ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

モノラル・カートリッジ

Dl102
はむちぃ: おっ、これはいつものライラ・ヘリコンではございませんね。
ゆうけい: イエスアイドゥ~(坂田利夫師匠)
は: もうええっちゅうに(ーー;)、それに意味が通じませんがな。
ゆ: スマソ、DENONのモノラル・カートリッジDL-102でございます。

は: どうしてまた入れ替えられたので?
ゆ: もう忘れかけておりましたが、そろそろXERXES20が来るはずなんですな、そちらにヘリコンを装着するつもりなので外したんです。でもって、ふと思いついてモノラル・カートリッジを引っ張り出してきたわけです。
は: そう言えばビートサウンドNo.9でもモノラル・カートリッジの特集がございましたが、ご主人様も持っておられたのですか!?
ゆ: 一応アナログオデオファイルのわきまえとして持ってるのだ。ヘリコンのモノみたいな高価なのはとても買えないが、スタンダードなところでDL-102くらいは押さえとかんとのう、ふおっほっほ~。

は: それにしても大きなカートリッジでございますね。
ゆ: 昔良く使ったアルミの弁当箱を思い出しますな。
は: こんなのでゼロバランスは上手くとれるのですか?
ゆ: このユニバーサルアームはオルトフォンSPUにも対応しているので、その辺は問題ありません。かてて加えて針圧は2-4gとバリバリにかけるタイプですがそれにも余裕で対応してます。
は: 針圧の重さはさすがモノラルですね。
ゆ: 最近のライラやエミネントはそうでもないみたいですが、まあ伝統的なモノラル・カートリッジですよね。

は: ところで何年も眠っていて寝起きはいかがでございました?
ゆ: 私もそれが心配だったんです、というか、まだ鳴るのかな?とおっかなびっくりでかけてみたんですが、あっと驚くタメゴロ~ゥ~(^^♪
は: またまた昭和ギャグを(--〆)、ハナ肇様も10年以上前にお亡くなりになっておられますよ(歎息。
ゆ: ちょっと古すぎましたか、でもそんな古い時代のカートリッジが結構良い音で鳴るんでびっくりしますた。前かけた時はこんな良い音じゃなかったような。
は: 随分セッティングが変わっておりますしね。とにもかくにもそれだけのブランクにも拘らず鳴って良うございました。
ゆ: もちろんライラのようなfレンジの広さや音場は望むべくもありませんが、定位の良い音の塊のエネルギー感はモノラルならではです。まさしく音像型ですな。
は: Wilson Audioでは音の塊がこちらには飛んでまいりませんので少し歯痒いところはございますね。
ゆ: 確かにね。そう言う意味ではやはりJBLなんかがこういう音楽を聴くにはいいSPですよね。
は: ルーツサウンド様でハーツフィールドが出ておりますが(-.-)?
ゆ: 買う金もなければ置く所もございません。チャンチャン!

は: ところでどういう音楽をおかけになっていたのでございます?
ゆ: うちにあるアナログでモノフォニックと言えば殆どがジャズですね。
は: ソニー・ロリンズのサキコロとかトミー・フラナガンのオーヴァーシーズとかケニー・ドリュー・トリオとかお好きですよね。
ゆ: そうそう、どれもモノラルならではのドラムの躍動感が素晴らしいですよ。
は: 先日お亡くなりになったマックス・ローチ様、菅原Swifty様とも親交の深かった天才エルヴィン・ジョーンズ様、マイルスをして最高のリズム・セクションと呼ばしめたフィリー・ジョー・ジョーンズ様と、最高のメンバーの最高の演奏でございますね。

Workin' With the Miles Davis Quintet
ゆ: そう、そしてそのマイルス・デイヴィスの50年代の録音が私にとっての最高のモノフォニック録音シリーズなんです。
は: 特にこの頃のバラードがお好きですよね。
ゆ: 彼は60年台後半以降殆どバラードはやらなくなってしまうんですが、この時期のミュートをかけたバラード演奏は決してオーバーではなく神がかっていると思います。
は: 特にプレスティジ4連作でしょうか。
ゆ: そうですね。「Cookin'」の一曲目「My Funny Valentine」や「Workin'」の一曲目「It Never Entered In My Mind」のリリシズム溢れる演奏はジャズ史上屈指の名演でしょう。音質的にはもっと優れたモノフォニックLPもありますが、このカートリッジで何か聴こうと思う時にはやはり真っ先に手にしてしまいます。

A Hard Day's Night - ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
は: ポップスでは何かお聴きになりましたか?
ゆ: 何かも何も、ポップス系のモノは多分これしかないんじゃないかな(^_^;)?
は: ご主人様にとっての「音楽のヰタ・セクスアリス」、ビートルズの「A Hard Day's Night」でございますね。
ゆ: うまい事言うなあ、お主いつの間に森鴎外まで?まあ「Any Time At All」はいつ聴いても痺れますな。
は: ギターの音色も良うございますね。
ゆ: 「A Hard Day's Night」の12弦リッケンバッカー、「And I Love Her」の生ギター、ジョージ君頑張ってますね、以上ビートサウンドの受け売りでした(爆。

は: そのビートサウンドに同じくビートルズの洗礼を受けた方のシステムが載っておりますが、ステレオはLinn LP12SE+Lyra Titan、モノはRoksan TMS2+Eminent Soloでお聴きになっておられますよ(-o-)ボソッ。
ゆ: ああ~、許せよぅ~、大金持ちのおぼっちゃまは、う・ そ・ じゃ~。
は: 例によりまして例のごとくの横山たかし師匠ぼけで終了でございます。壊れかけのターンテーブルでのモノラル三昧、果たしていつまで続きますことやら(ーー;)。
ゆ: あ”あ”~辛いのう、金欲しいのう(T_T)