ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

今年を振り返る(2) 映画編

Akunin
はむちぃ: 皆様こん**は、拙ブログこの一年を振り返るシリーズ、第二回は「映画編」でございます。本年より映画レビューはゆうけいと私メで点数をつけることにいたしましたが、果たして吉と出るか凶と出るか、心配なところでございます。
ゆうけい: はむちぃ君が客観的な点数を、私が主観的点数をそれぞれ100点満点中何点かでつけて、それを合計して年末に順位付けを見てみよう!という企画でございましたが、いよいよ発表ですな。
は: ご主人様が発作的に高点数をつけたり、怒りのあまりに低点数をつけたりしたあたりがとっても心配でございます(-.-)。
ゆ: まあそう言わんと集計してくれたまへ、はむちぃ君。
は: では、発表いたします。なお古い映画であります「(ハル)」「父と暮らせば」「ユメ十夜」は対象から除外いたしましたのであしからずご了承くださいませ。

邦画

1: 借りぐらしのアリエッティ 178
2: 悪人 162
3: ちょんまげぷりん 154
4: ハゲタカ 150
4: ノルウェイの森 150
6: 沈まぬ太陽 146
6: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 146
8: 踊る大捜査線THE MOVIE 3ヤツらを解放せよ! 144
9: おとうと 143
9: 時をかける少女 143
11: ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~ 142
12: ゼロの焦点 139
12: トイレット 139
14: 闇の子供たち 136
15: サイドウェイズ 133
15: マザーウォーター 133
17: Flowers 132
18: シーサイドモーテル 131
19: 重力ピエロ 130
20: 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル 128
21: のだめカンタービレ 最終楽章 後編 127
22: 雷桜 113
23: キラー・ヴァージンロード 88
24: ウルトラミラクルラブストーリー 85
25: SPACE BATTLESHIP ヤマト 82

洋画

1: ハート・ロッカー 182
2: ウォッチメン 165
3: ザ・ロード 162
4: Alice In Wonderland 157
5: トイ・ストーリー3 155
6: ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1 152
7: 私の中のあなた 151
8: インビクタス 負けざる者たち 143
9: パイレーツ・ロック 127
10: ボルト(BOLT) 125
11: カールじいさんの空飛ぶ家 120

ゆ: う~む、これは........洋画はともかくとして邦画は.......いかんな(苦笑。
は: だからアリエッティに96点などという高点数をつけたらあとが大変ですよ、と申し上げましたのに。。。
ゆ: まさか「悪人」より上に来てしまうとは(^_^;)。しかも「ちょんまげぷりん」、確かに佳作だったが3位とはな。その他も「沈まぬ太陽」と「エヴァ・破」が同点数だったり、どう見てももっと上だろうという映画が下に来てたり、笑うしかありませんな(^_^;)。
は: 笑ってる場合ですかご主人様(-_-;)、ともかく今から採点しなおすと確実に激変しますでしょうね。
ゆ: 蒼井優ちゃんには「雷桜」で気の毒なことをした、すまぬ<m(__)m>。

は: そういう問題ではございません(嘆息。それに今年は洋画が少のうございますね。
ゆ: 見てないわけではないんですが、確かに点数付けに悩んでレビューをやめた洋画もありましたな。
は: ロバート・ダウニー・Jr様主演の「シャーロック・ホームズ」とか、3Dを見損なった「アバター」とか。
ゆ: そうそう、傑作かトホホかよう分かりませんでしたからねえ。
は: ということでございまして、点数付けはどうやら裏目に出た感が否めませぬ。
ゆ: 認めざるを得ませんな。そういう意味では点数付けを貫き通している前田有一氏は立派ですが、来年からは拙ブログでは一旦中止しましょうか。。。

は: では気を取り直しまして、恒例の月ラプ表彰に参りましょう。
ゆ: そうですね、これが楽しみでレビューしてるようなもんですからな(笑。ちなみに第34回日本アカデミー賞の「優秀映画賞」ノミネートはどうなりましたかな、はむちぃ君。
は: はい、下記の通りでございます。

優秀作品賞
「悪人」「おとうと」「告白」「孤高のメス」「十三人の刺客
優秀外国映画賞
アバター」「インセプション」「インビクタス」「トイ・ストーリー3」「ハート・ロッカー

ちなみに「借りぐらしのアリエッティ」は優秀アニメーション賞に入っております。

ゆ: 10作中半分はダブりましたか、特に洋画部門では意外にノミネート作品を見ておりますな。唯一見ていない「インセプション」も見ようと思っていて見逃したのでDVDレンタル化を楽しみにしておりますが。

は: ということで若干は客観性もあろうかという月ラプ表彰、まずは助演男優賞から参りましょう。印象では「ザ・ロード」の子役コディ・スミット=マクフィ様が有力な気がいたしますが。
ゆ: では発表いたします。

助演男優賞: 玉山鉄二(「ハゲタカ」「シーサイドモーテル」「ノルウェイの森」)

は: おおっ、意外なことに。しかし近年の玉山様の活躍ぶりから考えますと十分うなづけますね。
ゆ: 拙ブログのレビューでも3作に助演して、それぞれに違うタイプのキャラクタを見事に演じ分けていますからね。今年最も印象に残った俳優さんの一人です。「GOEMON」の石田三成も別の意味で鮮烈でしたが(w。もちろん「ザ・ロード」のコディ・スミット=マクフィも負けず劣らず鮮烈な印象を残しました、是非良い俳優さんに育ってほしいと思います。

は: では続きまして助演女優賞でございます。これも混戦でございますね。その中でも「おとうと」の蒼井優様、、「ゼロの焦点」の中谷美紀様、木村多江様、「不思議の国のアリス」「ハリー・ポッターと死の秘宝Part 1」のヘレナ・ボナム=カーター様、「私の中のあなた」のアビゲイル・ブレスリン様あたり有力ではないかと推測いたしますが。。。
ゆ: いいとこ突いてますね、では発表いたします。

助演女優賞: 満島ひかり(「悪人」)

は: おおっ、これまた意外でございました。
ゆ: 自分でも意外です(笑。観た時はそれほどでもないと思ったんですが、妙に後々まで印象に残る演技でした。レビューしてませんが「クヒオ大佐」なんかも良かったし、案外この子は演技派として育っていくかもしれませんね。

は: ではつづいて主演男優賞に参りましょう。これは「悪人」の妻夫木聡様、「ザ・ロード」のヴィーゴ・モーテンセン様が双璧ではないかと思われます。
ゆ: 大穴で「ノルウェイの森」の松山ケンイチ様が「カムイ外伝」に続き二年連続という線もあるかな(笑。では発表です。

主演男優賞: 妻夫木聡(「悪人」)

は: これは本命でございました、納得の受賞でございます。
ゆ: 妻夫木君、気合の入りようが違いましたね、入魂の演技で新たな境地を開いたんじゃないでしょうか。

は: さていよいよ映画の華、主演女優賞でございます。これまた「悪人」の深津絵里様が最有力候補で「悪人」が独占しそうな勢いでございます。
ゆ: 順当に行けばそうなんですけど、「ヴィヨンの妻」の松たか子、「FLOWERS」「雷桜」の蒼井優、「私の中のあなた」のキャメロン・ディアスもいますよ~。では発表です。

主演女優賞: 菊池凛子(「ノルウェイの森」)

は: おおっ(驚!
ゆ: 大逆転ですな。実は私も先日まで99%深津絵里だと思ってました。それを一挙逆転するくらいの良い演技を菊地凛子は「ノルウェイの森」で見せてくれました。日本一のベストセラーのヒロイン役という重圧をものともせず、外国人監督の要求に見事に応えた演技力に脱帽です。「サイドウェイズ」の脇役の時はまあこんなもんかなという印象しかなかったんですが、率直に申し上げて御見それしました、脱帽です。

は: なるほど、一応の説得力のある説明でございます。では監督賞に参りましょうか。これは点数からみてアリエッティ米林宏昌様、「悪人」の李相日様、「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー 様に絞られるところでございましょう。
ゆ: プレッシャーかけてきますね(苦笑、ノルウェイトラン・アン・ユン監督じゃだめですか(^_^;)?では発表です。

最優秀監督賞: 若松節朗(「沈まぬ太陽」)

は: こ、これまた、予想外のところから。。。(ーー;)
ゆ: もちろんはむちぃ君が挙げた監督に差し上げたいところなんですが、映画化困難といわれていた山崎豊子の原作を、渡辺謙とともにとにもかくにも見応えのある大作に仕上げた手腕は立派だと思いました。

は: 予想外続出の映画編でございますが、最後の作品賞だけは決定済みでございます。最高点を出した映画にしないと一年間のレビューが無に帰してしまいます故。
ゆ: おっしゃる通りでございます。

最優秀作品賞: ハート・ロッカー

は: 200点満点中182点という得点を叩き出した以上順当と申せましょう。
ゆ: アメリカ軍宣伝映画だという悪評もございましたが、一本の映画としてアカデミー賞に恥じない傑作だと思います。
は: では恒例の特別賞がございましたらお願いいたします。というか、もう皆様予想がついていると思いますが。。。
ゆ: 多分(笑。

最優秀アニメーション賞: 借りぐらしのアリエッティ

は: ジブリ久々の会心作でご主人様の気が済んだところで映画編お開きでございます。
ゆ: 長のお付き合いありがとうございました。次回は書籍・展覧会編ですので静かな展開かと(大汗。