はむちぃ: 今年もあと二日となりました。本年も拙ブログをご覧頂きありがとうございました。
ゆうけい: 例年この時期には「今年を振り返る」シリーズをまとめているのですが、ここ2年ほどブログのアクティビティの低下はいかんともしがたく、
は: 去年は映画のみ振り返りましたね。今年も映画レビュー以外まとまった数のジャンルはない状況でございます。
ゆ: でもって今年はどうか、と記事を見返してみますと、「ヒューゴの不思議な発明」の印象が圧倒的で、それ以外はどんぐりの背比べといったところでした。
は: 劇場公開中の作品を観るといっても限度がございますから、行きつけのDVDレンタルショップがなくなったのは痛かったですね。
ゆ: 全くです。見逃した作品をフォローする機会が著しく減ってしまいましたからねえ。
は: 特に今年は賞レースに絡みそうな大作を見逃しておりましたし。
ゆ: 健さんとか、小百合さんとか、ですか、まあそれに関しては触れないでおきましょう(^_^;)。個人的には西川美和の「夢売る二人」を見逃したのは痛かったなあ、と思います。
は: とは言え、ごく一部の毎年楽しみにしておられる常連様のためにも、ご主人様のモチベーション維持のためにも、やってしまいましょう。
ゆ: そうですね、今日は大雨で出かけることもままなりませんし(w。
は: 晴れてたらこの記事はなかったわけでございますか(^_^;)。とにもかくにも参りましょう。
次点: サシャ・バロン・コーエン(ヒューゴの不思議な発明)
は: 浅野忠信様は文句なしでございますね。
ゆ: 入魂の演技でしたね、感動いたしました。「ヒューゴの不思議な発明」の狂言回し的でいて、実は悲しい過去を持つ鉄道警官役のサシャ・バロン・コーエンもとても印象的でした。
最優秀助演女優賞: 該当者なし
は: おおっ、初の該当者なし、でございますか。
ゆ: 蒼井優ちゃんにしてしまえば、このブログらしくていいんでしょうけどね(苦笑。
は: そこまでの演技ではなかったということでしょうか?
ゆ: まあ正直なところそうですね。それ以外にもピンと来る人もいなかったですんよね。
次点: レオナルド・ディカプリオ(J・エドガー)
は: 格では圧倒的にディカプリオ様の方が上でございますが、
ゆ: 森山未來君の一皮も二皮も剥けた凄みさえ感じさせる演技がとても印象的でしたから、今年は彼にあげたいと思います。
は: その他にも主演男優には印象に残る方が多かった年だと思いますが?
ゆ: 「アーティスト」のジャン・デュジャルダン、「人生の特等席」のクリント・イーストウッド、「るろうに剣心」の佐藤健、「のぼうの城」の野村萬斎、「ロボジー」の五十嵐信次郎(ミッキー・カーティス)等多士済々でしたね。
は: もちろん、トム・クルーズ、織田裕二も彼我の超大物も忘れちゃいけません。
ゆ: けど、拙ブログではそういう方々にはご遠慮いただいてるんで(^_^;)。
最優秀主演女優賞: 該当者なし
次点: サンドラ・ブロック(ものすごくうるさくて、ありえないほど近い)
は: おおっ、主演女優賞まで該当者なしでございますか!?
ゆ: 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」をレビューしてればメリル・ストリーブであっさり決まってたんでしょうけどね。
は: そう言えばレビューされませんでしたね?
ゆ: 正直言ってつまらなかったですねえ、レビューする気にもなれませんでした。その点、サンドラ・ブロックが出た「ものすごくー」は映画の内容が良かったです。サンドラ・ブロックはとても好きな女優さんですが、本作では主演か助演かちょっとわかりにくいポジションだったので次点とさせていただきました。
は: 「るろうに剣心」の武井咲様は好演されていたと思いますが?
ゆ: あの程度でこのブログで表彰するわけにはいきません。
は: またまた偉そうに(ーー;)、メジャーなブログなら炎上いたしますよ。
ゆ: まあ武井咲を選ぶくらいなら、「グッモーエビアン!」の麻生久美子を推しますね。
最優秀監督賞: マーチン・スコセッシ(ヒューゴの不思議な発明)
は: マーチン・スコセッシ監督も文句なしでございますね。
ゆ: 一つの作品として抜群に優れている上に、映画への愛情に溢れていましたね。「アーティスト」も良かったですけど、オスカーの主要部門を持っていかれたのは納得がいかないですね(苦笑。
は: 園子温監督は問題作を作り続けておられますが、「ヒミズ」では東日本大震災を題材として映画に取り込まれ、物議を醸しました。
ゆ: 賛否両論あるでしょうし、個人的には納得のいくものではなかったですけど、尋常でないパワーを持ってとんがった作品を作る監督であることは否定できないですね。「希望の国」も見たかったんですけど、機会を逃してしまいました。
最優秀作品賞: ヒューゴの不思議な発明
次点: テルマエ・ロマエ
は: 「ヒューゴの不思議な発明」は予想通りでございます。
ゆ: 今年見た中では飛び抜けていました。
は: 「テルマエ・ロマエ」が次点と言うのは意外でございます。
ゆ: 「踊るー」や「海猿」といったシリーズものではないにもかかわらず、話題性と思いがけない興行収入で今年前半の邦画界を引っ張りましたからね。評価してしかるべきでしょう。
最優秀新人賞: 能年玲奈(「カラスの親指」「グッモ-・エビアン」)
は: 新人賞は能年玲奈様でございます。
ゆ: 面白い子が出てきましたね、これからが楽しみです。
最優秀アニメ賞: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
は: 第四四半期の話題を独占し、アニメの枠におさまらない社会現象にまでなった感がございますね。
ゆ: いつも物議を醸す庵野秀明ですが、今回も賛否両論渦巻いておりました。それであれだけの興行収入を上げるんですから、やはり別格的なシリーズですね。
功労賞: 「踊る大捜査線」シリーズ
は: 今回の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で終了という前提の下での功労賞でございます。
ゆ: TVの人気ドラマの映画化にメディア・ミックス、スピン・アウトものといった新たな手法を導入してその後のTVドラマの映画化に多大な影響を与えましたね。終了の仕方はいささかトホホでしたが、お疲れ様でした。
は: ということで何とかこれで本年の表彰終了でございます。皆様お付き合いありがとうございました。なお、対象作品は下記の通りでございます。左のアルファベットは評価でございまして、
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)
でございます。
洋画:
A | |
A | |
B | |
J.エドガー |
B |
アーティスト |
B |
C | |
100000年後の安全 |
C |
ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル |
C |
プロメテウス(3D) |
D |
D | |
TIME |
D |
人生の特等席 |
D |
B | |
B | |
B | |
B | |
B | |
C | |
綱引いちゃった! |
C |
C | |
C | |
C | |
C | |
ももへの手紙 |
C |
一枚のハガキ |
C |
麒麟の翼 |
C |
C | |
ロボジー |
C |
D | |
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 |
D |
D | |
D | |
しあわせのパン |
D |
E | |
たまたま |
評価不能 |