ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

トイ・ストーリー3

トイ・ストーリー3 [DVD]
はむちぃ: 皆様こん**は、本日の映画レビューはこのブログでもおなじみのPIXAR最新作「トイ・ストーリー」でございます。
ゆうけい: ディズニーに吸収されてからのピクサーの作品は、個人的に出来が今一つだと感じておりましたが、ピクサー第一作「トイ・ストーリー」の満を持した最新作であり、前田有一の超映画批評で95点を叩き出しておりましたので楽しみにしておりました。
は: 3Dも見たかったところでございますが、
ゆ: 都合がつかずに映画館では見損ねてしまいました。まあ2Dでも良いものは良い筈。見てみましょうで、はむちぃ君。

『 2010年映画 製作: PIXAR 配給:ブエナビスタ・インターナショナル(ジャパン)
監督:リー・アンクリッチ 
製作:ダーラ・K・アンダーソン 
製作総指揮:ジョン・ラセター

 長編CGアニメーション第1作の『トイ・ストーリー』発表以来、『ファインディング・ニモ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など、数々の感動作で世界中の心をつかみ続けてきたディズニー/ピクサーの集大成にして最高傑作!

 カウボーイ人形のウッディと仲間たちは、大好きなアンディとの別れが近づいたある日、手違いで保育園に寄付されてしまう。「もう一度子供と遊べる!」とはしゃぐバズたち。だがそこは、おもちゃを破壊しまくる凶暴な幼児たちが集まる、おもちゃにとっての地獄だったのだ…。(AMAZON解説等より)』

は: 細部まで練りに練られたプロット、第一作からの質感を大事に守った上で最新の技術を用いて作られた映像、そして何よりもピクサーの良心を感じさせるテーマ、さすがとしか言いようがございません。
ゆ: 人は成長に伴いいつかおもちゃを捨ててしまう。その時に捨てられるおもちゃにどういう思いを抱くのか、そしてどうなる事が捨てられるおもちゃたちにとって一番幸せなのか?まあ、おもちゃ自体が心を持って自律的に動くこと自体にプロット上種々の無理はあるものの、テーマも完成度も大した作品ですね~。

は: 私メも拙ブログにおいていろいろと発言させていただいておりますが(^.^)?
ゆ: た、確かに(^_^;)。まっ、擬人的におもちゃを描いてピクサーの良心そのものをずばりと提示しているところ、確かに前田有一が95点を与えるだけのことはあるよね。ただ、彼の言うようにアメリカの大人たちが自国の過去の栄光と大失業時代の自分たちとを重ね合わせて涙したのかどうかまでは疑問ですが。。。
は: それでも大人を納得させる映画であることは間違いないですね。
ゆ: 自国情勢と言えばバズが突然スペイン語バージョンになるのはヒスパニック系の人口が急増している情勢に迎合しているのかもしれませんね。そう言えばランディ・ニューマンの名曲「君はともだち」も、ラテンバージョンでジプシー・キングスが歌ってました。
は: 日本からは、日本アニメを代表してトトロ様もご参加でございました(笑。
ゆ: 謝辞に宮崎と鈴木両名がクレジットされてましたね。

は: まあトトロ様は特別出演として、今回の新顔のキャラもみんな見事に立っておりましたね。
ゆ: バービーに一目惚れするちょっと間の抜けた二枚目ダンなんか笑わせてくれましたね。やるやると思ってやらなかったディスコ・シーンをエンドロールに持ってきたところなんか、なかなか憎い演出でした(笑。まあそれにしてもおもちゃ、ぬいぐるみの質感がレギュラー達の質感と違和感無く融合している映像の見事さは、まことにピクサーらしい徹底した完璧主義と申し上げておきましょう。

は: ただ一点、私メ思ったのですが、ラストはあれでよかったのでございますかね、ウッディが望んだという設定になっておりますが、若干安直でまた同じことの繰り返しになる時が来る選択のように思うのでございますが?
ゆ: せっかく民主的になった某所へ戻るほうが良かったかな(苦笑?確かにはむちぃ君の言うように結論の先送りみたいな感は否めません。そのあたり賛否が若干分かれるかもしれませんが、一話としてのプロットは完璧で次作への伏線という感じは無かったです。
は: ほとんどリアルタイムとシンクロさせて作ってきているシリーズですから、新しい主人の年齢を考えると当分は新作は無いでしょうね。では採点参りましょう。
ゆ: まあ前田有一の95点は入れ込み過ぎにしても、子供から大人まで楽しめる「トイ・ストーリー」シリーズはピクサー社の根幹をなす作品ですね。

はむちぃ: 77点
ゆうけい: 78点