ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Eclipse AVN779HD

Eclipseavn779hd  綾瀬はるかの次は上戸彩かよ、と思われた皆さん、それは違います、私は蒼井優です(違。もとへ、最後の車ネタでございます。写真右側を見ていただければ分かるようにナビの話題でお付き合いくださいませ。新車はオーディオレスで購入し、ナビは富士通テンの「AVN779HD」を、スピーカーはGathers(Hondaの純正ブランド)のGS-5060XL(front)、5060DL(rear)を後付けしました。

 今まではCarozzeriaの自動音場&イコライジング補正(auto TA & auto EQ)できるカーオーディオを使っていたものですから、正直なところHondaのCivic Hybrid試乗車についていたHDDインターナビ+6SPの音には呆然としました。どこで鳴っているのかわからない定位、ドンシャリと言うよりもドコドコ低音だけが強調されている不自然な音、おまけに画面はQVGA、で、これを装着すると約28万円高。。。これはいかんと即、買うならオーディオレスと決断しました。

Frontsp_3   オーディオレスになると4SPになりますが、はるか向こうのAピラーの根元に隠れているツイーターなんて意味ないし、フロント2本をコアキシャルにしてauto TA&EQすればはるかに安上がりで良い音になるだろうと考えました。ただ、そこで引っかかったのがシビハイの取り付け穴。写真で見るとSPカバーはアウターバッフルっぽくって一見カッコいいんですが、取り付けホールは逆ひょうたん型の小さいもので、インナーバッフルなどを市販のトレードインSPにつけて装着する際には裏リブのカットなどの工作が必要になります。
 始めからあまり新車をいじりたくなかったもので、散々迷った挙句、とりあえずは無難に取り付けられるGather製品にしたというわけです。もちディーラーがつけてくれましたが、元のスピーカーの安っぽさにはさすがコストダウンの時代だなと感心しました。Gathersの箱には堂々と

MADE IN CHINA

と書かれておりましたが、まあめげませんよ、きっとFoster(Fostex)のOEM生産工場が中国にあるんだと信じております(苦笑。

 さて、ようやく本題のナビです。オーディオレスですから当然ポッカリ空いた2DIN穴に入れなければなりません。家内は今度は優秀なナビを、そして当然私は優秀な音を希望です。折衷案で2DINをオーディオにしてオンダッシュの安いナビに、と言う案は即却下。

 で、auto TA&EQのあるカロのサイバーナビを価格コムの安いところで仕入れるしかないかなと思っていたのですが、水泳のお仲間に富士通テン関係の方がおり「是非イクリプスを」と勧められてしまいました。

7792  正直なところ当初全く眼中になかったのですが、本やネットでの評判を調べたところ、イクリプスはAVN(Audio,Visual,Navi)のバランスが良いとのこと、その中でもHDD最高機種のAVN779HDはauto TA&EQが可能である事が分かりました。幾つかの疑問点をメールで問い合わせたり、某ショップに来ていた販促員の方に訊いたりした時の対応も丁寧だったので、決定。地元神戸のメーカーですしね。
 問題はお値段。当然最高機種ですから高くて定価32万。。。ですが、価格コムで17万で手に入る事が判明しました。これなら取り付け費、もろもろの別売りオプション、SP、ロードノイズ低減マットを入れても純正のHDDナビよりずっと安く済みます。

Navi1  早速納車翌日に、知り合いのショップで綺麗に取り付けてもらいました。
1: iPod用接続ケーブル(別売)
2: USB接続ケーブル(779のみ付属)
3: セッティングマイク用RCA延長ケーブル(別売)
と、3種類もケーブルを引き出さなければならないので、センターコンソールから出すとさすがにかっこ悪いので、全部グローブボックスの中に入れてもらいました。
 帰宅後、もろもろの基本設定を済ませた後、先ずはデジタルTV、AM,、FMの設定。さすがに7.0型WVGAディスプレイで見る12セグは綺麗ですねえ。関西TVの名物キャスター、ヤマヒロさんの頭も綺麗に光ってました(笑。あとはひたすらオーディオの調整。

 最初に先日試乗車で聞いたRe-Trickの「Evidence」をかけてみました。SPの能率が低い(85dB)ので、ナビのアンプで果たしてまともになってくれるんだろうかと心配だったんですが、意外にも結構良い音です。ナビの音としては上々でしょう。少なくとも試乗車の。。。(以下略)
 カロと同じMOS-FETをヘッドユニットのアンプ部に使っていますが、カロとはやはり音質は異なります。カロのオーディオはメリハリの付いた明るくて中音域のくっきりした音質でしたが、こちらは暖色パステル系の柔らかめでナチュラルな音、どちらかと言えばアコースティック系に合いそうです。もちろんSPを替えた効果も大きいと思いますが、それにしてもこれだけの音が出れば満足。販促員の方が

「今度の779は徹底的に音にこだわり、コイルやコンデンサも今までの倍使ってます。自信作です。」

とおっしゃってましたが、それだけの事はあると思います。

 さあそうなると、後はカスタマイズです。とりあえず次の2種類にカスタマイズ化しました。

CUSTOM 1
 Front 2SP only
  auto EQ On
  auto TA On
  Loudness Off
  Harmonizer Off

CUSTOM 2
 4SP, Dolby ProLogic II On
  auto EQ On
  auto TA On
 Compression Off
  Loudness Off
  Harmonizer Off

Audio_item05_2   まずCUSTOM 1は普通にいつものiPodやラジオを聴く時の設定です。別売りのマイクを使ってタイムアライメントと周波数補正を行ってから、まずフロント2Chのみと4Chのみで聞き比べてみます。
 2ChはOK。ところがまあ4Chの音のひどい事(苦笑。リアは後席ヘッドレストの後ろに上を向いて設置されていますから無理も無いですよね。そうでなくても大抵のカーオーディオ・ファイルはリアを殺して聞いておられますし、このナビだと2Chのみの設定ができるので即決定。

 ちなみにHarmonizerと言うのは、「MP3/WMAなどの圧縮音源において圧縮時に失われた音の響きや奥行き感、音色などの倍音を自動生成する音質補強」だそうです。DENONのαプロセッシングみたいなものかと思いますが、聴いてみると確かに音は滑らかになりますが、活気まで失われるのでボツにしました。Loudnessはジャンルによってはあったほうがいいので、それはその都度on/offします。

 CUSTOM 2のDolby ProLogic IIと言うのはDVDの擬似サラウンド機能ですが、MOVIEMUSICの2種類が選択でき、MUSICではラジオ以外の普通の音源でも擬似サラウンドが可能です。Offでの4Chよりはずっとましな音でしたので、Custom 2に入れる事にしました。DVDやライブ音源などの時に使いたいと思います。

 その他、各SPの音量レベルの調整、Balance Faderによる定位中心の位置補正などの微調整を行って最終的にCUSTOM1と2に登録しました。

 ちなみにSFCという機能でCONCERT、LIVE、CATHEDRAL、STADIUM、CLUBなどの音響効果も得られますが、まあこれはお遊びで、一回聴いたらハイさようなら、ですね(笑。

 CD、iPod、USB、FMなどで、色んなジャンルの音を聴いてみましたが、先ほど述べたようにアコースティック系はとてもいいし、ロックやポップもラウドネスなどを使えばそれなりに聴けて、まずまず出だしとしては満足です。SPのエージングが進めばその都度また微調整をしていきたいと思います。

Audio_item16  ちなみに富士通テンと言えば、オーディオファイルの方の脳裏には真っ先にタイムドメインの卵型SPが思い浮かぶと思います。実はあるんですよ、これが(笑。徹底的にこだわればこんなシステムが組めて、これ専用のSetting Programも779には内蔵されています。デカイ車を持っておられる方はいかがですか?

 えっ、ナビの方ですか?とりあえず自宅だけマークしました(笑。

 自分ではオーディオ記事のつもりです(笑。お気に召せばポチッとお願いしいますm(__)m

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