ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

The House / Katie Melua

House
 グルジア生まれでイギリスで活躍する若き歌姫、Katie Melua の最新作が、や~~~っと届きました。オリジナルとしては4枚目、、前回のライブ(Live at O2 Arena)を入れると通算5枚目となります。

1 I'd Love To Kill You   
2 The Flood   
3 A Happy Place   
4 A Moment Of Madness   
5 Red Balloons   
6 Tiny Alien   
7 No Fear Of Heights   
8 The One I Love Is Gone   
9 Plague Of Love   
10 God On The Drums, Devil On The Bass   
11 Twisted   
12 The House

『イギリス、ヨーロッパで頂点を極めたシンガー・ソングライター、Katie Meulaの約2年半振りとなる4作目のアルバム。長年のコラボレーター、Mike Battから離れて制作された作品で、プロデューサーにWilliam Orbitを迎えた話題作!Guy Chambers、女性アーティストとのコラボレーションが多数あるRick Nowels等を共作相手に迎えているのも特徴。 (HMV解説より)』

 それにしても今回はジャケットがちょっと怖い(笑、一作目の「殺すほど愛すわよ」を意識してるんでしょうか。ま、その一曲目と、Amazonにレビューされてる方も書いておられるように二曲目の「The Flood」は良い。でもその後が、、、う~ん、ちょっと一本調子のように思います。

 今回は育ての親、マイク・バットの曲は10「God On The Drums, Devil On The Bass」だけで、あとはケイティのオリジナル(ガイ・チェンバースとの共作が多い)で占められています。そのあたり、彼女としては一人立ちを目指した野心柞なんでしょうけれど、やっぱりファンとしては「The Closest thing To Crazy」「Nine Million Bicycles」「If You Were A Sailboat」のような、 マイク・バットの心に沁みるようなバラード曲がほしいですね。

 過渡期ならいいんですが、ノラ・ジョーンズの陥ったような袋小路にケイティが迷い込まないように祈っております。

 なお輸入盤であるDramatico盤の音質はなかなか良好です。