ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

20世紀少年-第2章-最後の希望

20th2nd
はむちぃ: おや、20世紀少年の実写映画は第1章で懲りて、レンタルまで待つと言っておられたような(;一o一)?
ゆうけい: いやあ、やっぱり気になってねえ(^_^;)、観てきちゃいました「20世紀少年-第2章-最後の希望」を。

『 西暦2015年。2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂたちが行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。ケンヂの姪、カンナは高校生に成長し、学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていた。そんなカンナは学校で問題児扱いされ、「ともだちランド」に送られることに。それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。

監督 : 堤幸彦
原作・脚本・監修 : 浦沢直樹長崎尚志
出演 : 豊川悦司常盤貴子平愛梨香川照之ユースケ・サンタマリア藤木直人石塚英彦宇梶剛士小日向文世佐々木蔵之介黒木瞳唐沢寿明
(goo映画より) 』

は: 第1章は原作のコアだけを時系列でまとめたダイジェスト版のような作りになって失敗しているとおっしゃいましたが?
ゆ: それが驚いた事に、ブリッジに過ぎない中間部にしてはわりと良く出来ていたんですよ!今回は構成を映画用に徹底的に練り直しましたね、後でパンフレットを読んだらやっぱりその旨を長崎氏が書いてました。
は: 長い中間部ですから、そのまま作っていると恐ろしく長時間になってしまいますもんね。
ゆ: そうそう、だから取捨選択して切り取られた部分も多いし、原作とは異なる展開もあったりして、ファンには賛否両論があるだろうと思いますが、一本の映画としては良くまとめてあると思います。

は: 前回も役者は原作の雰囲気を忠実に再現していて良いキャスティングだとおっしゃってましたが、今回15年経ったメークはいかがだったでございましょうか?
ゆ: これも良かったですね。今回生き残り組では豊川悦司のおっちょ、香川照之のヨシツネ(冒頭写真左)の二人が中心となるのですが、メーク、演技とも原作のイメージ通りで素晴らしい出来でした。それ以外では13番(ともだち側の殺し屋)のARATAが鮮烈な印象を残してくれましたね。
は: 新たな登場人物ではやはり遠藤カンナ役の平愛梨様(冒頭写真右)、小泉響子役の木南晴夏様が中心でございますね。
ゆ: カンナになりきろうと努力すると、天然でそっくり過ぎる木南の対比が面白かったですね(笑。

は: 最近のマルチメディア戦略の常で細部にも凝ってありましたでしょうね。
ゆ: まあ色々とね、一番気に入ったのはサダキヨユースケ・サンタマリア)の乗る、たった330台しか作られなかった幻の名車TOYOTA 2000GTのナンバープレートを「20-00」にして実際に公道を走らせているところですね(笑。

は: では映画としては合格点だと言う事でよろしゅうございましょうか?
ゆ: それが難しい所でね、キャストやスタッフがどう頑張っても実写だとあまりにも荒唐無稽になってしまうところがこの原作の泣き所ですよね。前田有一の発言を前回も引用しましたが、何億と言うお金をかけてこのような幼稚な映画を作っていいものかどうか、本当に考え込んでしまいますね。
は: あんな変な党首を日本が、ましてや全世界が支持するとはとても思えませんよね。
ゆ: 「あ~そびましょ」に「ばっはっは~い」ですからねえ(苦笑。でもまあ、原作ファンなら一見の価値はあると思いますよ。

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