アメリカの作家ノーマン・メイラー 氏が11月10日に逝去されました。享年84歳、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
以前紹介したことのあるトルーマン・カポーティとともに「ニュージャーナリズム」の旗手といわれた人でした。その後読んだカポーティの伝記にも、二人して仲良くカメラに納まっている写真がありました。カポーティが「冷血」以後ノンフィクションを書けなくなったのに比し、メイラーのほうは軍隊経験もあり、骨太の印象を受ける方でした。
リンク先の解説にもありますが、進駐軍として日本に滞在した経験もあり、「日本は私が見た中で最も美しい国」というくらい日本贔屓の人でもありました。
我々の世代にとっては、マリリン・モンローをこよなく愛した人、というイメージが強いですね。「アメリカの二人の美しい人」という台詞はあまりにも有名ですね。ちなみにヘミングウェイとマリリン・モンローのことです。長い時を経て天国で再会していることを祈ります。