ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ [DVD]
はむちぃ: 本日ご紹介する映画はもう説明不要、興行成績155億円のメガヒット、作品に対する評価も極めて高かった宮崎駿様の「崖の上のポニョ」でございます。
ゆうけい: 彼が息子の「ゲド戦記」にダメ出しして、千と千尋以来7年振りに原作・脚本・監督の三役をこなした作品ですからね、そりゃいい加減な出来ではジブリ・ファンが納得しませんわな。
は: ご主人様は「ゲド戦記の失敗の責任は鈴木敏文宮崎駿自身にある」と以前論じられたことがありましたし、余計にその思いは強うございましょう。
ゆ: そうですね、ですから世評が高かったのでまあさすがだなとは思っていたんですが、さあどうでしょうね、観てみましょうか。

『海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会う。アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、宗介に助けてもらったのだ。宗介のことを好きになるポニョ。宗介もポニョを好きになる。「ぼくが守ってあげるからね」
しかし、かつて人間を辞め、海の住人となった父・フジモトによって、ポニョは海の中へと連れ戻されてしまう。人間になりたい!ポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指す。危険な力を持つ生命の水がまき散らされた。海はふくれあがり、嵐が巻き起こり、妹たちは巨大な水魚に変身して、宗介のいる崖へ、大津波となって押し寄せる。海の世界の混乱は、宗介たちが暮らす町をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまう―。
少年と少女、愛と責任、海と生命。神経症と不安の時代に、宮崎駿がためらわずに描く、母と子の物語。(AMAZON解説より)』

は: う~ん、、、どうなんでしょう(ーー;)?
ゆ: 折角何度もレンタル店に足を運んでやっとの思いで借りられたのに、終わるや否や家内に

なんじゃこりゃ、これジブリ?、がっかりやわ

と一刀両断に斬り捨てられてしまいました(涙。
は: さすが歯に衣着せぬ奥様、見事な切れ味でございます(-.-)。

ゆ: ということでもうこれで終わりまひょか(ショボーン
は: それはご主人様あんまりでございます、ゲド戦記に6回もそれも超長文記事を費やしたではございませんか。。。
ゆ: と言われてもねえ、純幼児向けアニメをこのブログで語ってもしゃあないやん。
は: そこをなんとか、例えばディズニーと手を組んだジブリの世界戦略で、世界のアニメずれしていない幼児の方々のために、敢えて大人の評価に値するクオリティは重要視しなかったとか?
ゆ: それも考えて一応宮崎駿のインタビューなんぞをネットで漁ってみたんですが、情けない事に今までと同じスタンスで作っているみたいです、それでこれ?もう彼もダメかな?

は: 一応彼の生涯のテーマとも言える、人間が自然環境を破壊し続ける悪を軸に据えられてはおりますが?
ゆ: その描き方がまあ幼稚になったもんです。ナウシカの頃の志はどこへ消えたのかね?そう言えばあの頃からもののけ姫あたりで頂点に達した絵や色彩のクオリティも近年下がる一方だし。
は: それこそがジブリの真骨頂でございましたのにねえ。ジブリも外国へアウトソーシングしているんでしょうか?それとも極貧に喘ぐアニメーターがやる気をなくしたんでしょうか?
ゆ: 麻生太郎に聞いてください(笑。しっかし、こんなのでもブルーレイで観たら本当に綺麗なのかなあ?まあ健在なのは

「宮崎走り」

だけですな(毒。

は: 声優も相変わらずでございますね。
ゆ: 有名タレントを起用するジブリの悪い癖が全然治ってませんね。だからいつものように、子供と老人はそこそこしゃべっていても、中核となる大人世代の喋りが平板で絵空事絵空事のまま。しかも聞きとりにくい。
は: 次々とスタジオに現れる有名人に鈴木様と宮崎様が相好を崩しておられる様が目に浮かぶようでございます。
ゆ: 彼等には何故「ルパンIII世 カリオストロの城」のルパン、次元、五右衛門、銭形、不二子たちが今なおあれだけ生彩を放っているのか、もう一度原点に立ち返って考えて欲しいですね。

は: そう言えば主題歌は大ヒットいたしましたね。
ゆ: 家内も待ち受けコールに使っていましたが、もうやめるわ、と申しておりました。要するに単純なフレーズの繰り返しによる洗脳ですからね。
は: ヒットしたからと言ってクオリティとは比例しないということでございますか。まあご主人様、そんなに落胆せずに、折角のレビューですので、どうか一言お褒めの言葉もお述べになって締めくくって下さいませ。
ゆ: 子供が親を呼び捨てにするという一点を除けば、幼児~学童初期のお子様には良い映画だと思います。それと、タイトルロールとバックに流れるソプラノ歌手林正子さんの「海のおかあさん」は素晴らしいと思います。まあ、そんなとこです。

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