シルバーウィークも終わりなので今日は家内と半日あちこちぶらぶらしてきました。
郵便局員の夫と図書館司書のヴォーゲル夫妻が70-80年代を中心に自宅アパートに蒐集した4000点近くのアメリカのミニマルアートを中心とした作品をNYナショナルギャラリーに寄贈、ただ死蔵しておくだけではもったいないと、それを50点ずつ50州の美術館へ配分して展示してもらうという壮大な企画を追ったドキュメンタリー映画。
数々のアメリカ現代アートを堪能できました。知っていたのはロイ・リキテンスタインと村上隆くらいであとは全く?な人ばかり。でもその作品は結構面白くて興味深かったです。ヴォーゲル夫妻との交流も心温まりますし、二人がいなかったら世に出なかった人たちもいたでしょう。作品はこのサイトで見られます。
2:神戸アートマルシェ#2; 陶器祭
映画が終わって、元町商店街で催されている丹波焼を中心とした路上マーケットをぶらぶら覗きながら歩きます。黒のTシャツと赤エプロンの方が野村豪人さんとおっしゃる方で、今家内が陶器作りを習ってます。
刷毛目のきれいな鉢を買いました。大振りなのでカフェボールにいいかなと思います。
この皿は清水万佐年さんという若い方の作品で、真ん中のブルーの釉薬がきれいで衝動買いしてしまいました。
3:小磯記念美術館;「「国立美術館巡回展」-洋画の大樹が根付くまで-
昼食後六甲アイランドまで車を飛ばして小磯記念美術館へ。東京国立近代美術館と京都国立近代美術館の所蔵品から日本近代洋画の変遷をたどる企画。黒田清輝、安井曾太郎、小磯良平、佐伯祐三といった錚々たる面々に加えて岡本太郎、東郷青児の作品も。さらにはパウル・クレー、カンディンスキー、マックス・エルンストなどの作品も展示されており、日本の国立美術館も結構いろいろ持ってるな、と思ったり。
個人的には神原泰の「スクリビアン『エクスタシーの詩』に題す」の滑らかなタッチと色彩、里見勝蔵の「女」の豪放な色使いと構図、岡本太郎の「反世界」の期待通りの芸術は爆発だ~的世界が印象に残りました。
さすがに疲れたので今日は泳ぎこみはやめて帰ってから昼寝してました(笑。