ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

今年を振り返る2008(3) 書籍・絵画編

Tehanutherru
(映画「ゲド戦記」よりコラージュ)
はむちぃ: さて皆様いきなりテルー様に睨みつけられ、申し訳ございません、「振り返る」シリーズ今回は「書籍・絵画」編でございます。
ゆうけい: 最強竜カレシンの娘、さすがの眼力ですな(^_^;)。
は: まあそれは後にいたしまして、先ずは本年の記事をピックアップしてまいりましょう。

一般洋書・和書
時の絆/ 日下唯
幻影の書 / ポール・オースター柴田元幸訳)
MURAKAMI / 清水良典
Travels in the Scriptorium / Paul Auster
ゲド戦記:まとめ
ゲド戦記(1)(2)(3)(4)
ゲド戦記の世界観  書籍・雑誌
ゲド戦記四部作 /Ursula Le Guin
ティファニーで朝食を / 村上春樹
カラヤンフルトヴェングラー / 中川右介
生物と無生物のあいだ/福岡伸一
モスラの精神史/小野俊太郎

は: 一般書籍に関しましては、去年はローリング女史(ハリポタ最終巻「Harry Potter and The Deathly Hallows」)とトルーマン・カポーティ(「冷血」「ティファニーで朝食を」)にこだわった展開でございました。
ゆ: カポーティにはこだわりましたねえ、それにしても「ティファニーで朝食を」のレビューの最後に

「いい加減新訳が出て欲しい、それも村上春樹さんあたりに書いて欲しい」

と書いたら本当に村上春樹版が出たのにはびっくりしました。
は: 瓢箪から駒みたいな感じで早速記事にされてましたね。訳書と言えば村上様の盟友、柴田元幸様がついに「幻影の書」を上梓されました。
ゆ: 私がポール・オースターの作品中最高の作品と考えている「The Book of Illusions」の訳ですからね、本当に嬉しかったです。そう言う意味では今年は訳書に恵まれましたね。ハリポタ最終巻日本版はもう家族が興味をなくしてしまってるので買ってませんが(笑。

は: とは言え、今年前半のハイライトは何と申しましてもル=グイン女史の「Earthsea Quartet(ゲド戦記)」でございました。
ゆ: 何故にジブリ映画「ゲド戦記」は失敗したのか、を検証する過程で原著を読み直したのですが、まあペーパーバックで700Pあるわ、記事は6回に渡るわで、収拾がつかなくなってしまいました(涙。
は: 最終回のまとめだけで良かったんじゃないの、という雰囲気をありありとはむちぃメ感じました(^_^;)。
ゆ: まあ、このシリーズだけに関して言えば、読む人のことより自分自身が納得したいが為に書いたところはありますね。
は: おつき合いくださった方には本当にありがとうございました。
ゆ: まあ、お礼代わりと言ってはなんですが、冒頭にテルーの絵をコラージュしたわけですが、

全部読んでいただいた方のみキャプションの意味が理解できる

ようにできております(笑。
は: わざわざレイヤーまで使ってフォトショするんですから(ーー;)。

Oishi
コミックス

のだめカンタービレ #21
PLUTO 6 / 浦沢直樹
美味しんぼ (102) 究極と至高の行方
のだめカンタービレ#20
もやしもんVol.6

雑誌等
レコードコレクターズ増刊 ビートルズ名曲ベスト100
「あなたが選ぶビートルズ名曲ベスト100」
「物語の力」 / 村上春樹インタビュー

は: コミックスに関しては今年ものだめともやしもん浦沢直樹様に終始しましたね。
ゆ: その中で、ついに「美味しんぼ」が終了したことが今年の最大事件でございました。一つの時代が終わる時~♪
は: それは吉田拓郎様の歌でございます(--〆)。
ゆ: 拓郎、早く元気になってくれよ~(ToT)/
は: はいはいすぐ脱線するんですから、まあ何はともあれ、雁屋哲様、花咲アキラ様ご苦労様でございました。さて、来年の展望はいかがでございましょう?
ゆ: 先ずはアトムの復活でしょうね。それとのだめが一段落する気がしますけどね。

Corotmandoline
( コロー:マンドリンを手に夢想する女 )
美術展
コロー展@神戸市立博物館
佐伯祐三展再び@大阪市立美術館
シャガール展@兵庫県立美術館
フェルメール展@東京都立美術館
「冒険王」横尾忠則展@兵庫県立美術館
アンカー展@京都
南画って何だ?!展@兵庫県立美術館
藤城清治の世界展@松山
安彦良和原画展・観音屋@神戸元町
ムンク展@兵庫県立美術館

は: 美術展は結構まめに行かれましたね。
ゆ: 県立美術館は拙宅から行きやすいですからね、助かります。
は: で、今年印象に残った展覧会は?
ゆ: う~んやっぱり佐伯祐三かなあ、2回目だけど改めて魅了されてしまいました。
は: 余程お好きなんですね。
ゆ: という事になりますかね(^_^;)。
は: そう言えばこの中ではアンカー展には行かれてませんね。
ゆ: 家内からの依頼原稿でございます。でも複製画で日々鑑賞しております(笑。
は: 来年は何かご予定はございますか?
ゆ: モネの「日の出」が名古屋に来るらしいんだよね~、学生時代に見たきりだから、久しぶりに見たいんだけど、場所が中~途半端やな~(古。

は: と言うわけでございまして、最後に一言お願いいたします。
ゆ: 来年当たりはそろそろ村上春樹高村薫の新刊を読みたいです。