ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Seasons Of My Soul / Rumer

Seasons of My Soul
 噂が噂を呼んで・・・輸入盤が日本で大絶賛!大ブレイク中.....とHMVで宣伝していた(笑、パキスタン育ちのイギリス人シンガーRumer(本名Sarah Joyce)のデビュー作です。一曲だけ試聴してみて、若干物足りないかな、とも思ったのですが、まあ話の種に買ってみました。ちなみに次のような煽りもありました。

「あなたを包む、イノセントな歌声。バート・バカラックをも魅了した歌姫ルーマー、デビューアルバム。」

1. Am I Forgiven 
2. Come To Me High 
3. Slow
4. Take Me As I Am 
5. Aretha
6. Saving Grace 
7. Thankful 
8. Healer 
9. Blackbird 
10. On My Way Home 
11. Goodbye Girl
12*. Alfie
13*. It Might Be You (Theme from Tootsie)

* bonus track

 バート・バカラック好みの素直で飾り気のない綺麗な歌声の持ち主で、宣伝ではカレン・カーペンターやキャロル・キングを髣髴とさせる、と書いてありましたがそれほど似ているわけでもありません。個人的には先ほど書いたように今一歩何か物足りない感じを受けますが、素直で癖の無い歌唱法がお好きの方には確かにハマると思います。

 ボーナストラックを除くと殆どが自作曲なんですが、シングル化された3,5あたりはなかなかいいと思います。ただ、全体を通して聴くともう少し曲毎のメリハリが欲しいかな。そういう意味では、ボーナストラックがついていて良かったと思います。つくづくAlfieは名曲だと思いますね。

 抑揚がないと書きましたが無難すぎるアレンジも問題。ちょっと単調と言うか、古臭いと言うか、能がないと......そこまで言うか(^_^;)。

 と言うわけで女性ボーカルファンは要注目、31歳と遅咲きではありますが、ますますの熟成を期待したいところです。