ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

風立ちぬ

Kazetachinu
 7月20日に2本の注目すべきアニメ映画が公開されました。宮崎駿の「風立ちぬ」と、大友克洋の「SHORT PEACE」です。ということで、今日は家内と一緒だったので、まずは前者を観てきました。「風立ちぬ」といえば我々の世代では堀辰雄ですが、宮崎駿堀辰雄零戦設計で知られる飛行機エンジニア堀越二郎に敬意をこめてこの映画を製作したとクレジットしています。

 で、その見終わった感想は。。。全く映画マニアでも何でもない家内の一言に集約されてます。家内曰く

「なあなあ、宮崎駿って、もう終わったんちやう?」

『 2013年 日本映画、製作:ジブリ、配給:東宝

監督・原作・脚本: 宮崎駿
プロデューサー: 鈴木敏夫

キャスト
庵野秀明: 堀越二郎
瀧本美織: 里見菜穂子
西島秀俊: 本庄
西村雅彦: 黒川
ティーブン・アルパート: カストル

宮崎駿の「崖の上のポニョ」(2008)以来5年ぶりとなる監督作。ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された主人公の青年技師・二郎が、不景気や貧困、震災などに見舞われ、やがて戦争へと突入していく1920年代という時代をどのように生きたのか、その生きざまや薄幸の少女・菜穂子との出会いなどを描く。宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた漫画が原作。二郎役の声優は「新世紀エヴァンゲリオン」の監督として知られる庵野秀明

(映画.comより) 』

 う~ん、まだ公開二日目なのでネタバレは避けますが、関東大震災から第二次世界大戦終戦までという激動の時代に、純粋に飛行機好きの男が戦闘機という殺戮機械を設計制作せねばならなかった日々、そして結核が宿痾の病だった時代に一人の男を愛し抜いて、儚くも情熱的に生命の灯を燃やしきった女性を描いているにもかかわらず、

 どこでどう感動していいんだか良く分からない映画

でした。

 懼れていた庵野秀明氏の主役声優起用も予想をはるかに超えて箸にも棒にもかからない代物でした。宮崎駿の声優嫌いもここまで来るともう笑うしかないですね。

 エンディングで流れる、ユーミンがとても大切にしてきたデビュー曲「ひこうき雲」が泣いてるように思えました。

 ジブリ映画のレビューで最短で終わってしまいますが、この辺で終わらせていただきます。まだ観ていないで期待しておられる方にはすみません、どうかこのレビューは忘れて観てください<m(__)m>。

評価: D: イマイチ
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)