ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]
はむちぃ: 今回のレビューも「20世紀少年第2部」に引き続きまして、コミックの映画化でございますね。
ゆうけい: まあ、TVも映画も猫も杓子も漫画原作の時代ですからねえ、まあ20世紀少年と違ってお気楽映画ですから肩の力を抜いていきまひょか。
は: お目当ては「カムイ外伝」主演の松山ケンイチ様の偵察でございますか?
ゆ: 白土先生~大丈夫でしょうか~(ToT)、ってチャウチャウ、松山君は「男たちの大和」「NANA」「人のセックスを笑うな」あたりで十分評価してますよ。タッパもあるし、カムイは十分演じられるでしょう。それよりもこの映画と「容疑者Xの献身」で日本アカデミー賞助演女優賞をかっさらった松雪泰子さんお目当てですね(笑。
は: 今度は松雪様ですか~なんて突っ込みいれられますよ(;一_一)。

若杉公徳の人気漫画を松山ケンイチ主演で映画化。お洒落な渋谷系ポップソングミュージシャンを夢見て上京した心優しき青年・根岸崇一は、なぜかデスメタルバンドのギターボーカル、ヨハネ・クラウザー2世として活動することになり…。

松山ケンイチ加藤ローサ秋山竜次細田よしひこ宮崎美子松雪泰子ジーン・シモンズ(KISS) 他出演』

は: 。。。。。(-_-;)
ゆ: 。。。。。(・・;)、予想以上にひどいもんですな。
は: 確かに娯楽作品としてお約束どおりの起承転結にはなっておりますが、
ゆ: 若い人はこれにある程度のリアリティを見出せるんですかねえ。ありえんだろ、と言うシチュエーションのオン・パレードですな。

は: デスメタル渋谷系ポップの歌い分けくらいでしょうか、ちゃんとできてたのは?
ゆ: 確かに松山ケンイチは上手く演じ分けていましたね。ただ、あれがデスメタルかと言われると違うんじゃないかね、確かに歌詞は映画の最後にお断りを入れなきゃいけない様な内容だったけど、ビジュアルや音楽的にはKISS聖飢魔IIの模倣だよね。大体バンド名のDMCからして、KISSの「Detorit Rock City」のもじりでしょうしね。
は: 特別出演されたジーン・シモンズ様のKISSもデスメタルではありませんしね。
ゆ: そうそう、メークとパフォーマンスのインパクトが強すぎるんで誤解されるんでしょうけれどもKISSの全盛期にデスメタルという言葉はなかったですね。ハードロック/ヘビーメタルの端境期に位置していたバンドだったと思います。
は: 一方で主人公の地の方は、渋谷系フォークはみんななよなよのオカマちゃんなのか?と言われそうな描き方でしたね。
ゆ: デスノートのLもそうでしたが、松山ケンイチは上手いんだけど極端に演じますね。楽曲を提供したカジヒデキも心が広いねえ(笑。

は: さて、主人公をデスメタルに引き込んだ社長の松雪泰子様でございますが、、、
ゆ: 「容疑者X」での鬱憤を一気に晴らすような見事なはじけ方でしたな(笑。本人はもうこの映画には触れられたく無いらしいけど、そりゃまあそうでしょうな。
は: タバコを舌で消すわ、蹴りまくるわ、決まり文句は「そんなんじゃ濡れねえんだよ」ですもんね。
ゆ: 助演女優賞というよりは「アンタようやらはるわ賞」を差し上げたいくらいですね。まあ存在感は抜群ですから彼女を見るだけでも借りて見る価値があるんじゃないですかね。

は: というわけでまあ暇つぶしにちょっと刺激が欲しい、という時には最適の映画でございましょうか。
ゆ: できればジーン・シモンズには本来の火吹きをやって欲しかったですけどね。

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