ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

DG-38導入記(4)練習編

Hiroinsulator
はむちぃ: 今日は奥様がお出かけなので性懲りも無くDG-38をいじっておいでですね。
ゆうけい: 性懲りも無くとは当たらずしも遠からずじゃのう。
は: おや、怒られると思えば意外に素直にお認めになりましたね(^_^;)。
ゆ: まあ、イコライザーとは難しいものじゃと分かったからのう、禿沢もとい柳沢先生が半年かかるとおっしゃった意味が良く分かりました。
は: この前消去線を使うなとおっしゃっておられましたのに(;一_一)。。。
ゆ: 功力先生申し訳ございません、お詫びにBEST SOUND COLLECTION買わせていただきましたm(__)m。ちなみにこうりきじゃございませんよ、いさおですからっ。

は: はいはい、オーディオファイルなら言わずもがなでございます。それはそうと、冒頭写真でDG-38の上に載っているのは随分前にお蔵入りしていたHIROのインシュレーターではございませんか?
ゆ: 知る人ぞ知る、殆どの人は知らないという幻のインシュですな(笑。実はこの前言ったようにDG-38って極端に重量配分が偏っていてね、向かって左前のBDRのPits&Coneで支えてある部分以外は無茶苦茶軽いんですよ、でね、他の2点のPits&Coneが触ってみると

くるくる回る

んですよっ!ほんま、おっちゃん独楽回しや、違うかっ!?(ものいい吉田サラダ風)
は: 確実に違いますっ、お好きですねえ、ものいいが(-_-;)。それはともかく、それではインシュの効果がございませんね。
ゆ: そうなんだよ、だから上から押さえ込む事にしたんだ、で思いついたのがこのインシュだったわけ。真鍮と銅で出来てるから二つ重ねると適度な重さになったよ。
は: カニバサミの要領でございますね。
ゆ: ふわっはっは~、飛騨の山中に篭る事ウン十年、編み出したるこの技、名づけて「かにばさみ」 、もがけばもがくほど身体にくい込むわ、どや、動けるもんなら動いてみぃ~、って、わしは池乃めだか師匠かっ!

は: はいはい、関西限定ギャグで勝手にぼけてなさいませ、でも、確かに音はしまった印象がございますね。
ゆ: HS-linkの音は緩いなあと思っていたんだけどケーブルのせいだけじゃなかったみたいだね。

Vcbvsflatbeq
は: はてさて、今日もまた長い前振りの末にやっと本題にたどり着きました、肝腎のヴォイシング(以下VC)とイコライジング(以下EQ)は上達されたんでございますか?
ゆ: 全然大丈夫、、、、、じゃないんんだよう(ToT)
は: 一瞬ご主人様の大嫌いな全然肯定型かと思ったらやっぱり。。。一体どこでつまづかれたのでございます?

ゆ: まずはステレオサウンドリスニング検定ですな、リンク先に載っている10種類のうちコンプレッサーを除いた9種類を、実際にイコライジングしてどういう音になるかやってみたんだ。
は: ズルはいけませんね。
ゆ: まあ懸賞品の柳沢先生のSACDはもう買っちゃったし、応募するつもりも無いんだからいいじゃないか、はむちぃ君(^_^;)。
は: まあようございましょう、で、自信満々で聴いてみたら全然分からなかったと(キッパリ!
ゆ: そのとおりでごぜえますだ(ショボン。低音のカット、ブースト位は分かるんだけど、如何に自分が駄耳かよう分かりましたわ(涙。

は: で、VC/EQの進み具合はいかがなんでございます?
ゆ: 前回書いたようにA、B、Cと3パターンあるんだけど、やっぱり左右の整合性をとるだけのBのパターンが一番自然で安心して聴いてられるんだよね。
は: 最新のBパターンが上の写真の上段でございますね。周波数特性はほぼ無調整ですから、VCのある無しで殆ど音質が変化しませんね。ところで、VCの有る無しで定位の差が以前より縮まった気がいたしますが?
ゆ: ぎくっ(・・;)、わかる?
は: 分かりますよ、はは~ん、何かまた散財なさいましたね。
ゆ: へへ~お見それしました、ついついヤフオクこんなものを落としてしいまいますた。
は: これはアキュの最高グレードのインタコケーブル、、、こんなことしてるからVC/EQが上達しないんでございますよ(呆。
ゆ: スンマソン、菅野先生

イコライザーを利用しないから電線病になる」

とおっしゃった意味が良く分かりました。
は: 全く痛い目をしないと分からないんですから。そう言えばもう一人の柳沢先生のおっしゃった、VCでフラットにしてから

「真っ白なキャンバスに自分好みの絵を描く」

練習はいかがなんでございます?
ゆ: それなんだけどね、一旦フラットにしてからイコライジングすると音がなまる気がしてねえ、ディップを無理に持ち上げてからいじってるからなのかなあと思ったり。
は: そう言えばDG-38使いの先輩どる様にもご相談しておられたんじゃなかったですか?
ゆ: そうそう、アドバイスをいただいたり参考になるサイトを紹介していただいたり、本当に勉強になりました。もちろんステレオサウンドや一足先に載っていたオーディオベーシックやらも勉強しなおしたんだけどね、色々な意見を聞いて、

「どの帯域をどうすると何がどうなる」

という事を意識すればするほど泥沼に入っていくんだよ。例えばボーカルで重要な400-630Hzを徒らに持ち上げるだけじゃますますボワンとした声になるだけなんだよね。
は: どこかを持ち上げればどこかを下げないといけないんですよね。
ゆ: おおっ、はむちぃ君は門前の小僧か!
は: 海原ちぃ山先生の薫陶でございます。で、要するにご主人様は人の声がVC/EQ無しの音から変質してしまうことに抵抗がおありなんですね。
ゆ: す、鋭い!そうなんだよ、例えばノラ・ジョーンズの声なんかどう聴いても下手にイコライジングした音より、アナログ盤の素の音の方が断然良いんだよねえ、口惜しい事に。

は: じゃあもうBパターンのVCで聴いておられればいいじゃありませんか。
ゆ: そうも思ったんだけどね、実はこれを買う時にルーツサウンドの布施さんから

「VCを通すと音がなまるという人は使いこなせてないんです」

と釘を刺されたんだよね。だから、とにかく練習するしかないと思ってね、先ずはVCでフラットにしてから自分でEQして限りなくON/OFFの音質が変わらないところまで追い込んでみることにしたんだ。
は: それでこの前からノラ・ジョーンズの曲ばっかり何度も何度も何度も何度も聴いておられたんでございますね。
ゆ: 四回も繰り返さんでも(^_^;)、まあそうなんだ、もうどの帯域がどうとか考えずにひたすらノラの声を頼りにね、もう寝ててもノラの声が聞こえたよ(笑。
は: で、出来たのが写真の下段というわけでございますね。
ゆ: そうそう、少しずつセーブしといて今日徹底的に追い込んだ結果がこのカーブなんだけど、ブラインドで聞いてもほぼON/OFFで違いが分からないと思うよ、はむちぃどう?
は: おおっ、確かに。元の音に近い上にVCもかかっておりますので、楽器の定位、分離も明確でございます。これはご主人様、頑張られましたね、でもBパターンの補正カーブと一見似ているようで違いますね。
ゆ: そうなんだよ、どの帯域も似ているようで良く見ると随分違うんだ。だから、どちらもON/OFFで殆ど変わらない音なのに、音質は微妙に違うんだよ。だからこれから色々聴き比べてみるつもりです。

は: というわけで、ご主人様はDG-38に入れ込んでおられまして電線病は卒業でございます。
ゆ: ギクッ。。。(・・;)
は: ま、まだ散財を?
ゆ: いや、リーマンショックのご時勢ですので高い物には手を出しませんから(^_^;)。
は: 次は多分デジケあたりでございますね(ジロッ。
ゆ: す、鋭い(タジタジ、ま、そのうち記事になるかも、です(苦笑。