ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

モテキ

モテキ DVD通常版
はむちぃ: 皆様お久しぶりでございます、ゆうけい家筆頭執事のはむちぃでございます。今回は昨年公開の映画「モテキ」のレビューに引っ張り出されてまいりました。
ゆうけい: こういうおにぎやかな映画のレビューを一人でしんみりやるのは寂しくてね(^_^;)、よろしくはむちぃ君。
は: たしかにDVDのカバー写真もド派手なお祭り騒ぎでございますね。おまけに主演女優が四人、それもご主人様にとって直球ど真ん中の好みの方ばかりでございます。
ゆ: 長澤まさみ麻生久美子仲 里依紗真木よう子、よろしいなあ、TVドラマも合わせると合計8人かっ、羨ましいぞ、森山未來君!
は: その台詞は「百万円と苦虫女」の時も聞いた気がいたしますが(-.-)
ゆ: いやいや、あの時は蒼井優ちゃんだけにもっと力が入っていて

森山未來君うらやましいぞっ、なっ、はむちぃ、違うかっ!

となっておりましたな。それにしてもものいい漫才コンビ)、このごろ見かけませんな、吉田サラダ君どうしているんだろ?
は: ご主人様、話がそれております(ーー;)、付き合いきれませんのでさっさと映画紹介の方、いかせていただきます。

『2011年 日本映画 配給:東宝

監督・脚本: 大根 仁 
原作: 久保ミツロウ

キャスト:
森山未來
長澤まさみ 麻生久美子 仲 里依紗 真木よう子
新井浩文 金子ノブアキ リリー・フランキー

藤本幸世、31歳。(森山未來)。金なし夢なし彼女なし。
派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出そうとしているが、
プライベート(=恋愛)の方はまるで充実しないまま。
新しい出会いも無く、恋する事も忘れ、ロンリーな日々を送っていたが…
ある日突然、異性にモテまくる奇跡のシーズン「モテキ」が訪れた!
趣味が合い見た目もど真ん中タイプなのだが彼氏持ちの雑誌編集者・みゆき(長澤まさみ)。
みゆきの親友で清楚な美形OL・るみ子(麻生久美子)。
ガールズ・バーのハデかわ嬢・愛(仲 里依紗)。
クールビューティな先輩社員・素子(真木よう子)。
まったくタイプの異なる4人の美女の間で揺れ動く幸世。
「こんなのはじめてだ…今まで出会った女の子と全然違う…冷静になれっ!…期待しちゃダメだぁ…」
めくるめくモテキと4人の美女に翻弄されながら、
幸世は本当の恋愛(含むセックス)にたどりつけるのか??(AMAZON解説より)』

は: 本作は原作の久保ミツロウ様が映画のために、TVドラマ版の1年後を舞台に完全オリジナルストーリーを描き下ろしたそうでございます。
ゆ: そうなんですか、とにかく4人の女優をどう森山君と絡ませるかだけを考えてるかと思いきや、一応起承転結のあるドラマになっていたのはそういうことなんですね。
は: ラブストーリーにサブカルポップカルチャー系のフレイバーを加えたスピード感とリズム感のある演出、更にはミュージカル風にPerfumeまで登場させて「Baby Cruising Love」を挿入するところなんかは素晴らしかったですね。
ゆ: でもその割りに芯になるストーリーが実は古臭いパターンなんですよね~。しかも後半はややグダグダ感が否めない展開で、お世辞にも褒められたもんじゃなかったですねえ。
は: 評価のしにくい映画でございますね。
ゆ: まっ、結局、女優さんと森山君の絡みを楽しむ映画だと割り切ればいいわけで、そういう意味では「四人にもてる」、というのは看板に偽りありですよ~。
は: 真木よう子様は会社の上司で叱咤激励役のみでございましたからね。
ゆ: ちゃんも別に惚れてるわけじゃないしね、ただちゃんとそれなりの見せ場は作ってありましたが(笑。どんな映画に出てもいい味出しますなあ、この子は。

は: というわけで結局長澤まさみ様と麻生久美子様のお二人がメインキャラクターで森山様との恋の鞘当てになるわけですが、
ゆ: 個人的には麻生久美子ファンなので、まああの程度の露出、演技ですんでホッとしております(苦笑。一方の長澤まさみは長いスランプを振り払おうとするかのような熱演でしたねえ。
は: 胸は揉まれるわ、口移しで水を飲ませるわで、はむちぃメ、心臓が飛び出しそうにドキドキしてしまいました。
ゆ: この映画にかけてたんでしょうかね、とにもかくにも大ヒットしてよかったですな。

は: というわけでございまして、純愛映画「セカチュー」のお二人がこんなになっちゃたか感の否めないはむちぃでございますが、お気軽に楽しめるラブコメ映画でございます。
ゆ: 私は「セカチュー」を全然評価していないのでどうでもいいんですけど(笑、長澤まさみ健在をアピールできた点、その一点で評価できる作品じゃないですかね。

評価: D: イマイチ
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)