ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

コンスタンティン

ゆ: はむさぃ君、今年初めての映画レビューをおっぱじめましょうでヽ(^o^)丿
は: はむちぃでございます、ご主人様(-_-;)。それにしても「コンスタンティン」とは年初からいきなりダークな映画をーー、何故に?
ゆ: 昨日レンタル屋さんを覗いたら、昨年のベスト20というコーナーがあってね、見てないうちの一本がこれだったのだ、はっはっは。
は: そ、そんな単純な理由でございますか(歎息

コンスタンティン
コンスタンティン

  アメコミ「ヘルブレイザー」を原作に、キアヌ・リーブスが、『マトリックス』に続いて救世主的なヒーローを演じる、ホラーテイストのアクション。この世に は、悪魔や天使が宿った人間が生息しており、私立探偵のジョン・コンスタンティンは、彼らを見分けることができる。死後、自分が地獄へ送られる運命にある と知った彼は、悪魔を倒すことで、天国に行こうと目論むのだった。そんなジョンのもとに、双子の姉妹を亡くした刑事アンジェラが現れ…。AMAZON解説より)

ゆ: いきなりロンギヌスの鎗ゴルゴダの丘でキリストを突き刺した鎗で、キリストの血が付着している)が出てきたときはエヴァかと思いましたな。
は: またそんなマイナーなガイナックスネタを、トホホ。でも確かに両方ともアニメとコミックスと言う共通点はございますね。
ゆ: キリスト教関係でネタにしやすいんだろうね。しかしなんでメキシコからこの鎗が出てくるんだ?舞台であるLAに一番近い国というので安易に選んだとしか思えませんな(苦笑。
は: まあ、こう申してはなんですが、原作はアメコミでございますから。それにしても、キリスト教国のアメリカでよくもまあこんな漫画を作れたものでございますね。
ゆ: キリスト教信者の少ない日本ではあまり問題にならなかったのだろうけれど、敬虔なクリスチャンの方なら卒倒するようなネタが続出しますからね。どういうわけか

イスラム国のブルネイで上映禁止

になったらしいけど。
は: 特に最後で黒幕が判るところなどは、敬虔なカソリック信者の方なら卒倒されるやもしれません。
ゆ: あれは黒幕と言うより白幕かな。
は: ご主人様、ネタバレはいけません(;一_一)。

は: 俳優ではキアヌ・リーブスが、「マトリックス」シリーズの主人公ネオ役のあとに選んだというだけあって、かなり入れ込んで熱のこもった演技を見せております。
ゆ: マトリックスとは、CGを駆使したダークな映像世界と言うところで共通するものがあるので、余計そう思うのかもしれませんが、こういうタイプの映画のはまり役になってきたな、と思います。今回は肺癌で余命一年という不健康な設定も良くマッチしておりました。SFでなくてこういう不健康な主人公をやらせたらどうなるかな、という期待も抱かせましたね。
は: ヒロインの双子姉妹を演じるレイチェル・ワイズはいかがでございましたでしょうか?
ゆ: う~ん、可もなく不可もなくでしょうか。それよりも天使ガブリエルをやったティルダ・スウィントンという女優さんの方が出番は少ないのに圧倒的な存在感がありました。

は: さて、映像の方はいかがでございましたでしょうか?
ゆ: CGは丁寧に作られているし、地獄の映像は結構斬新だったと思います。でも、低級悪魔連中のグロテスクな描き方と言うのは正直なところ飽きてきたし辟易してしまいます。むしろ最後に大悪魔サタンが白いスーツ姿で登場するあたりの方が楽しめました。
は: 私メも虫の大群は気持ちわるうございました。ご主人様はが出てきたところで笑っておられましたがーー。
ゆ: 笑った笑った(^o^)、worm系は気持ち悪いけど、蟹はそれに比べるとかわいいもんなあ。それにしてもガソリンスタンドから蟹が出てくるか(苦笑。あれは私が思うのには

蟹 → cancer(英語)、Krebs(独語) → 癌

のしゃれではないかと思うんだな。主人公が肺癌の診断を受けたあとに出てくるからね。
は: あ、なるほど。

は: エンドロールのあとにおまけ映像がございますね。
ゆ: あそこまで辛抱して映画館で観続けた人がいるのかなあ。前田有一氏なんかは重要視してたけど、別にどうでも良いんじゃない?と思いました。最後の最後に来て「自己犠牲」とか、この映像とか、説教臭くなるのはどうかなあ、と思いました。神様、この不信心ものを許して下さいませ
は: 懺悔が出ましたところでお開きにてございますm(__)m