ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

大阪ハイエンドオーディオショウ2010(3)

Electori1
(エレクトリのブース、スピーカー:MAGICO Q5)
 大阪ハイエンドショウのチョイ聴き試聴記、最後は5~10F編です。

8: エレクトリ

Electorli3 ( Nordost ODIN)

  冒頭写真のスピーカー、MAGICO Q5の音は今回最も印象に残りました。どちらかと言えば寒色系かつ濃厚系ですが、そんな好き嫌いを超えた超絶的レベルでの品位の高さがありました。HPを見ますと贅を尽くした自社開発ユニットに175kgにもなる強烈なアルミニウムエンクロージャー、そりゃ凄いわなと納得です。家に置いたら床が抜けますね(笑。
 もちろんメトロノームの芸術的CDP、ヘーゲルのアンプ、更には1m240万円也超弩級SPケーブル、ノルドストのODINもこの超高品位音に貢献していると思われます。
 自宅ではとても聴けない、遥か高みにある音を経験しておく事もオーディオファイルとしては良い経験だと思います。そう言う意味で有り難いデモでした。

9: ノア

Noah

 東京では噂の超弩級SP「ザ・ソナス・ファーベル、フェニーチェ」がお披露目されていたようですが、さすがに持ってこれないのか、ストラディバリ・オマージュブルメスターのアンプで駆動されていました。それでもでかい超高級機ですけどね。もちろん良い音でしたが、いつも感じるソナスらしい柔軟さとはちょっと違って硬かったような気も。。。ブルメスターのアンプの特徴でしょうか。

10: ナスペック

Naspec1

 Playback DesignsSACD/CD PlayerとDarTZeelのアンプでJoseph Audioの新スピーカーPulsarを鳴らしていました。ダールジールのアンプで鳴らすジョセフオーディオの音は精緻でホログラフィックで好きだったんですが今回は今一つピンときませんでした。本調子では無かったのか、たまたま鳴らしていたソフトが私の好みで無かったのか?

 もう一つの部屋ではケンブリッジオーディオのシステムで新しく導入した英国のモダン・ショートというメーカーのスピーカーを鳴らしていました。取り立てて印象に残る音では無かったですが、良い音でした、確か(苦笑。

11: リン・ジャパン

Linn1

 オーディオ雑誌などを見ても明らかですがリンは完璧にPCオーディオに特化していますね。この写真の部屋のシステムもMajik DS-1(ネットワーク・デジタル・ソース+プリメインアンプ)+Majik140(スピーカー)という極限まで単純化されたシンプルなシステムで、操作にはiPadを用いておられました。これからの家庭オーディオの一つの形でしょうね、本当にこれだけで十分良い音が出ていました。ただ、このスピーカー見た目以上に低音が出ますのでセッティングは意外に難しいかも。そのあたりはやっぱりアナログ的世界(笑。

12: ハイファイジャパン

Hifijapan1

 アキュのブースのMonitor Audio PL-100、300が良く鳴っていたことは前回書きましたが、本家ハイファイジャパンのブースではその中間のPL-200アコースティック・アーツのCDP+Integrated Ampで鳴らしていました。
 これが、とてもナチュラルでバランスの良い音で感心することしきりでした。ホテルの一室という比較的ホームユースに近い環境にジャストフィットしている印象で、300の下位機種などと侮れない実力機ですね。
 プラチナム・シリーズを通して素直なスピーカーという印象ですので、もちろんアコースティック・アーツの音の良さでもあるのでしょう、クロームメッキの仕上げも美しく印象的でした。
 というわけで、このシステムはMAGICO Q5の次に良かったです。Q5が700万円、PL-200が100万円、これだけ差があっても同じように感動できるところがオーディオの面白いところ、、、かな。

 他にも覗いたブースはいろいろあったのですがあまりに長くなりすぎますのでこれくらいでお開きにさせていただきます。長のお付き合いありがとうございました<m(__)m>。