ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

告白

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]
はむちぃ: 皆様こん**は、筆頭執事のはむちぃでございます、本日の映画レビューは昨年公開され松たか子様の熱演が大変な話題になりました「告白」でございます。ご主人様はこの映画、予告編を見ただけで「虫酸が走る」と拒絶されておられたんでは?
ゆうけい: 崩壊学級、中学生による殺人、復讐、予告編を見ただけでこれだけの事くらいはわかりますから、自分の最も苦手な分野であることはすぐ分かりました。でもなんだか評判はいいし、キネマ旬報2010年ベスト10で「悪人」についで2位に入ってますし、一応は見とかなきゃいけないのかなあ、と思いましてね。
は: 意外に周囲の評価に弱いご主人様でございます(-.-)ボソッ。では早速映画紹介まいりましょう。

『 2010年日本映画、「告白」製作委員会

監督・脚本:中島哲也
原作:湊かなえ「告白」

キャスト:
松たか子 岡田将生 木村佳乃

ある中学校、雑然とした教室。終業式のホームルーム。1年B組、37人の13歳。教壇に立つ担任・森口悠子が語りだす。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。物語は「告白」から始まる。(AMAZON解説より)』

ゆ: オエ~、やっぱりあきまへんわ(ToT)、徹頭徹尾合いまへん、降参(*_*;。
は: 嫌がってた奥様でさえ、「こういうのって現実にもあるんちゃう」と冷静に分析しておられましたよ(;一_一)。
ゆ: それにしてもねえ、崩壊学級の悪意とイジメと卑怯な甘え、サイコパスモンスターペアレント、残酷な殺人、復讐、ドロドロのオンパレードでんがな。九割方現実には話もしたくない嫌な人間ばっかりでしたな、唯一まともな熱血教師岡田将生君は空回りして利用されて可哀想でしたなあ(号泣。。。しかし良輝ウェルテルと読ませる原作者のセンスは如何なもんかと小一時間(以下略)

は: はいはい、しかしながらご主人様、映画としての完成度は高うございましょう。このゆうはむレビューは中身よりも映画としての質を評価する「中身を語らない映画レビュー」を標榜しているではありませんか?
ゆ: た、確かに、そう言う意味では、演出、脚本に隙はないし、ブルーを基調にした映像は統一性があってよろしいし、何よりもロック、ポストロック、クラシックを縦横に使い分けたBGMが見事でした。。。けどねえ。

は: それに松たか子様の演技、彼女の代表作になると超映画批評の前田有一様も申しておられます。
ゆ: 方々で評価が高いですねえ、それほどのもんかなと思いましたけど。確かに愛娘を無残に殺された母親が敢えて心を鬼にし徹底的に容赦なく復讐を貫徹していく過程を見事に演じておりますが、途中でちらりと本来の人間性を垣間見せる、ファミリーレストランから出た後の号泣シーンは彼女の演技力を見せるためだけに撮ったようなとってつけたような感じもしましたな。

は: というわけで、去年ならば私メの客観的点数とご主人様の主観的点数に相当の点差がつきそうな映画でございました。
ゆ: 多分はむちぃ80点、ゆうけい40点という所じゃないかと。。。
は: はいはい、ではとりあえず2011年版評価をお願いいたします。
ゆ: 個人的にはE:トホホなんですが、
は: 客観的評価もちゃんといれないいけませんし。
ゆ: まあ95点を出した前田有一はともかくとして、普通はBでしょうね。ということを踏まえたうえでご容赦の程を。

評価: D: イマイチ
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)