ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

丹波焼の里 春ものがたり

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丹波 陶の郷と山若葉)

 今日から5月、「First of May」です。ビージーズの名曲の題名でもあるわけですが、邦題は「若葉の頃」、本当に上手い題名ですね。というわけで、First of Mayに家内と二人で丹波立杭焼の里(今田町に出かけてきました。写真の通り、まさに「若葉の頃」で天気も快晴、気持ちの良い日でした。

 実は今ここ今田(こんだ)町では「丹波焼の里 春ものがたり 2016」が催されています。本格的なオープン工房などの催しは連休の3~5日なのですが、天気が悪そうなので今日にしました。まだ観光客の数も少なく、あちこちの工房をゆったりと回ることができました。

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 お昼過ぎに今田町に着いたので、まずはパンカフェ「ルーン」で昼食。その日焼きあがった数種の窯焼きのパンのセットメニューをバター、オリーブオイル、ベリージャムでいただきましたが、どれも美味しかったです。

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(木立の奥が陶芸美術館)

 そしてパンフレットを頼りに、陶の郷兵庫陶芸美術館へ。そして、その近くの涼しげな川辺に車を止めて、あちこちの窯元のギャラリーを見て回りました。

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 そんな中でも「丹窓窯」というところでリーチ先生風のスリップウェアが目につきました。中に入ってみると、やはりスリップウェアが多くありました。そして奥に見える写真にはバーナード・リーチ柳宗悦河井勘次郎といった、原田マハさんの「リーチ先生」の登場人物の写真があるではありませんか。

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(左端:柳宗悦、横:バーナード・リーチ、右端:河井寛次郎

 この窯元の女主人さんのお話では、亡くなられた先先代市野丹窓さんがリーチ先生と民藝運動で関係が深く、亡きご主人もセントアイブスで4年間修業され、逆にリーチ先生の奥さんのジャネット・リーさんはこの窯で2年間修業されたそうです。

 原田マハさんもつい先日陶芸美術館で講演され、この窯元にも来られたそうです。

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 素敵な色の皿を一枚買わせていただきました。

 イベントには参加できず残念ではありましたが、良い天気の日にのんびりと窯回りができてよかったです。