ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ウルトラミラクルラブストーリー

ウルトラミラクルラブストーリー [DVD]
はむちぃ: 皆様こん**は、本日の映画レビューは邦画に戻りまして、松山ケンイチ様、麻生久美子様主演の「ウルトラミラクルラブストーリー」でございます。お二方ともご主人様お気に入りの俳優でございますね。
ゆうけい: そうなんですよ、以前「情熱大陸」で麻生久美子が取り上げられて、とても良かったんですけど、その時に3本の映画の撮影シーンを取材していたんです。
は: はいはい、既にレビューいたしました「おと な り」「インスタント沼」とこの作品でございますね。この作品が最後になった理由はどういう事でございましょう?
ゆ: 情熱大陸では結構な時間をこの作品に割いていたので興味をそそられたんですが、トレイラーを見て萎えましてな(苦笑。
は: ははぁ、トンデモ系の映画だと?
ゆ: イエスアイドゥー(坂田師匠風、I thought so.
は: 坂田師匠のギャグを英語でフォローせんでもよろしかろうに(ーー;)。まあとにもかくにも映画紹介からまいりしょう。

『2009年日本映画
監督・脚本:横浜聡子
原作:「ウルトラミラクルラブストーリー横浜聡子・著(角川書店刊)
製作:「ウルトラミラクルラブストーリー」製作委員会,2009年、日本映画

キャスト:
松山ケンイチ 麻生久美子
ノゾエ征爾、ARATA藤田弓子原田芳雄渡辺美佐子

青森で農業をしながらひとりで暮らす、子供みたいな青年・水木陽人(松山ケンイチ)。ある日、陽人は東京からやってきたという幼稚園の新任の先生・町子 (麻生久美子)に出会い、一目で恋に落ちてしまう。さっそく猛アタックをしかける陽人だが、元カレのトラウマをかかえている町子はちょっと困惑気味。しかし、陽人の身に起きた“ある出来事”によって、2人の距離は徐々に近づいていくのだが・・・。』

は: こ、これは(呆然、
ゆ: セ、セリフが分からん(自失。
は: 二人合わせて、
ゆ: 茫然自失、お後がよろしいようで<m(__)m>
は: これこれ、終わってはいけません。

ゆ: それにしても青森弁は難しいですな、止むを得ず日本語字幕を入れてしまいましたよ。オラシオさんなんか普通の標準語で喋っておられましたけどねえ。
は: 設定は津軽弁でございますが、松山ケンイチ様のご出身は大湊の方で微妙にイントネーションが違うという細かい指摘もネット上では飛び交っております(苦笑。

ゆ: どっちにしても分かりませんがな(^_^;)、それ以上に分からんのが映画の内容。。。
は: 新人女性監督とのことで、新鮮な感性で撮っておられるんでしょうけれど、とんでもない展開でございましたね。
ゆ: 感性が鋭きゃええっちゅうもんでもない、という事が良う分かりまんな。主人公の設定なんか、天真爛漫なんちゅうて紹介されておまっけど、病気差別スレスレでっせ、ほんま。
は: 対抗して関西弁で喋らなくてもようございます(ー_ー)!!

ゆ: まあ何はともあれ、「20世紀少年」シリーズでは美味しい役をもらってたARATA君も、詳細は伏せますが、青森までロケに行ってあれじゃ気の毒だなあ(笑。
は: ご本人は意外に楽しんでおられるかもしれませんが。
ゆ: 見る方にとってはあれだけじゃ不満ですねえ、ああいう形で出すならもうちょっとマツケン以外の登場人物とも絡ませないとね。

は: ラストシーンの不可解さには奥様がお怒りになりましたね(^_^;)。
ゆ: なんじゃこりゃ、こんなワケワカラン映画借りてきて!といたく怒られましたな、溜まったポイントでタダで借りたと釈明してやっと許してもらえました(^_^;)。まあ冗談はさておき、あのラストシーンをどう解釈したって、一本の映画として評価できるまでは至りませんなあ。

は: さて、麻生久美子様はいかがでございました?
ゆ: まあまあ、というところですかね、彼女自身情熱大陸で謙虚にも、来る仕事を選べるほどの女優ではないと語っていましたし、このような映画でも全力で演技しているところは好ましいですが。
は: 「情熱大陸」を見ますとロケはそれなりに楽しんでいたとは思いますが?
ゆ: 横浜聡子監督が自分のコンセプトをこなすのに精一杯で、彼女の魅力を十分に引き出すところまでいってなかったです。
は: 例えば「インスタント沼」では、気心の知れた三木聡時効警察シリーズで確立したコメディエンヌとしての彼女のキャラで遊びまくっていて痛快でしたし、
ゆ: 「おと な り」では、「ニライカナイからの手紙」で蒼井優の、「虹の女神」で上野樹里の魅力を引き出した熊澤尚人が等身大の麻生久美子の魅力を初めて開花させた、というほどの手腕はなかったですね。横浜聡子という方の評価をこれ一作で下すのは酷かもしれませんが、「ゆれる」が2作目だった西川美和や、軽くても感性の鋭かった「100万円と苦虫女」のタナダユキと比べると、メジャーデビュー作としては完全に遅れをとったんじゃないかと思います。

は: では、この作品を採点した後で、ご主人様に今回出てきました映画すべてを採点していただく、という企画は如何でございましょう。
ゆ: おもろいでんな(笑、やってみましょう。

はむちぃ: 50点
ゆうけい: 35点

ゆうけい採点

麻生久美子関係

「おと な り」 85点
インスタント沼」 59点

女性監督関係

「ゆれる」 93点
「100万円と苦虫女」 72点

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