ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Upojenie / Anna Maria Jopek & Friends with Pat Metheny

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Upojenie

 ポーランドの歌姫アンナ・マリア・ヨペクの2003年のアルバムで、パット・メセニーがプロデュースしています。リンク先はメセニーの名義で高音質で有名なNonesuchレーベルから出ているUS盤ですが、私が聴いているのは実は帰省しておられたオラシオさんに頂いた正真正銘のポーランド盤です、思いがけない嬉しいプレゼントでした、ありがとうございます。

 オラシオさんもおっしゃってましたが、本当にメセニーはどこにでも顔を出す人ですね~。AMAZONのリンク先のレビューにもありますが、メセニーのカバー曲が数多く収録されております。始めのうち気がつかなくて「Still Life」「Offlamp」の頃のシンセギターに似てるなあと思っていたら. So May It Secretly Begin、Are You Going  With Me?なんかもしっかりカバーされていたのでした。

 残念ながら私はポーランド語は分かりませんが独特の浮遊感と妖艶さを感じるボーカルで気持ち良くメセニーの音楽世界を東欧色に塗り替えています。また、アルバムタイトルの「Upojenie」はアンナのオリジナルですが、ボーカル、サックスとメセニーのアコギ、シンセギターがとてもマッチしていて素晴らしいです。ちなみに「Upojenie」は虜と言う意味だそうで、まさに虜になりそうな雰囲気です。

 サポートする「Friends」もオラシオさんの折り紙付きの凄腕ポーランド・ミュージシャンばかりで、なんとあの超絶技巧ピアニストLeszek Mozdzerも参加してます。メセニーの「Travels」に入っていた「Farmer's Trust」のカバー「By On Bye Tu」なんか最高ですね。

 ヨペクのリンク先の公式HPで試聴もできますのでヨーロッパ・ジャズファンもメセニーファンも是非ご一聴を。