ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

アンカー展@京都

Kamiwoamushoujo
はむちぃ: みなさん、こん**は、そして岩手・宮城内陸地震に被災された方々にはゆうけい共々心よりお見舞い申し上げます。
 さて、今日は久しぶりにそのゆうけいはお休みでございまして、久々の奥様対談でございます。奥様、よろしくお願いいたします、先日はお友達と京都へ美術館巡りにお出かけなさったそうでございますね。
奥様: 私も地震被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます、でね、そうそう、JR KYOTO ISETANの「アンカー展」と京都国立近代美術館の「ルノアール+ルノアール展」をハシゴしてきたわけよ。

は: それはお疲れ様でございました。
奥: 旦那とちごうて私はそんなに疲れないけどね。はむちぃ、あんたも寝室で保護色なんてしょ~もないことしとらんと、こういうところへ行って勉強しなさっい~!
は: 奥様、さすがに私メの足では京都までは(^_^;)、、、
奥: そやね~、あんたのチミコイ足では10年かかるわ、しゃーない、私の持って帰ったパンフやポストカードなんかで勉強して頂戴!
は: へへ~、有難うございます、って「アンカー展」ばかりでございますね。
奥: いえ~す、ダッツライト、圧倒的にアンカー展が良かったのよ、内容的にも展示数もルノアールを圧倒してたわ、一応言うとくけどアンカー言うても関西TVのヤマヒロさんの出てるニュース番組とちゃうよ!
は: お、奥様、そのネタは関西以外の方には、、、(大汗
奥: あっ、そやったね、このブログも一応全国区らしいわね。皆さん、ヤマヒロさんと言うのは関西では人気のアナウンサーでしてね、昔自分の番組のラストでカツラをカミングアウトした事で有名なんですよ(^。^)。
は: 奥様、説明の方向が間違っております(オロオロ(*_*;)
奥: あっ、そうやね、はむちぃ、あんたと話してるとやっぱり調子が狂うわ。とりあえずあんたレビューでは説明係りなんでしょ、そのパンフレット見てアンカーさんの説明して頂戴!
は: ひえ~、調子が狂うと申されましても本日は殆どしゃべってない気がするんですが、では私メが説明させていただきます。

『 アルベール・アンカー(1831‐1910年)は、スイス中央部のインス村(ドイツ語名/フランス語ではアネ)出身の写実主義の画家で、スイスでは19世紀当時から大変な人気を博しました。日本ではあまり知られていませんが、国民的画家として本国の人々に親しまれ、その作品はスイス国内の多くの美術館などに所蔵されています。そして没後100年近く経つ現代においても、その人気は衰えることがありません。
 アンカーは制作活動のために秋から春までパリに暮らし、夏だけ故郷に滞在する生活を30年間送りましたが、一貫して描き続けたのは、パリではなく生まれ育った故郷の村の情景でした。村の子供や老人などの日々の生活を題材に、様々な世代が幸せに暮らす姿を描き、とりわけ『アルプスの少女ハイジ』を思わせる少女像は、アンカーの代名詞となっています。スイスの人々の心を捉えて離さない細密で穏やかな色調で描かれた情景の数々は、私たち日本人が見てもどこか懐かしく、ぬくもりを感じさせます。
 本展はベルン美術館の協力により、油彩、水彩、デッサン等、約100点を展覧し、その画業を日本で初めて本格的に紹介する回顧展です。(パンフレットより)』

奥: ご苦労さん、その通りでね、素朴で且つ緻密な少女像と老人像が殆どなんやけど、それがどれも素晴らしいのよ、普通の展覧会は見るべき目玉作品って10作に2,3作がいいとこでしょ、それが捨て絵無しで100点あったわけよ、あれは払ったお金だけの値打ちあったわ。
は: アンカー様はスイスでは国民画家として尊敬されておられるそうですが、日本では殆ど無名でございますね、それを奥様よく御存知でございましたね。
奥: そんなん知ってるわけ無いやないの、あの「ムダ知識の宝庫」の旦那でさえ知らんかったんやから、勘よ勘、新聞の宣伝で「髪を編む少女」をみてピンときたわけよ。
は: 冒頭写真の絵でございますね、とても可愛い上に凄く緻密な描写でございます。奥様はフェルメールと言い、このアンカーと言い、

「緻密な写実主義的少女像」

がお好みでございますね。
奥: そうっ!、はむちぃ、あんたも10年にいっぺん位はエエ事言うやないの、そうなんよね~、解説を見たら実はこの「髪を編む少女」もアンカーさんがフェルメールに影響を受けて描いたらしいわ、やっぱり私の勘は大したもんやね!

は: へへ~、その通りでございます。で、ネームバリューだけで観にいったルノアールルノアールはイマイチだったわけでございますね。
奥: もうアンカー展で感激しまくったから、そっちはイマイチの印象しかないんよ、逆の順番で行くべきやったわ~、友達もそう言うてたしね。おまけにロイヤルコペンハーゲンルノアールの陶板画なんて幾らやと思う!?
は: さ、さあはむちぃメ想像もつきませんが(^_^;)
奥: 三十ウン万円よ、誰が買いますかっちゅ~の、と思ったら売約済の花がいくつも飾ってあってしらけてしもたわ。というわけでこれ見て京都へ行ってみよ、と思われた方は是非アンカー展は最後のお楽しみに取っといてくださいね(^^)v

 ってはむちぃ、これはあんたが閉めでいう役やないの、ちゃんと仕事しなっさ~い!
は: へへ~、やっぱり煽られっぱなしのレビューでございました、奥様有難うございました。皆様も京都駅と言うアクセスの良い場所にございますので是非どうぞ。