ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

フェルメール展@東京都立美術館

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 先週末久しぶりに東京に出張したのですが、上野の東京都立美術館フェルメール展が開かれているので、空いた時間にフェルメール・ファンの家内と出かけてきました。上野は久しぶりでしたが、駅は随分印象が違ったものの公園の方は昔ながらの雰囲気でしたね。都立美術館は良く言えば歴史を感じさせる建物でしたが、、悪く言えば、もう老朽化していて最新の美術館と比べると正直言って見劣りがしました。

 「フェルメール」は正式には「光の画家とデルフトの巨匠たち」と言う副題がついているように、フェルメールの作品は7点に過ぎず、他には同じデルフトの画家で、フェルメールの多大な影響を与えたホーホや天才と呼ばれたファブリティウスの作品をかき集めて38点となっていました。

 が、一番楽しみにしていた傑作「絵画芸術」がありません。。。オーストリア教育文化省の通達により、中止になったそうです。過去に最大の規模だった大阪のフェルメール展を始め、一点でも関西に来れば必ずチェックしていた私ども夫婦にとっては、正直なところ寂しい内容の展覧会でした。個人的には「リュート調弦する女」だけが収穫でした。

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 他の作家としては、ホーホは何度も見ているので、ファブリティウスの作品を興味深く観ました。それでも観た事がある気がする作品もありましたが(健忘。

 というわけでやや肩透かしを食らった感がありましたが、久しぶりの東京散策の最初の取っ掛かりとしてはまずまずでした。その後公園内を散策し、久しぶりに不忍池まで足を伸ばしました。

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 20年位前に東京に住んでいた頃、漱石たち明治の文豪を偲んで時々出かけていました。でもいくら蓮池とは言え、こんなに蓮だらけだったかなあ?水面が見えないよ(笑。