ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ナイトミュージアム

ナイト ミュージアム
はむちぃ: おや、まだ映画を見るのはまだ無理とおっしゃってたのでは?
ゆうけい: イエスアイドゥ~。
は: 坂田利夫師匠ですかあんたは、それに英語でイエスだと意味が逆になるのではござませんか(-.-)。
ゆ: まこと、英語で一番難しいのはイエスとノーでございますな。まあ、見たい映画はいっぱいあるので、とりあえずリハビリを兼ねてお気楽な映画を選んでみますた。
は: と言うわけで昨年末公開されたアクションアドベンチャー系コメディ「ナイトミュージアム」でございます。

『何をやってもうまくいかないバツイチの失業男ラリー。別れた妻の再婚にとまどう彼にとって、離れて暮らす最愛の息子との接点を失うのは堪え難いことだった。息子を失望させないためにも職探しに奔走する彼は、自然史博物館で夜警の仕事に就く。恐竜の骨や動物のはく製、太古の彫刻、ジオラマや人形が並ぶ、そこは夜のとばりが降りると、もう一つの顔を覗かせる。そう、これらが生命を宿らせ、館内狭しと動き出すのだ! とどまるところを知らない混乱に、ラリーは唖然・呆然とするばかり。その上、この博物館ではある怪しい計画が密かに進行していた。ラリーはこの混乱を収め、博物館を守ることができるのか!?』(AMAZON解説より)

ゆ: いやあ、その筋やブログのお仲間の中でも悪評プンプンだったので心配してましたが、意外に面白かったです。どういうわけかニューヨークの冬景色をバックにしたコメディって雰囲気が良いよね。
は: 自然史博物館というところに着目したのも面白かったですよね。
ゆ: たしかサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」にも出てきた気がするんだけど、その陰鬱な雰囲気とは180度違う方向に持っていきましたね。
ゆ: 登場するキャラがステレオタイプといえばステレオタイプでございますが。
は: まあ子供には歴史の勉強にもなるし、大人にはにやっとするようなエスプリも散らばらせてあるし、いいんじゃないすかね。西洋人のフン族に対する相変わらずの扱いや、歴史の浅いアメリカ白人のコンプレックスの根深さが嫌味といえば嫌味ですが(苦笑。まあそんな難しいことを考えなければ、個人的にはモアイ像が一番好みでしたね、

ダムダ~ム!」

は: 「ガムガーム」(笑。
ゆ: ナイスフォロー、ハムハーム!(^o^)/。それにしてもあの風船ガム誰がどうやって取ったんだろう(笑。
は: 私はティラノザウルス骨格標本レクシー君に親しみが持てました(^_^.)
ゆ: 恐ろしげに登場して子犬みたいですからな(^。^)、最後には雪のNYを爆走するし。でも雪上の足跡、骨の足跡には見えなかったな(笑。

は: 映画製作面での見所はいかがでございましょう?
ゆ: 新進気鋭のコメディアン、ベン・スティラーが、名コメディアンや名バイプレーヤーのロビン・ウィリアムスミッキー・ルーニーディック・ヴァン・ダイク等と競演しているところですな。キャスティングの妙でうまく役どころを振り分けていました。
は: 所謂新旧対決ですね。ロビン・ウィリアムス様など、当然主役を張れる名優でございますが。
ゆ: 正直なところ彼が主役をやると良い人過ぎる面が強調されすぎて食傷気味ですので、今回くらいの脇役に徹してもらったほうが良いですね。それにしてもミッキー・ルーニーなんてエリザベス・テーラージュディー・ガーランドオードリー・ヘップバーンなんていう往年の大女優の映画に出てた人ですよ、おまけに最初の奥さんはエバ・ガードナーですからな、長い芸歴でいまだにお達者です。
は: 今回もベン・スティラー相手に達者なボクシングを見せてました。
ゆ: アメリカの映画ファンはあの当たりに大喜びするんでしょうねアメリカの森光子と呼んであげましょう。

は: またまた偉そうに(ーー;)。そう言えばベン・スティラーの盟友、オーウェン・ウィルソン様もチョイ役ではありますが出演されてましたね。
ゆ: そうそう、友情出演なんでしょうけど、この映画では元気にやってますね。とても実生活で自殺騒動を起こした人には見えません、まあ折角生き返ったんですから、頑張ってほしいもんです。
は: と言うわけで、単純に楽しむもよし、各キャラのキャスティングを楽しむもよし、でございます。仕掛けいっぱいのホームページ(冒頭リンク)もまだ閉鎖されておりませんので楽しんでくださいませ。