はむちぃ: さて皆様、当ブログの「今年を振り返る」企画、最後は「書籍・美術展」編でございます。
ゆうけい: 最後はマジメに参りませう。ところで、はむちぃ君、何ゆえに今回だけ2012-2013なのかね?
は: ずばり、今年の記事だけでは
「少なすぎて振り返れません」
故に(-.-)。
ゆ: た、たしかに(^_^;)。去年はしておりません故、皆様大目に見てくださいませ。
は: では一般書籍から参りましょう。
一般書籍
2013
利休にたずねよ/山本兼一
ジヴェルニーの食卓 / 原田マハ
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 / 村上春樹
2012
冷血 / 高村薫(上)(下)
ペンギン・ハイウェイ / 森見登美彦
ルパン、最後の恋 / モーリス・ルブラン(平岡敬訳)
清須会議 / 三谷幸喜
カラマーゾフの妹 / 高野史緒
メタボ氏のための体重方程式 / 乾哲也
楽園のカンヴァス/ 原田マハ
以上でございますが、やはり高村薫、村上春樹の当ブログ両巨頭にアクセスが集中いたしました。
ゆ: 悩みに悩みぬいて推敲を繰り返した「冷血」のレビューを多くの皆様に読んでいただいたことは、ブロガー冥利に尽きます。
は: 未だにアクセス・ランキング上位の常連でございますね。
ゆ: 村上春樹と違ってそれほど多くの方がレビューされていないからだとは思いますが、彼女の新作レビューには毎回多くの反響があり、書いていて手応えを感じる数少ない小説家です。勿論読み応えもあり過ぎるほどありますが(苦笑。
は: 本当に高村薫女史は我国の誇りでございます。勿論毎年ノーベル賞候補となる村上春樹様もそうですが。
ゆ: 今や売り上げの2/3が海外だそうですからね。ただ、個人的には「海辺のカフカ」を最後のピークとして緩やかに下降線を辿っている気がしています。それと反比例して新刊発行の度にマスコミが大騒ぎするのには違和感を感じざるをえません。
は: 本年の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」はいかがでございました?
ゆ: レビューにも書いたように今一つ完成度が低い、手癖で書いた感が否めない出来栄えでしたねえ。それでも凡百の小説よりは面白いですけれども。
は: 新たな当ブログの常連作家として、原田マハ様が「楽園のカンヴァス」「ジヴェルニーの食卓」で登場されました。
ゆ: キュレーターの資格を持っておられ、美術関係で小説を書ける方が出てきて嬉しいです。
は: その他で印象に残る作品はございますか?
ゆ: 森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」は後味のよさと清冽さで心地よいジュブナイルSFだったですね。
は: そう言えばこの2年間は洋書がございませんね?
ゆ: 今ポール・オースターの「Winter Journal」を読んでいるんですが、本年中のレビューに間に合いませんでした。内容も殆ど自伝ぽくって正直なところ7割くらい読み進んでも一向に盛り上がって来ないんですよね~。
は: そのほかには何かございますか?
ゆ: まずは世の中全体の流れとして、電子書籍にシフトしつつあること。
は: ご主人様も「Kindle Paperwhite」をついに購入されました。
ゆ: 買ってみると凄く使い勝手が良くって画面も目に優しいし、良いんですよね。もちろんKindle化されていない書籍も多いので万能ではないのですが、おそらくこの流れは止められないでしょうね。
は: 全国の書店が協力して自前の電子書籍販売も計画しておられるようですが?
ゆ: わざわざ書店へ出向いて電子書籍のカードを買って家に帰ってDLするなんて、なんかずれた発想ですねえ。
は: その名も
「ジャパゾン」(^_^;)
ゆ: もうはじめからアマゾンの敵じゃないですね。あとは、自分のレビュー自体もSNS的な「ブクレコ」にシフトしつつありますね。
は: まだお初めになって1年半くらいですが、122冊登録されて24冊レビューされてますね、はむちぃメの出番が減ったわけでございます。この中で印象に残る作品はございますか?
ゆ: まあ印象に残るものはこちらでも必ずレビューしているわけですが、していないものの中では
「悼む人 / 天道荒太」
の二作が特に印象に残っていますね。こちらでもレビューしたかったのですが、多忙にかまけて時機を逸してしまいました。皆様是非お読みください。
は: では書籍が思いのほか長くなってきたので次のコミックスに参りましょう。
コミックス
2013
Billy Bat 13 / 浦沢直樹
聖☆おにいさん 9 / 中村光
Billy Bat 12 / 浦沢直樹
もやしもん12 / 石川雅之
Billy Bat 11 / 浦沢直樹
2012
聖☆おにいさん(8)
Billy Bat 9&10
もやしもん (11)
Billy Bat 8 / 浦沢直樹
見事「ビリー・バット」「もやしもん」「聖☆おにいさん」の繰り返しで2年経ってしまいました。
ゆ: 「のだめ」や「PLUTO」が懐かしいのう(゜o゜)(遠い目)
は: 何か新ネタはございませんのでしょうか?
ゆ: 「黒子のバスケ」とか「進撃のなんとか」とか?
は: これこれ、きわどいネタはご法度でございます。
ゆ: でも今更新ネタと言ってもねえ。そうそう、これが再開したよ!
は: ギップリャー!
ゆ: キタキタ~(笑
は: キタキタ親父は未登場でございます(苦笑。ではこのネタはさらっと流して先を急ぎましょう。
ゆ: へ~い(^。^)
は: 最後は美術展編でございます。
美術展
2013
プーシキン美術館展@神戸市立博物館
貴婦人と一角獣展@国立国際美術館
超・大河原邦男展@兵庫県立美術館
2012
ピサロと印象派展@兵庫県立美術館
マリー・ローランサンとその時代-巴里に魅せられた画家たち@小磯記念美術館
キース・へリング展@伊丹市立美術館
ゆ: 明らかにペースが落ちておりますのう。その中でも先日行った「プーシキン美術館展」はなかなか充実しておりました。
は: キース・へリング展も気に入っておられましたね。
ゆ: キース・へリングは大好きですし、ああいう小さい美術館でこのような先進的な催しをやっていただけるのも嬉しかったですね。
は: 以上この2年間の書籍・コミックス・美術館展を振り返らせていただきました。
ゆ: 思いのほか色々と語ることがありましたね、振り返らせてくれてありがたう、はむちぃ君。
は: おや、思いのほか殊勝なお言葉、ありがとうございます(^_^;)。めっきり出番の減ったはむちぃメ、嬉しゅうございました。
は・ゆ: では皆様、良いお年を!