ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

福本清三さん★ふるさと凱旋上映会

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(中央:福本清三さん、右:大野プロデューサー)

 先日紹介した映画「太秦ライムライト」の主人公を演じた「五万回斬られた男」福本清三さんの映画中での役名は「香美山清一」でした。この香美は福本さんの出身地である兵庫県但馬地方の日本海に面する「香美町香住」にちなんでいます。

 本作品は関西でまず公開され当ブログで紹介後、全国で上映され大変好評で、現在でも各地で上映が続けられています。さらにはカナダ・モントリオールにて開催されたファンタジア映画祭にて「太秦ライムライト.」が最優秀作品賞となるシュバル・ノワールを受賞し、さらには福本清三さんが最優秀主演男優賞を受賞しました。

 そこでふるさとである香美町香住で11月3日に凱旋上映会が開かれ、福本清三さんも舞台挨拶されるとことになり、出かけてまいりました。

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 上映に先立ち、パンフレットへのサイン会があり、福本さんご本人に初めてお目にかかることができました。サインを頂いた上に握手もしていただきました。

 会場は香美町香住区中央公民館で、昼夜の部合わせて2000人近くの来場者がありました。私は夜の部に出かけたのですが、一階はほぼ満席で、演壇に登場した福本さんに盛大な拍手が起こりました。
 福本さんは謝意を述べられ、こんなスポットを浴びて「凱旋」することなど夢にも思っていなかったので大変嬉しいと挨拶されました。

 ところが福本さんはシャイで控えめなご性格ですから、女性司会者のインタビューが始まると、照れて段々と後ろに下がってしまわれ、みなの笑いを誘っていました。
 途中でこの映画を企画制作し上映にこぎつけた功労者である大野プロデューサーも登場し、福本さんもようやくリラックスされたのか、話が弾み始めました。

 カナダで賞を受けたことも「信じられなくてドッキリカメラかと思った」と笑いを誘っていましたが、ご本人にすれば本心だったのでしょう。

 さらにはアメリカへの配給が決定したとの大野Pの紹介に盛大な拍手が起こりました。

 最後に地元の日本酒「香住鶴」が贈呈されましたが、正直に「私は酒が飲めんのです」と告白されていました。まあ、それを承知で贈られたのですけどね。

 映画は二回目で、その日はかなり疲れていたので途中で寝てしまわないか心配だったのですが、やっぱり面白くて最後まで見入ってしまいました。終了すると会場から大きな拍手が贈られました。

 本当に良質な作品ですので、まだ公開されている映画館が近くにある方は是非ご覧ください。