ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

グッモーエビアン!

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はむちぃ: 皆様お久しぶりでございます、まずはクリスマス寒波お見舞い申し上げます、筆頭執事のはむちぃでございます。年の最後の映画レビューくらい出て来いと主人のゆうけいに引っ張り出されてまいりました。
ゆうけい: グッモーエビアン!プァンク・イズ・ノーット・デーッドォ!
は: つい先日まで「冷血」のレビューが書けずに落ち込んでいたといたというのに、これまたハイテンションな(;一_一)。ちなみに英語に直しますと
"Good morning, everyone, Punk is not dead!"
でございます。
ゆ: というわけで今年最後の映画レビューは絶賛公開中の「グッモーエビアン!」に決めました~m(__)m。
は: 「スカイフォール」「ホビット」「フランケンウィニー」と見たい映画目白押し~、とかおっしゃっておられましたのに、どういった心変わりでございます?
ゆ: 麻生久美子主演、ですからな(キッパリ)<`ヘ´>
は: 予想を裏切らず臆面もなく言い切るところ、さすがご主人様でございます(-_-;)。では早速映画紹介参りましょう。

『2012年日本映画 配給: ショウゲート

スタッフ:

監督: 山本透
原作: 吉川トリコ

キャスト
麻生久美子大泉洋三吉彩花能年玲奈、竹村哲(SNAIL RAMP)、MAH(SHAKALABBITS)、小池栄子 他

 吉川トリコの人気小説を大泉洋麻生久美子の主演で映画化。未婚の母アキと中学生の娘ハツキ、アキが所属していたパンクバンドのメンバーだったヤグが織り成す、一風変わった家族の姿を描く。若い頃はパンクバンドのギタリストで、17歳の時にハツキを産んだアキと、しっかり者の娘ハツキ。性格こそ対照的だが親友のように仲良しな親子関係を築いていた2人のもとに、ある日、海外放浪の旅をしていた自由人ヤグが2年ぶりに戻ってくる。アキは昔からヤグのことが好きで、ヤグも自分の子どもではないハツキが生まれる前から、アキと暮らしていた。久々の3人の生活が始まったが、思春期のハツキはなぜかその状況にいらだってしまい……。(映画.comより)』

は: いやあ、楽しかったですね、ご主人様がますますハイテンションになりそうでございます。
ゆ: そうですね、良く出来たB級映画だったと思います。悪人も登場しないし、凶悪な犯罪も起こらない、適度に不まじめで、それでいて適度に泣き笑いさせてくれる、年末をホンワカ楽しい気分で〆たい方にはぴったりの映画じゃないでしょうか。

は: 麻生久美子様はこの映画の撮影時妊娠4ヶ月だったそうでございます。母性を意識しながらの未婚の母の演技、よかったですね。
ゆ: あっ、そうだったんですか、若い三好彩花に比べるとさすがに肌の艶がないなあ、と思いましたが、妊娠で化粧のノリが悪かったのかなあ。
は: それとも母娘の年齢差を出すための演出だったのか、ですね。
ゆ: とにもかくにもパンク上がりのちょっと普通でない母親という面白い役どころで、彼女ならではのコミカルな部分とまじめな部分が程よくブレンドされた演技でした。最後のライブでのパンクファッションもさすがに決まってました~、いいものを拝ませていただきました。

は: あいかわらず麻生久美子様だと何でもOKですね(^_^;)。そして相手役の大泉洋様もはじけておりました。
ゆ: ああいう、バカで適当で、でもイイ奴をやらせると日本一ですね、やっぱり。適役過ぎてまじめなシーンでも笑っちゃいそうでした。「しあわせのパン」での原田知世様との共演も悪くはなかったけど、やっぱり大泉洋はこれでなくっちゃ、と良く分かりました。それにしても原田知世様に麻生久美子さん、羨ましい限りですな。
は: 「森山未來君、羨ましいぞ」の連発に続いて、またですか、みっともない(--〆)。

は: 語り手となる娘役の三好彩花様はまた新鮮な魅力に溢れておりましたね。
ゆ: 学校の屋上で泣く場面、思わずほろりとしましたな。
は: 評価の高かった映画「告白」にも出演されていたそうですが?
ゆ: あまり印象にないんだよね~、TVCMでは良く見かけますけど。とにもかくにもまたフレッシュな子が出てきて楽しみですね。

は: 友達役の能年玲奈様も「カラスの親指」でフレッシュな演技を見せておられましたが?
ゆ: ガラッとイメージを変えてチョイおとなしめで内気な少女を好演していましたね。三好彩花を褒めといてなんですが、やっぱ今年一番の注目株はこの娘だと思いました。

は: 実質この4人で話が展開していくわけですが、
ゆ: まあ、ストーリーは見てのお楽しみということで。
は: 中身を語らない映画レビュー、健在でございますね(*^_^*)。
ゆ: というわけで小ネタ集、いきましょうか、まずはヤグカレー、美味しそうでしたねえ。
は: 土屋アンナ様の友情出演もイキでしたね。
ゆ: 最初どこのオバハンや、と思いましたけどね(汗。
は: オバハンといえばマシンガントークのオバハン、凄かったですね。
ゆ: 関西には実在しそうですけど(笑。
は: 小池栄子様の教師役、もう堂に入っておりましたね。
ゆ: ゆるぎない名脇役になりましたな。麻生久美子に「そんな人生、ツマラン!」と愛知弁でバシッと言われた時の鳩が豆鉄砲食らったような顔、よかったです。
は: ドランクドラゴンの塚地様もチョイ役でご登場されましたが。
ゆ: ワンシーンだけで「カニ」とか言われて笑いを取れるんですから、塚チャンやっぱ得なキャラですねえ。
は: 麻生様のアパートの本棚の村上春樹様の「アンダーグラウンド」が目だっておりましたね。
ゆ: あんな本読むようなキャラじゃなさそうですけどね、原作でなんか因縁でもあるのかなあ。
は: そしてやっぱMFGでございますね。
ゆ: 伝説の愛知のパンクバンド、Mission From God、愛知というところがなんともローカルですが、名前はさすがパンク(笑。しかもベースとドラムがプロですから聴き応えありましたな。大泉洋もばっちり決めてましたし。
は: 麻生久美子様も一瞬ギターソロをかましておられましたね。
ゆ: ボディダブルで誰か弾いてるんでしょうけどね、上手く編集してありました。

は: というわけでございまして、屈託なく楽しめて後味の良い映画でございました。
ゆ: 今年を締めくくるに相応しい映画、、、なわけないだろ(爆。でもホントの話、観て元気をもらいました、ありがと、麻生&大泉&三好&能年&、、、、、
は: きりがないので評価お願いいたします。
ゆ: 年末大サービスでCを差し上げましょう。
は: それでもCですか(笑、では皆様来年も映画レビューよろしくお願い申し上げます。
ゆ: と、はむちぃが申しておりますのでよろしくお願いいたします。
は: 主体はあんたでしょうが(;一_一)。

評価: C: 佳作
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)