ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ダーウィン・アワード

ダーウィン・アワード
はむちぃ: 本日は久々の洋画紹介でございますが、何かいや~な予感が、、、(-_-;)
ゆうけい: どうも~、ひっさしぶりにトホホ映画探検隊のゆうけいどぇ~っす。
は: やっぱり(;一_一)、で題名は「ダーウィン・アワード」でございますね。
ゆ: いやあ邦画でトホホを見つけるのはいとも簡単なんですけど、洋画で笑い飛ばせるトホホ系映画を見つけるのは苦労するんだよね、でも、これはピンと来るものがありました。実はThe Darwin Awardと言うのは実在しているんです。リンク先を見ていただくと分かりますが、

最も馬鹿馬鹿しい死に方をしてくれた事により、人間の遺伝子から不良な部分を取り除くことが出来、人類の未来に貢献してくれた死人に送る賞」

と言うものすごくブラックな賞なんですよ。私もリンク先の受賞された故人の死に方を幾つか拝見いたしましたが、笑ってはいけないと思いつつ(以下略)。
は: それを映画化したとなると、確かにお馬鹿な映画が出来上がりそうでございますね。では拝見いたしましょう。

『優秀なプロファイラーでありながら血を見ると失神してしまう刑事のマイケル(ジョセフ・ファインズ)は、連続殺人犯を取り逃がした事を機に警察を辞職する羽目に。失意のマイケルだが、「ダーウィン賞」の受賞者が保険会社に毎年何百万ドルの損害を与えている事に気づき、自分を保険会社に売り込む。会社は4週間で証明すれば採用するとし、マイケルは女性調査員のシリ(ウィノナ・ライダー)と組んで全米各地を回る事に。そこには様々なバカな事件が、彼らを待ち受けていた。。(goo映画より)』

は: いやあ、これでもかと言うくらい馬鹿な死に方が出てまいりましたね。
ゆ: 笑えますねえ、これを喋っちゃうと観る方の興味が半減しますからやめときますが、死んだ方には気の毒とはいえどうしてそんな馬鹿な事をするの!?と言いたくなりますね。
は: ベテラン保険調査員のシリ様が最後の方で

「保険会社はどんな顧客にだって金を払わないのよ、それで絶望した人々が結局はあんな馬鹿な死に方を選ばざるを得なくなるのよよ」

と心情を吐露される場面がございましたが。。。
ゆ: まあ、とってつけたような理屈で一応社会派コメディにしておこうとする魂胆じゃないでしょうかね。商売柄日本の保険会社のやり口も多少知っていますし、向こうはそれよりなお酷いかもしれませんが、それだけであんな馬鹿な死に方を選ぶわけもありません(苦笑。でも

「苦情電話なんて音声ガイドの迷路に引きずり込んでしまえばやがて相手はあきらめて切ってしまう」

と言う台詞には思わず喝采をあげてしまいましたね!禿同です。
は: 電話の嫌いなB型のご主人様がとりわけ嫌いなのが音声ガイダンスですもんね~、滅多に喧嘩などされない奥様とそれで、、、
ゆ: これこれ、はむちぃ君、余計な事はイワン・レンドル

は: イワン雷帝よりは新しゅうございますが、それでも古いですよ(-_-) 、古いと言えばウィノナ・ライダー様も久しぶりにお見かけしましたね。
ゆ: ほんとですねえ、調べてみたらコンスタントに仕事はしてるみたいなんですが、実生活での万引き事件以来こちらではとんとお見かけしませんでしたね。
は: シリと言う役名はポール・オースターの奥さんと同じ名前でございますね。
ゆ: そうそう、ですから北欧系のはずなんですけどそんなところは微塵も感じない典型的にベタなアメリカ人を演じてましたね。でも調べてみたらウィノナ・ライダーの本当の姓はホロヴィッツなんですよ、驚きました、現実は映画より奇なりですな(笑。

は: ベタなアメリカと言えば音楽的にもビリー・ジョエルを主人公が好きだったり、ヘビメタのメタリカのライブがあったりと、ベタなアメリカがそのまま出てまいりましたね。
ゆ: 主人公マイケルが車の中で「ビリー・ジョエルピアノマン」をかけてシリをリラックスさせようとしたら余りにも懐メロ過ぎるのでシリがいや~な顏するんですが、マイケルがそれを「うるさい音楽をかけすぎたかな」と勘違いするところなんかにやっとさせますね。でもかかってたのは「Vienna」でしたね、あれは「ストレンジャー」に入ってたはずですが(苦笑。
は: メタリカのライブは本当にメタリカ様が出演されてましたね!
ゆ: きっとこんなお馬鹿な映画が彼らも好きなんでしょうね(^_^;)。そう言えば彼ら空耳アワーの常連ですが、今回は会場に落ちてくる車を見たジェームズ・ヘッドフィールドが呆然として

お ち た !

と日本語で言ってるように見える場面があるんですよ。口パクアワーですな(^O^)、タモリ倶楽部がお好きな方は是非見て下さい!笑えますよ。

は: と言うわけでございまして、お馬鹿な死に方をする方々が次々と出てはまいりますが、映画自体は割りとまともな映画でございましたね。
ゆ: B級には違いないですが、そう言う意味では当てが外れましたね。実はこの映画の殆どの場面でファインダーのフレームが写っているんですが、このあたりのアイデアもとても面白いと思いました。
は: 面白い趣向でございましたね。あと、例によって例のごとくエンドロールの後にしゃれたエピローグがございますのでお見逃し無きようお願いいたします。

ゆ: も一つおまけに超おバカネタを。日本版オフィシャルサイトに「EBlogparts」という、

「マウスを連打してウィノナ・ライダーを脱がしていく(--〆)」

という、ほっっっんとうにお馬鹿なブログパーツが用意されています。さすがにこのブログに貼る勇気はありませんが、興味のある方はどうぞ~~~~~。