ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

おっぱいバレー

Opv_main
はむちぃ: 常連の皆様、大変お待たせいたしました、今回の邦画レビューはいよいよOPVこと「おっぱいバレー」をお送りいたします。
ゆうけい: タイトル見て主演が綾瀬はるかと聞いた時はキタ━(゚∀゚)━!!!!!、と思いましたが宣伝文句が「このタイトルでまさかの涙!満足度90%、オススメ度95%」、一体どういう映画やねん(笑。
は: 巷の噂では過大広告ともその通りだとも賛否両論渦巻いておりましたが、前田有一様は90点と高評価でございました。
ゆ: それは楽しみですな(^o^)、早速見てみましょうで。

おっぱいバレー [DVD]

『2009年日本/112分/配給:ワーナー・ブラザース映画、東映
原作:水野宗徳 
監督:羽住英一郎 
脚本:岡田惠和 
製作:日本テレビエイベックス・エンタテインメントほか 

キャスト:綾瀬はるか青木崇高仲村トオル

 1979年、北九州。赴任早々、中学の弱小男子バレー部顧問になった新任女性教師、美香子は、やる気ゼロの部員たちに“試合に勝ったらおっぱいを見せる”というあり得ない約束をさせられてしまう。
 そんな約束に戸惑う美香子をよそに、部員たちはおっぱいが見たい一心で練習に打ち込み、別人のように強くなっていく。ピンチを迎えた美香子先生の運命は・・・??

 監督は『海猿』シリーズや『逆境ナイン』などで男たちの熱い物語の演出に定評がある羽住英一郎。主演はキュートなコメディアンヌぶりが光る綾瀬はるか。教師という仕事への熱意を失いかけつつも、再び自信取り戻そうと奮闘する美香子先生を熱演。さらに青木宗高、仲村トオル光石研石田卓也大後寿々花らが集結。“おっぱい”に憧れる中学生たちには全てオーディションで選ばれたという個性豊かな6人が扮した。多くの話題をさらった、いつの時代も変わらない、感動に満ちた青春エンターテインメントの傑作。』

は: なるほど、なかなか良くできた映画となっておりますね。
ゆ: 題名で煽っておきながら、ごく真っ当な学園青春コメディを作ってしまいましたね~。
は: 自らの過去のトラウマや教師としての未熟さに悩みながら次第に成長していく女性教師、徹底したバカっぷりを徹頭徹尾貫くアホ生徒、見事なマンネリズムを飽きさせずに最後まで引っ張っていった監督の手腕はなかなか見事でございます。
ゆ: 実話をもとにしているらしいですが、それが本当ならこいつらあの時代のバカの見本ですな(笑。

は: 時代設定にもこだわって作られておりましたね。
ゆ: なかなか見せてもらえない「11PM」をやっと見られたと思ったら釣り特集だったとか、BGMに歌謡曲全盛期の名曲を散りばめたリだとか、初代セリカハッチバックをさりげなく見せたリだとか、我々の世代なら思わずニヤリとしてしまう演出でした。また、福岡県の方には八幡製鉄全盛時代の背景はたまらなく懐かしかったでしょうね。
は: 特にBGMには凝って選曲されておられましたね。
ゆ: 一番はフィンガー5の「個人授業」なんでしょうけど、個人的には永ちゃんの「ウィスキーコーク」と永井龍雲の「道標ない旅」にほろりとしました。
は: 「道標ない旅」は試合のクライマックスシーンに使われて、主人公の女性教師の思い入れの強い高村光太郎の詩集「道程」と見事に呼応しておりましたね。

ゆ: ただ、これらの時代設定を懐かしむのは当然我々のようなおじさん世代で、前田有一が言うようにクリック一つで厨房でも裸がいつでも見られる時代、音楽が携帯メディアで極私化している時代の若い人が見てどの程度共感できるのかが疑問なところですね。
は: それなのにおじさん世代が入りにくいような題名をつけてしまったところに自縄自縛の感がございますね。
ゆ: そのあたり、製作者サイドの誤算というか読みの甘さがあったんでしょう、興行成績も余り伸びませんでしたね。

は: さて、綾瀬はるか様はなかなか熱演されておられたと思いますが?
ゆ: 優ちゃんあたりと比べれば圧倒的に大根ですが、売れるにつれて段々と演技が様になって来ましたね。
は: 監督も頑張って演技指導されたような雰囲気がございますね。
ゆ: ただ、この監督、

完璧に勘違い

してますね。
は: は?どういったところでございましょう。
ゆ: 「おっぱいバレー」という題名をつけといて、綾瀬はるかの豊満な胸を封印してちゃ根本的に映画が成り立ちませんがな、初登場のシーンから「巨乳」である事を強調してこそその後の展開に観客も共感していくわけでしょ、はるかたんがそれほどの胸の持ち主でないなら致し方ありませんが、「僕の彼女はサイボーグ」において前田有一

本年度ベストスローモーション賞
(最大の見せ場は仰向けのままベッドに倒れこむ場面で、ここで監督は真横から彼女のボディラインをしっかりとらえる。推定Eカップ・軟度Aの立派な胸がプリン状に変形するさまをさあ見てくださいといわんばかりだ。)

を捧げたくらいの胸の持ち主なんですよ、それを活かさないでどうするんですか、何も本当に見せるとは誰も思ってないんですから!!!<`ヘ´>
は: おおっ、句点無しに一気に一文で喝破されるとは、余程悔しかったとみえますね(^_^;)。ただ、最近の綾瀬はるか様はあまり胸を強調したくないようですし、事務所サイドから強い要請があったのかもしれませんよ。
ゆ: それなら主演を差し替えればいいんですよ。主演させてもらえるなら胸を強調してもかまわないという女優さんなんてゴマンといるでしょうに。実際ついこの前の「サイボーグ」の頃のはるかたんはそうだったわけでしょ。
は: そう言う意味ではサイボーグの監督のクァク・ジェヨン様の方が羽住英一郎様よりずっと観客のニーズを分かっていらっしゃると。。。
ゆ: 今の韓流ブームにはそういうサービス精神が旺盛なところも貢献しているんでしょうね。まあ、こんな娯楽映画を真面目に撮り過ぎるとこうなるという見本みたいな映画でしたな。

は: と言う事は「このタイトルでまさかの涙!満足度90%、オススメ度95%」と言うキャプションは看板に偽りありと?
ゆ: 前半はまあまあ許せるとしても、綾瀬はるかの胸を強調しなかったと言う一点において満足度、オススメ度とも半減ですな。まあそれでもはるかたんが見たいという方は、彼女なかなか頑張ってますからどうぞ見てください、と申し上げておきましょう。

私の怒りがモットモだと思う方、それでも私ははるかファンだという方、ポチッとお願いしいますm(__)m

にほんブログ村 映画ブログへ