ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

山陰行(2): クラフト館岩井窯

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(クラフト館岩井窯、正面が参考館、右手が喫茶とお食事処、手前の大甕に活けられているのは蓮)

 山陰行二日目の今日20日は、以前家内がOさんに案内されて訪れた鳥取県岩美郡岩美にあるクラフト館岩井窯を訪れました。窯ですからかなりの山中にあるのですが、車が何台も止まっていて、あらためて人気スポットであることが分かりました。

 赤レンガの平屋の綺麗な建物と砂利と平たい岩板、そして蓮の花がもうすぐ咲きそうな大甕をあしらった中庭の美しさが背景の山を借景として大変美しいクラフト館です。快晴だったのでレンガ屋根が映えていました。

 窯の主人である山本教行さんは鳥取県出身で、原田マハさんが現在連載中の「リーチ先生」ことバーナード・リーチと18才の時に出会い陶芸を志し、翌年島根県出西(しゅっさい)窯へ弟子入りし、4年後に独立、現在の地に窯を開き、今日に至るまで活躍されています。参考館には氏の作品制作の爲の様々な参考資料となる陶器などが展示されていました。

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(スリップウェア)

 作品展示館で販売されている現在の工房作品は主にお弟子さんの山本洋さんが担当されていますが、リーチ先生の流れを汲む、独特の優しい曲線とスポイト描きの素朴なデザイン、鉛釉薬の美しさが特徴のスリップウェアに目を惹かれました。上記三点をセットで購入しました。

 お食事もいただけます。食事処「花」は予約が必要でフルコースなので、横にある喫茶「HANA」で、そばがき点心セットをいただきました。器は当然ながらここで製作されたもので、それを見るのも楽しみのひとつです。

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(生湯葉

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( 大きなそばがき!)
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(そばがきの揚げ物、これが絶品でした)

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 最後に作品が製作される窯です。あまりにも暑くて横にある犬小屋でワンちゃんも休んでいました。

 その炎天下の中帰路につき、夕刻神戸に到着、シャワーを浴びて一息ついてから、食事に早速本日購入した皿を使いました。