シーサイドモーテル

はむちぃ：　皆様ごきげんよう、はむちぃでございます。本日はB級映画鑑賞会とあいなりましてございます(-.-)。
ゆうけい：　これこれはむちぃ君、なんと失礼な事を。違いまんがな、麻生久美子様鑑賞会でございますがな(*^^)v。
は：　それにしても麻生久美子様は出る映画を選ばれませんねえ、今回も三十路前のコールガールでございますよ。
ゆ：　来た仕事は全部受ける、情熱大陸でもおっしゃってましたが見上げたプロ根性でございます。ではイカにもタコにもなB級映画「シーサイドモーテル」、紹介まいりましょうか。

『2010年日本映画、『シーサイドモーテル』製作委員会

監督: 守屋健太郎

出演: 生田斗真, 麻生久美子, 山田孝之, 玉山鉄二, 成海璃子

生田斗真、麻生久美子ら共演によるアンサンブルコメディ。海がないのに“シーサイド”と名付けられた山奥のモーテルを舞台に、インチキセールスマン、三十路前のコールガール、借金まみれのギャンブラーらワケアリな男女11人が駆け引きを繰り広げる。 （AMAZON解説より）』

は：　山の中の安っぽい名前詐欺的なモーテルが殆ど唯一の舞台だけあって、いかにもチープに作りました感が逆に気持ち良い映画でございましたね。
ゆ：　あれで車を壊さなきゃホントのホントに低予算映画でしたな（笑。
は：　その割にはキャストが豪華でございますので人件費はかかっているかと（苦笑。
ゆ：　確かに。四部屋の一癖も二癖もあるカップルが織り成す人間模様と言うだけあって最低八人は役者をそろえないといけませんからな(^_^;)。
は：　それに絡むヤクザや警官も約四、五名必要でございます、あと犬一匹と（苦笑。
ゆ：　はむちぃ君まとめてくれたまへ。
は：　かしこまりました。

１０３号室：　生田斗真（いんちきセールスマン）、麻生久美子（三十路前のコールガール）
２０２号室：　山田孝之（追われるギャンブラー）、成海璃子（猫好きの好奇心女）、玉山鉄二（追う借金取り）、温水洋一（伝説の拷問師）、柄本時生（見習いチンピラ）
２０３号室：　古田新太（EDの安売りスーパー社長）、小島聖（妻、浮気の疑いあり）
１０２号室：　池田鉄生（下心満載のキャバクラ常連客）、山崎真美（身長170cmのキャバクラ嬢）

ゆ：　個人的にはやはりだましだまされゲームの103号室の麻生久美子様を拝むための映画ですが、客観的に観ると202号室のヤクザのゴタゴタが一番面白かったですなあ。
は：　二転三転のエピソードも良く練られておりますし、登場人物のキャラも立っておりましたね。
ゆ：　山田孝之と玉山鉄二の丁々発止も見応えありましたが、伝説の拷問師には笑いましたな。相変わらず温水さん良い味出すわ。
は：　他の二部屋もそれぞれに笑わせます。
ゆ：　扱いとしては比較的軽いですけど、四部屋がお互いに時には微妙に時には決定的に影響を与え合う絶妙の按配の仕込がされていますから退屈はさせませんね。脚本の妙でしょう。

は：　と言うわけでございましてなかなか楽しい映画でございました。
ゆ：　まあそこはかとなく漂わないでもない哀愁（笑、アホな笑い、ヤクザのゴタゴタのドキドキ、警官の泣き笑い、ナンも考えずにボーっと楽しむには良い映画です。一応言っときますがあくまでもB級ですので（笑。
は：　まあB級にしては良くできているとも申せましょう。では採点参りましょうか。
ゆ：　麻生久美子に5点増し！
は：　はいはい(-_-;)

はむちい：　６３点
ゆうけい：　６８点