ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

今年を振り返る(3) 書籍、展覧会編

Lempicka
はむちぃ: 皆様こん**は、今年を振り返るシリーズ第三回は一番地味~な書籍、展覧会編でございます。
ゆうけい: これこれはむちぃ君、身も蓋も無いことはイワンで余暇でごわす、だんだん。
は: ご主人様、書籍編だというのに漢字が無茶苦茶な上に方言が入り混じっております(-_-;)。
ゆ: 坂の上の雲にもいよいよ暗雲が漂ってまいりましたからな(暗。では早速今年の書籍レビューをリストアップしてくれんかなもし。

ノルウェイの森 / 村上春樹
しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか / 辺見庸
雷桜 / 宇江佐真理
マンチュリアン・レポート / 浅田次郎
ラクル・ナイト / ポール・オースター柴田元幸訳)
The Road / Cormac McCarthy
生物多様性とは何か / 井田徹治
その日の天使 / 中島らも
夢十夜 / 夏目漱石
Invisible / Paul Auster
1Q84 BOOK3 / 村上春樹
ほったいもいじるな / 根本陽一
高村薫・藤原健 作家と新聞記者の対話
坂の上の雲」と日本人 / 関川夏央

は: 話の流れで坂の上の雲関係で参りますと関川夏央様のご著書「坂の上の雲と日本人」がございますが、これはNHKドラマ「坂の上の雲 第一部」が終了した頃に書かれたものでございます。
ゆ: 第二部が今放映中ですし、来年も続きますし、今でも十分参考になると思いますから、是非お読みいただきたいですね。

は: その他にも今年は常連の村上春樹様、ポール・オースター様はもとよりほったもいいじるなのnemota様、映画から興味を示されたコーマック・マッカーシー様等々、ヴァラエティに富んでおりました。
ゆ: nemotaさんのご著書も大人気だったようで御同慶の至りです。夢の印税生活の第一歩ですね(^^♪。

は: 敢えて申しますといずれも単発的で、以前のカポーティオースター高村薫様のように、今年はこれにこだわって読み込みました、というところは無かったように思います。
ゆ: おっしゃるとおりですが、まあそんなに毎年疲れることはできん、というのもありますし(笑。その代わりといっては何ですが、残された人生の時間というものを考えて今年からチョコチョコと海外古典文学をおさらいしております。
は: ほう、で、今年はどのような?
ゆ: ゲーテトーマス・マンカフカなどドイツ文学を中心に読んでおりました。先日レビューした村上春樹の「ノルウェイの森」の主人公ワタナベがトーマス・マンの「魔の山」を読んでいたので丁度よかったですな。
ゆ: 療養所のレイコ先生に「何でこんなとこにそんな本持ってくるのよ」と怒られてましたね。
ゆ: ごもっともだと思いました(笑。で、映画ではカットされて残念でした。
は: 来年のご予定はお決まりですか?
ゆ: まあ今からがちがちに決めちゃっては精神的負担になりますので、ぼちぼち考えます。辺見庸が「しのびよる破局」の中でカミュの「ペスト」にこだわってましたから、これを読み返そうかとは思ってます。

は: では展覧会編に参りましょう。今年は下記の五つでございました。

林静一展@明石市立文化博物館
麗子登場!名画百年・美の競演展@兵庫県立美術館
レンピッカ展@兵庫県立美術館
ピカソ-円熟期の版画展-@明石市立文化博物館
ルノアール展@NMAO

ゆ: ちょっと少なかったですね。その中でもレンピッカ展は鮮やかな印象を残しました。
は: あとは明石市立博物館が2回ございますね。
ゆ: バイト先から近いし、割りとゆったりと見て回れるので、いいところを見つけたな、と思いますね。また企画モノがあればいってみたいと思います。
は: 逆に言うと京都や名古屋、東京といった遠方へはなかなか出かけていけませんね。
ゆ: 来年はフェルメールの地理学者が来るらしいんじゃが名古屋どまりみたいじゃ、ああ辛いのう。
は: とやや情けない終わり方ではございますが、第三部終了でございます。次回は最終回オーディオ編でございます。
ゆ: これまたネタが少ない気が(大汗。