な伏線を張り巡らせ、数々のエピソードを連ね、最後には見事に(忌ま…
For the memory of historical day of Hiroshima,Nagasaki and all of Japan, and the whole World... I thank President Obama for his decision and courage. Seventy-one years ago, on a bright cloudless morning, death fell from the sky and the wor…
今日は速い方のコースはT君、Y君、Aさん、私の男4人と女性のUさんで5人、もう一方のコースは女性5人で、10人と賑やかになりました。で、今日のYコーチのスローガンは中西悠子さんの 「 練習は、しんどい時こそ考えることが大事です。 」 さあ果たしてし…
恩田陸の「理瀬シリーズ」の中核をなす作品です。 広大な湿原に浮かぶ青い丘にある「幻想の学園帝国」の物語、読後しばらく放心してしまうほど濃密でスリリングで恐ろしい「学園ミステリ」でした。 好き嫌いが分かれるとすればラストのどんでん返しでしょう…
本ブログでは恩田陸はあまり取り上げていませんが、「六番目の小夜子」「夜のピクニック」「ライオンハート」「常野シリーズ」をはじめ色々と読んでおり、ブクレコでは結構な数のレビューを書いています。 とはいえ、多作家の恩田陸のこと、まだまだ未読は多…
以前紹介したジャズシンガー、ウィリアムス浩子さんの「MY ROOM」企画第四弾「Side 4」がリリースされました。2年前、オーディオルームでの録音をスタートした時点で、一枚につきアナログLPの片面を想定し、4枚のミニアルバムを作るという構想でしたから、…
今日Kさんからお電話があり、腰痛でドクターストップがかかってしまい、7月の長水路マスターズ大会は欠場されることになりました。残念です。 で、私がリレー二本出ることになってしまいました。スタミナをつけねば(^_^;)。といっても、私も肩に爆弾を抱え…
「スポットライト 世紀のスクープ」をシネリーブル神戸で観てきました。 カトリック教会の腐敗と虐待と聞くとすぐ思い出すのが、「マグダレンの祈り」という映画。これはアイルランドのカトリック教会が「堕落した女」を救済するためと称して、「堕落しそう…
今日は先週お休みだったKさん、Uさんも復帰され、男3人、女性7人の10人で始まり途中からY君も参加して11人の賑やかな練習となりました。おかげさまで先週の悪夢、男三人だけ滅茶ハードということはなかったのですが、Yコーチのメニューの下のほうに、…
「 私が男だったら、原田知世に恋をして、そして、やさしくフラれて泣くだろう。ずるいなあ、知世さん。可愛く優しく美しく。そして、ひやりと冷たい・・・。 北川悦吏子 」 原田知世さんの新譜です。好評だったカバー集「恋愛小説」に続く第二弾で、知世さ…
生賴範義展のおまけで、タイスの瞑想曲で有名なタイスです。 で、今日はGW中、Kさんが神経痛、さらに明日なみはや大会に出られる方が欠席で、男女三人ずつの練習となりました。で、男性陣は新人T君とY君の20台水泳部出身コンビと一緒に泳ぐことになりま…
明石市立文化博物館で催されている「生賴範義(おおらいのりよし)展」を観てきました。生賴氏は昨年惜しくも逝去されましたが、我々の世代にはSF系の本や雑誌、特に平井和正、小松左京の文庫本表紙のイラストが強く印象に残る名イラストレーターです。 そ…
先日の突然の吉野朔実さんの訃報には驚きました。 彼女の作品で知っているのは「少年は荒野を目指す」のほかに三、四作だけ。そんな私が彼女について語れることなど殆どないのですが、とにかく彼女の死はとても悲しいし、惜しくて仕方がない。同世代(彼女は…
AMAZONは過去の購買歴をキーワードとして次々とメールを送ってきます。まあたいていは無視していますが、「萩尾望都」「原田知世」「ヒラリー・ハーン」といった何人かの殊更な女性の名前だけは別です。 というわけで、望都様の最新の文庫版エッセイ集をポチ…
神戸市立博物館で催されている特別展「 我が名は鶴亭 - 若冲、大雅も憧れた花鳥画(かっちょいいが)!? 」 を家内と観てきました。 実は昨日行くつもりだったのですが、天候が悪いという予想だったので見送りました。そこへ、三宮駅前での大変な暴走事故…
(丹波 陶の郷と山若葉) 今日から5月、「First of May」です。ビージーズの名曲の題名でもあるわけですが、邦題は「若葉の頃」、本当に上手い題名ですね。というわけで、First of Mayに家内と二人で丹波立杭焼の里(今田町)に出かけてきました。写真の通…