ゆ: どうも~っ、トホホ系映画探検隊のゆうけいでーすっ。
は: ・・・・・・・・・・・・(-"-)
ゆ: をいをい、どうしたんだよう、ハムチィ、合いの手入れてくれよぅ(^_^;)
は: はぁー、奥様がおられないことをいい事にまたまた変な映画を借りてこられたんですね。
ゆ: でも「デビルマン」じゃあないじょー。
は: もっと名作や建設的な映画をご覧になられてはいかがでございます?「ブラザーフッド」もまだだとおっしゃっておられましたのに。
ゆ: マスターズ練習のあとにヘビーなのは無理なんだよう。ねえねえハムチィ、一緒に見ようよ。
は: はいはい、判りました、で何の映画でございます?
ゆ: これこれ↓
戦乱の世を背景に影一族と根来忍者の壮絶なバトルを描く忍者ムービー。1967~68年にコミック、TV化で一大ブームとなった『仮面の忍者 赤影』をベースに、全く新しい忍者アクションと最先端の映像表現で映画化。中野裕之監督が贈る新感覚アクション・コメディー・ムービー。安藤政信、奥菜恵、麻生久美子、村上淳、竹中直人ほか豪華で多彩なキャストが出演。
ゆ: ・・・・・・・(゜.゜)
は: ・・・・・・・(-_-;)
(しばし沈黙ーーー トホホ系と分かっていたはずなのに(慘。)
ゆ: こ、これはーーーあの「時代劇の東映」の五十周年記念映画にしてはあまりに無残なーーー。
は: そもそもこれは時代劇でございますか?
ゆ: ショートコントとトレンディドラマとイメージフィルムをつぎはぎで無理やりくっつけて時代劇風の衣装と大道具でやってみました、という感じですな。
それにしても忍者の扱いに関しては革命的だな、このフィルムは。なんせ、
忍が真昼間にサムライ姿で歩いている
忍がチンピラの喧嘩に首を突っ込む
忍が自由恋愛している
忍が易々と罠にハマる
忍が殆ど術を使わない
忍が見境をなくしてあっけなく切られる
忍が仲間の墓を作って花を手向けている
忍が死んだ恋人の数珠を腕につけている
忍がさっさと抜けてしまうし誰も追わない
忍が問われるたびに自分の名前を相手に名乗る
忍が命令にあっさり背いて殺すべき相手を助ける
忍がパーカッションを叩いて踊っている
忍が新体操を踊っている
~~~まだまだあるけど、もういいや。
昔のTVの赤影も斬新ではあったけれどここまで革命的ではなかったぞ。去年火事で御亡くなりになった横山光輝先生も草葉の陰で号泣しておられることだろう。
は: 豪華で多彩なキャストというのも、まともに時代劇のできるゲストといえば「先生」福本清三氏くらいですね。
ゆ: そうそう、TVの改変時期の「オールスター」の呼称をおもいだしたぞ。誰が新体操のカバエバなんかを忍者になんか設定したんだろうなあ。昔の外人ポルノ女優を起用したエロ時代劇を思い出したぞ(怒。
は: おきまりの竹中直人先生や津川雅彦先生が出ているのも哀れでございます。
ゆ: 台詞棒読み、演技力皆無のトレンディ俳優やカワイコちゃん俳優をサポートするのは大変だろうけど、あの人たちもあたら才能を無駄使いしてるよなあ。
は: どこかよいところも見つけないと見てしまった私どもが哀れでございます。
ゆ: うーん、----篠原涼子がきれいだったかな(^_^;)
は: キングあおぽん様なら麻生久美子様でございましょうか。
ゆ: キングあおぽんさんは病み上がりだから映画自体のトホホ度にショック死しないかどうか心配だなあ。
は: というわけで、ご評価は?
ゆ: トホホ系梅を差し上げましょう。うーん、ショックから立ち直れそうにない(涙。