SPケーブルが済んで、いよいよ拙宅のオーディオジグソーは最後のワンピースを残すのみとなりました。さてそのrosebudは何か?サブウーファーの電源ケーブルだったのです。
実は拙宅にあるケーブルは一通り試してみたのですが、ワイヤーワールドはレベルが違いすぎるものの、他はあまり大差なく、意外にも一番細いS/ALab professionalが一番好印象だったのでとりあえずそれを使い続けていました。でもさすがにhomさんに「控えめ」と言われたように少し線が細いとは思ってました。
というわけで先日の日曜日、三宮上新に出かけますと、運良くアクセサリーの達人西田さんがおられたので、大体同価格帯のハーモニクス、トランスペアレント、キャメロット、PSオーディオなど数種類の比較試聴をさせていただけました。
サブウーファーは無かったものの、拙宅のP-7000の一つ下位機種であるアキュのP-5000がデモ用に用意されており、これと新しいアキュのクリーン電源であるPS-1200Vとの間でケーブル交換をして試聴させていただきました。
SPはB&W
802D、ダイアモンドツイーターは傅先生のおっしゃるように「エージング入らず」というべき柔らかさでした。クリーン電源の効果もあってか大変瑞々しく澄んだ音が出ていました。
さてエレベの低音を中心に試聴したのですが、大体世間の評価通りの音色であったのが興味深かったです。トラペのS/N比の良い締まった 低音も魅力的でしたが、なんと言ってもハーモニクスのX-DC SM350(all WATTaGATE)の低音の凄みが一頭地を抜いていました。この会社は抵抗0オームとか怪しいことを言ってるので西田さんに盛んに勧められていてもお茶を濁してきたのです が、聴いてしまうとその説得力に折れざるを得ませんでした。常識的な太さと取り回しのしやすさも気 に入りました。しかし
「エージングを200時間すると大化けします」
は長過ぎませんか、西田さん(苦笑。
さて自宅に持ち帰り、サブウーファーに継いでサブウーファーだけで音出ししてみたら、音量はそれほど変わらないのに音程が綺麗に聴こえます。内臓アンプの力が増してカットオフで減衰していく周波数あたりもきっちりと表現できるようになった為でしょうか。
次いでリファレンスにしているCDを色々と聴いてみましたが、小音量でも硬質で芯のかっちりとした低音が歯切れ良く出てきて、ウッドベースの質感などが圧倒的に良くなりました。
ついでに、P-7000に試してみましたがそこそこイケます。しかしワイヤーワールドSEP+に比べると低音の深いところの音程なんかは一歩劣りますし、全体の質感という点では明らかに見劣り(聴き劣り?)はします。上には上があるというところでしょうか。
でも逆に言うとワイヤーワールドは低音が出過ぎて且つ響きが多いので、大音量にすると壁の振動による全狭の長さを誘発して音の濁る原因となってしまう要素を内包している、ということになります。とりあえず200時間くらい鳴らしたらもう一度ハーモニクスを継いでみようか、というところです。