ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Rachael Yamagata@NAGOYA Blue Note

Rachaelyamagata090213
 昨年4年振りに待望の新作を発表したレイチェル・ヤマガタが早速来日してくれました!!!今回はブルーノートの招聘だったようで、大阪ブルーノートが無くなったため、私としては名古屋ブルーノートに出かけるしかありません。と言うわけで急遽ジモティのどるさんもお誘いしての名古屋遠征でライブを堪能して参りました。

Place: Nagoya Blue Note, Nagoya、Japan
Time: Feb 13th. 2009, 1st set; 18:30-

Rachael Yamagata(vo)

with special guest
Kevin Devine(vo,g)

Michael Chavez(g)
Oliver Klaus(cello)
Daniel Carlisle(b)
Christopher Giraldi(ds)

Setlist

Opening Act by Kevin Devine ( 5 tunes )

1: Letter Read (p)
2: Be Be Your Love (p)
3: What If I Leave? (g)
4: Faster (g)
5: Worn Me Down (g)
6: Elephants (p)
7: Elephants Instrumental (p)
8: Over And Over (p)
9: Sunday Afternoon (g)
EC
10: Reason Why (p)

 定刻になり、Kevin Devineが登場、アコギ一本で5曲歌いました。ニック・ドレイクに似たエモーショナルな歌唱を聞かせる人でなかなか良かったですが、5曲は歌いすぎ(笑。

 そしていよいよバンドのメンバーとともにレイチェルが登場。写真で見ていて若干危惧していた通り、4年前より大分恰幅が良くなっておられました(苦笑。白と黒の縞のワンピースが良く似合ってましたが、ハイヒールのかかとが細くて大丈夫か心配でした、時々転びそうになってたし(^_^;)。

 でも大丈夫。そんな事より4年前私を完全にノックアウトした歌唱は健在でした。ブルーノートと言う上品な場所柄もあってか、或いは4年間の成長の証なのか、奥歯を噛締めて唸るような、あるいは声を振り絞って唾が飛ぶような荒々しい歌い方は少し影を潜め、その代わりに声量が増して、歌い回しで感情を表現できるようになっていましたね。私としては人の心を鷲掴みにするような4年前の歌い方も忘れられませんが。

 そう言えば今回はさすがにタバコすぱすぱはありませんでした(笑。MCも時間の制約からか少なかったです。名古屋名物「テバサキ」を教えて貰ってたくらいでしたね。

 セットリストは、大体ファンの想像どおり、期待通りで、「Happenstance」から4曲、「Elephants」から6曲でした。前回ハードなナンバー「Letter Read」から始まったので今回も一曲目は「Elephants」では無いだろうと思ってましたが、予想どおりでした。
 どの曲も素晴らしかったですが、前回アルバムには入っていないにもかかわらず本チャンの最後に持ってきた「Sunday Afternoon」を今回もやはり最後に持ってきました。アレンジが深まったこともありますが、前回にもまして凄みのある演奏でした。
 そしてアンコールはやっぱり「Reason Why」です。これだけは譲れないのでしょうね。
 あと、インストナンバーの後に自然な流れで持ってきた「Over And Over」が、個人的に好きな曲のでとても嬉しかったです。

 演奏陣も前回より凄腕を連れてきていました。特にギターのMichael Chavezはテクニックが申し分無い上に、イフェクタの使い分けによりアルバムの雰囲気を見事にステージ上に再現していました。最初に音合わせしながら「彼もドイツ系よね」とレイチェルが笑いながら紹介していたドラムのChristopher Giraldiもシンバルワークが上手く、特にバラードナンバーでは曲の終わりを見事に締めていました。

 そしてチェロに今回はOliver Klausを連れてきていたので「Moments With Oliver」を期待したのですが、残念ながらありませんでした。でもとても良いアクセントを曲につけていて彼の存在感は抜群でした。

 ブルーノートの時間の制約上10曲と言うのはある程度仕方無いのでしょうけれど、お値段を考えると後2曲くらいは聴きたかったですね。でもステージ終了後サイン会があったのはブルーノートとしては異例でとっても嬉しかったです。前回も一言二言喋って握手をして貰いましたが、今回はもう少し会話が出来て嬉しかったです。

Welcome back to Japan, Rachael, I'm very glad to see you again!

と語りかけたらとても喜んでくれて「ワオ、前も聴きに来てくれたのね!」と答えてくれました。

「4年前は骨折してて大変だったね、もう大丈夫?」

と聞いたら大笑いして

「そうそうここ(左前腕)だったわ、もうすっかり大丈夫よ」

と返してくれました。調子に乗って

「今度の新作はとてつもなく素晴らしいよ、US盤、日本盤、アナログの3種類買っちゃった~」って言ったら目を丸くして驚いてました(笑。と言うわけでTシャツのサインは宝物です。

 4年前と同じくとても気さくにみんなと話してましたから、東京BNへ行かれる方もお楽しみに。そうそう、まだ手に入れてなかった「Loose Ends EP」も売ってました。まだお持ちで無い方はこれもお楽しみに。

 というわけで13日の金曜日は私にとってはとても楽しい、思い出深い日となりました。クラッシック・ファンにもかかわらずお付き合いいただいたどるさんに感謝します。幸い初めてのブルーノートをとても楽しんでいただけたようで嬉しかったです。

お気に召せばポチッとお願いしいますm(__)m

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村