ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

2014-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

皆様、本年も「ゆうけいの月夜のラプソディ」をご愛顧いただきありがとうございました。来年もぼちぼちと続けていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 今年は帰省せず、自宅で親子四人で年越しすることとなりました。もう紅白歌合戦を見なくなっ…

ゴーン・ガール

傑作との噂が高い「ゴーン・ガール」をようやく観てきました。いやあ、さすがデヴィッド・フィンチャー、プロットの複雑さと演出の上手さは超一級品、そして後味の悪さも。。。今年最後の映画がこれかと(^_^;)。。。 『 2014年 アメリカ映画 配給:20世紀フ…

今年を振り返る:番外編: STAP細胞捏造論文と理研の調査委員会報告についての私見

今日で私の職場も仕事納めでしたが、急変患者が出るなど、相変わらず慌しい年末です。そんな中でも少し時間に余裕ができたので、以前から気になっていた、理研の「STAP細胞論文に関する調査結果について」を読むことができました。 年末でマスコミはこぞ…

今年最後のマスターズ練習

今日は今年最後のマスターズ練習でした。大体その週の仕事疲れが木曜日に出るもので、昨日は絶不調で久々にジムを休みました。今日もなんとなく風邪気かなとは思ったのですが「風邪は塩素消毒で治せ」という格言が学生水泳にはあるそうで(大汗、それに倣っ…

火山のふもとで / 松家仁之

前回の記事「沈むフランシス」で言及した松家仁之の鮮烈なデビュー作です。ブクレコのレビューですが、掲載させていただきます。 『 「夏の家」では、先生がいちばんの早起きだった。―物語は、1982年、およそ10年ぶりに噴火した浅間山のふもとの山荘で始まる…

沈むフランシス / 松家仁之

「火山のふもとで」という瑞々しい小説でデビューし話題を呼んだ松家仁之の二作目「沈むフランシス」です。「火山のふもとで」はてっきりレビューしていると思っていたのですが、検索しても出てこないのでどうやらブクレコだけだったようです。次記事に再録…

今年を振り返る2014(4) 書籍・展覧会編...and more

(Andreas Gursky 「Kamiokande」) はむちぃ: 皆様、いよいよ2014年の「今年を振り返る」シリーズ、今回で最後でございます。ゆうけい: 最後は書籍・コミックス、展覧会ですね、さ、さっさとやっちゃって風呂に入りましょうで、はむちぃ君!(^^)!は; …

今年を振り返る2014(3) 音楽・ライブ編

はむちぃ: 皆様、オーディオ編は大変失礼をいたしました、「今年を振り返る」第三弾、気をとりなおして参りましょう。ゆうけい: とりあえず次は音楽とライブレポートでございますな。は: これもジャンル分けするとやや寂しゅうございますが、とりあえず参…

今年を振り返る2014(2) オーディオ編

はむちぃ: 皆様こんにちは、筆頭執事のはむちぃでございます。今年を振り返る、第二弾はやせても枯れてもオーディオブログ、オーディオ編でございます。ゆうけい: やせて枯れて悪うござんしたな(--〆)は: いやいや(^_^;)、右コラムにあります「人気記事…

今年を振り返る2014(1) 映画編

はむちぃ: 皆様おひさしゅうございます。ゆうけい家筆頭執事のはむちぃでございます。今年もまた、この季節がやってまいりました。ゆうけい: 「今年を振り返る」シリーズですか~、もう忙しくてすっ飛ばそうと思ってたんだけどなあ~(-_-)は: 何をおっし…

オールタイム・ベスト 映画遺産 外国映画男優・女優100

拙ブログで何度か書いていますように、父が昔映画館を経営していたので、私にとって映画はごく自然にそこにあるものでした。そして思春期にさしかかったばかりの頃に「小さな恋のメロディ」の一大ブームが日本を席巻し、ますます映画の虜になり、自然に洋画…

おやすみなさいを言いたくて

予告編を観てこの冬一番楽しみにしていた映画「おやすみなさいを言いたくて」を観てきました。もう最初から最後まで涙、胸が締め付けられて苦しくなるほどの感動を与えてくれる、そして永遠に解けない質問をラストに観るものに突きつけて来る、素晴らしい作…

シェル・コレクター / アンソニー・ドーア著 岩本正恵訳

久々に書籍の紹介です。アンソニー・ドーアというアメリカの若手現代文学作家が20台の若さで初めて発表した8編の短編集です。 ブクレコやFacebookで紹介されていて静謐な海の物語のように思われ、興味を惹かれて買ったのですがさにあらず、これが意外な難物…

今日のマスターズ練習

今年のマスターズ練習もあと二回。昨日の筋トレの疲れが残る中、頑張って出かけてきましたが、未体験の練習が待ち受けていたのでした。 1: アップ: 100M x 2本 、Fr 2; スイム: 50M x 6本 Fr 1’15” 50M x 6本 IMーCr 1’20”…

今日のマスターズ練習

この頃ネタが少なくて二回に一回はマスターズ練習になっていてすみません。というか、ネタが無いわけではないんですが、忙しくって整理したり書いたりする暇が無くって苦労しております。 さて、写真は申し込んでおいた2015年度のマスターズカードです。…

高野聖 / 泉鏡花と高村薫と

私の尊敬する作家高村薫が現在月二回新聞に「21世紀の空海」という連載を続けておらます。今日で17回目に入りましたが、この二回は「高野聖」についての考察でした。 「聖(ひじり)」といっても古くは役小角、行基、そして若き日の空海、西行に至るまで半僧…

今日のマスターズ練習

寒くなりましたねえ、こんな寒い中出かけるのか、出かけるんですねえ(笑。予想通り帰りはホッカホカでした。 今日から新任のIコーチ、若くていかにも水泳体型、地黒だとおっしゃってましたが真っ黒に日焼けされています。こりゃハードだな、と思っていまし…

シューマン:謝肉祭(浜離宮朝日ホールライブ)他 / 田部京子

AMAZONから田部京子さんの新譜が出ると案内が来たので早速予約、先日届きました。あいにくエアコンの取替え工事中でメインシステムでは聴けないのですが、STAXで聴いて楽しんでおります。やっぱり田部さんはええわ(^。^)。 『 田部京子 (ピアノ、…

今日のマスターズ練習

月末で明日から2日間ジムが休み。というわけで、身体のイジメ納めに今日もマスターズ練習にいってまいりました。また、今日でKコーチが最後、12月から山篭り(六甲スキー場担当)されるので、最後のメニューを堪能させていただきました。あーしんど。 1…

天才スピヴェット(2D)

一風変わった名作「アメリ」を撮った監督ジャン=ピエール・ジュネの新作が「天才スピヴェット」です。彼が初めて3Dを採用したことで話題になっていますが、私はもう3Dは飽きたし目も疲れるので2Dで十分。というわけでいつものごとく、シネ・リーブルで…

今日のマスターズ練習

昔、あるコーチから言われたことがあります。 「学生時代は足が攣っても攣ったなりに泳げ、それでまた足が鍛えられる、と足が攣っても休ませてもらえませんでした。でも皆さんにはそんなことは言いませんから足が攣ったら休んでください(笑。」 妙にその言…

The Endless River / Pink Floyd

Pink Floydの最後のアルバム(おそらく)「The Endless River」のアナログ盤がやっと届きました。 随分待たされましたが開けてみて満足。アートと言っていい美しい表ジャケはアナログ盤くらいの大きさがあると見栄えしますね。 ちなみにクリエイティブ・ デ…

紙の月

10年に一度の傑作映画「八日目の蝉」の原作者角田光代。彼女の原作で又新たな傑作が生まれました。 その原作とは「紙の月」。以前拙ブログでレビューした際に触れましたが、この作品は原田知世様主演でドラマ化されNHKで放映されました。原田知世ファン…

今日のマスターズ練習

急に寒くなりましたね。家を出た途端、帰ろうかと思いました(笑。 寒い → 水が冷たい → 来る人が少ない → インタバルが短い → きつい という悪循環が頭をよぎりましたが、やっぱり予想通り(笑。男私一人、女性4人。女性でこの寒さでマスターズ練習に来られ…

小川洋子この三本

高村薫、村上春樹、ポール・オースターといった限られた範囲に偏りまくっている拙ブログの書籍レビューですが、最近ブクレコにはまっていることもあり、少しずつですがレパートリーが増えてきました。そこで今回は最近はまっている小川洋子さんの作品につい…

マスターズ練習番外編: 思い出の地で泳ぐ + 豊岡1925

昨日はそういうわけでH先生と会食していたのでマスターズ練習はパスしました。その代わり、行く前にみっちりと筋トレはしましたが(^_^;)。 というわけで先週の連休に珍しいところで泳いできたのでご紹介。 但馬地方にあるウェルストーク豊岡という施設です…

KANON @ 神戸元町

(HP写真を拝借しました) 久々のグルメリポートです。昨日大学時代から親交のあるH先生のお誘いを受けて、神戸元町の「KANON(フレンチバルカノン#frenchbarkanon)」というお店でディナーを楽しんできました。ちなみにカノンとはオーナシェフの娘さんの…

CHARLIE HADEN - JIM HALL

本年7月11日に惜しまれつつ亡くなった偉大なるジャズ・ベーシスト、チャーリー・ヘイデン。同じく昨年12月に惜しまれつつ亡くなったジャス・ギターの名手ジム・ホール。ヘイデンの追悼盤はたくさん出ていますが、これは白眉でしょう、この二人のライブでの…

福本清三さん★ふるさと凱旋上映会

(中央:福本清三さん、右:大野プロデューサー) 先日紹介した映画「太秦ライムライト」の主人公を演じた「五万回斬られた男」福本清三さんの映画中での役名は「香美山清一」でした。この香美は福本さんの出身地である兵庫県但馬地方の日本海に面する「香美…

アゴタ・クリストフの三部作

先日レビューした映画「悪童日記」でも解説しましたが、原作者はハンガリー人女性アゴタ・クリストフで、ハンガリー動乱の際オーストリアに亡命、その後スイスに定住し、辛苦の生活の末離婚、その後執筆活動に取り組み、本作の世界的成功で現代を代表する世…