ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

1年目のアナログメンテ

Oilchange
 昔「雨の日はオーディオメンテ」などという記事を書いた事がありましたが、今日も雨だったので、早めに夫婦で買い物を済ませた後にせっせとメンテを始めました。どうせまたDG-38の調整に悪戦苦闘しているのだろうと思われそうですが、今日はターンテーブルRoksan Xerxes20の方です。購入してから早1年近く経ったので、Roksanの指示どおりそろそろセンタースピンドルのオイル交換をすることにしました。

Innerplatter  アウタープラッターを外したところです。ターンテーブル本体に当たる部分をトッププリン、黒い部分をサブプリンスと呼んでいます。この二つを分離するのが、Roksanの振動遮断の一つの手法です。手前に見える4つのネジをレンチで緩めたりきつくしたりして水平を取るのですが、これがまたちょっと触るだけで音が激変します。Hoteiさんやtaoさんはこれで音質調整を楽しんでおられるようですが、私は怖々です(苦笑。一度全体に締める方向で水平をとってみたら、気のせいではないと思うのですが、音がソリッドになりました、ロックやジャズを聴くには良い感じです。

Motorpulley  モータープーリーインナープラッターにかけられたゴムベルトを外します。ゴムベルトはエタノールを含まない家具用ワックスで拭くように指示があります。探したらドイツのAUROというワックスがあったので、ほんのちょっと布に含ませて拭いてみたら布が真っ黒になったので慌てて空拭しました(怖。

 プーリーとプラッターのゴムベルトが当たるところはエタノールで拭いて良いと言う指示がありますのでその通りにします。一見綺麗ですが、拭いてみると僅かながらゴムカスが付着している事が分かりました。

 さて、いよいよインナープラッターのメインスピンドルを慎重に引き抜いて外し、メインスピンドルホールのオイル交換を行います。まず専用の綿棒で中のオイルを拭き取り、ロクサン純正のオイルを4滴たらし入れます。センタースピンドルの方も丁寧に掃除してからゆっくりと静かに回しながら挿入します。冒頭写真が、沈み始めたところです。
 Linn LP12の工作精度の高さはつとに有名ですが、、Roksanもこの部分の精度が非常に高く、完全に沈み込むには半日かかる、というのはアナログファンにはつとに有名です。去年新品時にルーツサウンドのマスターに入れてもらった時にはそれ程かかりませんでしたが、それでも1-2時間待ってました。
 今回は何度か静かに回して概ね沈みこんだ段階で4-5時間放置する事にしました。その間はやっぱりまたDG-38で遊んだりして。水泳にも出かけたけど(笑。

 それくらい待つとやっとゴムベルトをかける位置がほぼモータープーリーと水平と判断でくるくらい沈み込みました。後は楽なもので、ベルトをかけてモーターを回しますと、勝手にゴムベルトの方で正しい位置に戻ってくれます。その後アウタープラッターを戻します。

 最後にカートリッジの針圧をもう一度調整しなおして終了。早速聴いてみると、う~んリフレッシュしたような、そうでも無いような(^_^;)。まあ普段からメンテができている、と言う事にしときましょう。
 まあ冗談はともかく(冗談かよ^^;)、ノラ・ジョーンズの声が艶っぽくなったし、ベースの低音の弾み方も深くなったように思います。以上素人の怖々のアナログメンテは何とか無事終了したようです。DG-38関係については日々努力しておりますので、そのうちまた報告します。