ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

映画:洋画(12-)

2014年 第88回キネマ旬報ベスト10

2014年第88回キネマ旬報ベスト10が発表されました。日本映画は「そこのみにて光り輝く」が作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞と四冠を獲得しました。観た時からこれはキネ旬では上位に行くだろうなと思っていましたが、これだけ評価されるとは思いませ…

ゴーン・ガール

傑作との噂が高い「ゴーン・ガール」をようやく観てきました。いやあ、さすがデヴィッド・フィンチャー、プロットの複雑さと演出の上手さは超一級品、そして後味の悪さも。。。今年最後の映画がこれかと(^_^;)。。。 『 2014年 アメリカ映画 配給:20世紀フ…

今年を振り返る2014(1) 映画編

はむちぃ: 皆様おひさしゅうございます。ゆうけい家筆頭執事のはむちぃでございます。今年もまた、この季節がやってまいりました。ゆうけい: 「今年を振り返る」シリーズですか~、もう忙しくてすっ飛ばそうと思ってたんだけどなあ~(-_-)は: 何をおっし…

オールタイム・ベスト 映画遺産 外国映画男優・女優100

拙ブログで何度か書いていますように、父が昔映画館を経営していたので、私にとって映画はごく自然にそこにあるものでした。そして思春期にさしかかったばかりの頃に「小さな恋のメロディ」の一大ブームが日本を席巻し、ますます映画の虜になり、自然に洋画…

おやすみなさいを言いたくて

予告編を観てこの冬一番楽しみにしていた映画「おやすみなさいを言いたくて」を観てきました。もう最初から最後まで涙、胸が締め付けられて苦しくなるほどの感動を与えてくれる、そして永遠に解けない質問をラストに観るものに突きつけて来る、素晴らしい作…

天才スピヴェット(2D)

一風変わった名作「アメリ」を撮った監督ジャン=ピエール・ジュネの新作が「天才スピヴェット」です。彼が初めて3Dを採用したことで話題になっていますが、私はもう3Dは飽きたし目も疲れるので2Dで十分。というわけでいつものごとく、シネ・リーブルで…

悪童日記

トレイラーを見て気になっていた作品、「悪童日記」を観てきました。原作者であるハンガリー人女性アゴタ・クリストフはハンガリー動乱の際オーストリアに亡命、後スイスに定住しました。この時彼女は故郷と家族を失い、母国語を喪失したわけです。 ちなみに…

アルゲリッチ、私こそ音楽

衝撃のデビュー以来長らく第一線で活躍し続けるクラシック界きっての女性ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ、彼女の三女ステファニーが等身大の母を捉えたドキュメンタリー映画、「アルゲリッチ、私こそ音楽」を観てきました。 原題がステファニーの仇名「Bl…

ジャージー・ボーイズ

一年に一回はイーストウッド作品を見たい、イーストウッドにはずれなし、というわけで楽しみしていた「ジャージー・ボーイズ」を、巨大台風が近づく中、嵐の前の静けさのうちに観てきました。 今回は「実話」をもとにした「ミュージカルの映画化」なので、イ…

GODZILLA

公開された「GODZILLA」を早速観てきました。先日「ゴジラの精神史」を紹介しましたが、初代「ゴジラ」の精神は、ハリウッド2回目の挑戦に引き継がれていたのでしょうか? う~ん、アメリカ人なりの「ゴジラ」への敬意は感じられました。ただ、それが日本人…

ブログ十周年記念企画(3) 洋画「この10年この10本」+1

10周年企画第三弾は、前回に引き続き洋画で「この10年でこの10本!+1」を選んでみました。 映画レビュー: 281件 邦画: 171件 洋画: 110件 邦画の半分くらいしかレビューしていないかな、と思っていたのですが意外に多いですね。ハリー・ポッター・シリ…

チョコレートドーナツ

主演俳優アラン・カミングの歌う「I Shall Be Released」の迫力とダウン症の子供の無邪気さのギャップがありすぎるトレイラーを見て、これはただならぬ映画だろうと気になっていた「チョコレートドーナツ」が公開されたので観てきました。実話に基づいた、…

ブルージャスミン

メリル・ストリーブの後を継ぐ演技派俳優はこの人だろうと言われているのがケイト・ブランシェット。そのケイトが見事オスカーを射止めた「ブルージャスミン」が公開されたので早速シネ・リーブル神戸で観てきました。 もう何回もリーブルでトレイラーを見て…

アナと雪の女王(吹替版)

先日ご紹介した「ウォルト・ディズニーの約束」のキャッチフレーズが 「夢と魔法だけでは作れない映画がある」 でしたが、その「夢と魔法」で出来たディズニー映画の新作、アカデミー賞長編アニメーション賞と主題歌賞 をW受賞した「アナと雪の女王」を家内…

ウォルト・ディズニーの約束

「アナと雪の女王」の興行成績が絶好調のディズニー映画ですが、実は今もう一本ディズニー映画が公開されています。ディズニー映画の不朽の名作「メリー・ポピンズ」にまつわる感動の秘話を映画化した「ウォルト・ディズニーの約束」です。 本邦ではあまり話…

エヴァの告白

もう今年も早3月ですね。2日は午後から朝日会館で某講習会があったので、午前は同会館の地下にあるシネ・リーブル神戸で今年初めての洋画を見てきました。 以前トレイラーで見てとても気になっていた「エヴァの告白」です。私の好きなマリオン・コティヤール…

ゼロ・グラビティ

話題作「ゼロ・グラビティ」を観てきました。殆どの時間サンドラ・ブロック一人の演技が続くパニック・シチュエーションものですが、さすがに噂だけの事はある、手に汗握る素晴らしい出来栄えでした。 一人だけのパニック・ドラマと言えば、以前紹介した岩に…

今年を振り返る2013(1) 映画編

はむちぃ: 皆様お久しぶりでございます、はむちぃでございます。今年も残すところあとわずか、当ブログ高齢恒例の「今年を振り返る」企画の季節がやってまいりました。 ゆうけい: 私も高齢になって、小声の台詞も聞こえんし映画の字幕も見辛いしで、もうわ…

鑑定士と顔のない依頼人

映画ファンの間ではもはや伝説となっている「ニュー・シネマ・パラダイス」。その後も傑作を撮り続けいてるジュゼッペ・トルナトーレ監督と巨匠エンリオ・モリコーネがまたタッグを組んだ新作「鑑定士と顔の無い依頼人」です。既にシネ・リーブル系で公開さ…

ルノアール 陽だまりの裸婦

以前シネリーブル神戸で予告編を観て気になっていた「ルノアール 陽だまりの裸婦」を観てきました。 もちろん主人公は印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノアール (1841-1919)。彼のひ孫で、写真家としても活躍するジャック・ルノワールが執筆した画…

ゼロ・ダーク・サーティ

遅ればせながら昨日ようやく「ゼロ・ダーク・サーティ」を観てきました。戦争の快楽の怖ろしさを赤裸々に暴いて見せた傑作「ハートロッカー」を作り上げた女性監督キャスリン・ビグローと脚本のマーク・ポールが再び組んだ作品ということで絶対見逃してはい…

最強のふたり

昨年末に大変評判になっていたフランス発のコメディ「最強のふたり」を、シネリーブル神戸での公開最終日に何とか滑り込みセーフで観てきました。最終日なのでがらがらだろうと高をくくっていたのですが、小さい小屋ながら席の半分は埋まっているという盛況…

今年の映画レビューを振り返る

はむちぃ: 今年もあと二日となりました。本年も拙ブログをご覧頂きありがとうございました。ゆうけい: 例年この時期には「今年を振り返る」シリーズをまとめているのですが、ここ2年ほどブログのアクティビティの低下はいかんともしがたく、は: 去年は映…

人生の特等席

(公式HPダウンロード画像) クリント・イーストウッド作品に外れ無し、とは度々拙ブログで展開してきた私の持論ですが、最新作「人生の特等席」も前評判も上々で、昨日期待を胸に観てきました。 とはいうものの一抹の不安もありました。というのは、今回イ…

プロメテウス(3D)

はむちぃ: 皆様こん**は、今回の映画レビューは、映像美で知られる巨匠リドリー・スコット様の初3D作品「プロメテウス」でございます。ゆうけい: 「人類最大の謎、それは人類の起源」などと煽りながら、実はリドリー・スコットの代表作「エイリアン」の…

ダークナイト・ライジング

クリストファー・ノーラン監督のアメコミ「バットマン」映画化三部作の完結編「ダークナイト・ライジング」を観てきました。何しろ前作「ダークナイト」が映画ファンの度肝をぬくような傑作で、本作の前評判も上々でしたので楽しみにしておりました。約3時間…

スノーホワイト

はむちぃ: 皆様お久しぶりでございます、はむちぃでございます。今回の映画レビューは「白雪姫」を題材といたしました「スノーホワイト」でございます。ゆうけい: ハイホー、ハイホー、ほっがらっかに~♪は それはディズニーが世界に「白雪姫」のイメージ…

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9・11を題材にした映画は数多く作られていますが、その中でも出色の出来、と評判だった「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」がDVD化されました。まあ少々あざといほどに感動を強いる映画ではありましたが、トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、マ…

J・エドガー

このブログで度々ご紹介しているように、私はクリント・イーストウッド監督の熱烈なファンです。そのイーストウッド監督の最新作の題名は「J・エドガー」、1920年代から半世紀にわたってFBIに君臨し8人の大統領に仕えたジョン・エドガー・フーバー長官のこと…

アーティスト

今年の第84回アカデミー賞は奇しくもサイレント映画へのオマージュ2作品が5部門ずつを受賞する、という結果になりました。片やデジタル技術や3Dなど、最先端の映像技術の粋を尽くした「ヒューゴの不思議な発明」、そしてもう一作が対照的にあえてこの…