ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

パイレーツ・オブ・カリビアン / デッドマンズ・チェスト

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
はむちぃ: おっ、今日のレビューは大ヒット作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」の続編、「デッドマンズ・チェスト」でございますね。ジョニー・デップ・ファンのご主人様としては見逃すわけにいかぬ作品でございます。
ゆうけい: そうそう、公開時にどうしても都合があわずに観にいけなかったものでDVDレンタル開始を心待ちにしておりました。

   ジョニー・デップがオスカー候補にもなったジャック・スパロウ船長を怪演する、冒険アクションのシリーズ第2弾。今回は、悪運の強いジャックにも命の危機が訪れる。かつてブラックパール号を手に入れたとき、彼はデイヴィ・ジョーンズ船長に身を捧げる契約を交わしていたのだ。ついに、その期限が訪れる。第1作目の後日談になっており、メインキャストの演技も快調。最初の登場シーンから、人喰い族に追われるアクションまで、ジョニーが笑わせまくる。
   最大の見せ場は、ジョーンズ船長の容姿と、彼が操る巨大ダコ「クラーケン」だろう。口から生えたヒゲがタコの触手のようにウネウネと動く船長は、観ているだけで不気味。VFXが駆使されたクラーケンの襲撃では、ダイナミズムとともに、「怪獣」という響きが似合う懐かしさも感じさせてくれる。この続編で新鮮なのは、後半、ジャックに人間くささが浮かんでいく点か。ウィルとエリザベスの恋人カップルを交えた微妙な関係や、海賊としてのプライドをみせる場面は、1作目にはなかったカッコよさがにじみ出ている。ジョニーの余裕と遊び心、俳優としてのオーラのブレンドに感心しつつ、驚きのラストがどうパート3 に続くのか楽しみでならない。(斉藤博昭、AMAZON解説より)

は: 2作目の題名「Dead Man's Chest」は「死者の箱」と言う意味でございましょうか。
ゆ: そうそう、あまり話題にはなってないけどこの題名は秀逸だなあと思います。はむちぃの言う通り、この場合の「chest」は「大事なものを入れておく箱」という意味で使ってるんだけど、普通チェストと言えば「」だよね。実は今回の悪役の親玉デイビー・ジョーンズの一番大事なものが入ってる箱なんだけど、その中に入っているものを考えると、箱と胸の二つの意味をうまくかけてあるなあ、と思いますね。
は: 心臓ドキドキでございますね(^_^;)
ゆ: ネタバレすれすれですな(^o^)

は: ところでこの作品、大ヒットした割りには評判はあまり芳しくございませんね、やたら冗長・散漫であるとか、一作目を観ないと分からないことが多すぎるとか、キャラが映画の中で遊びすぎててシラケるとか、3作目を予定しててただの継ぎ映画になってしまってるとか、VFXが気持ち悪すぎるとか、、、
ゆ: 思いっきり色々と並べてくれましたな(^^ゞ、まあその通りでございます、前田有一さんが55点と評価したのは至極妥当でございましょう。まあ、ハリウッド随一のやり手ババアやり手豪腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーですからな、3部作にしてトリプルで儲けようと言う魂胆がミエミエですな。
は: とりあえず単独で評価しようとする事自体に無理があるようでございますね。
ゆ: 前作「呪われた海賊たち」が、現代に蘇えった新しい海賊映画として秀逸過ぎたので2作目は辛いよ、と言うところも確かにありますけどね、まあはらはらドキドキでとりあえず最後まで飽きさせませんし、本作単独でもそれなりの質はキープしてると思いますよ。

は: どうもご主人様はジョニー・デップ様が出ておられますと甘い傾向がございますね
(;一_一)
ゆ: まあ、結局そう言うことかな(~_~;)、私の場合ジャック・スパロウのはしゃぎっぷりを見ているだけで満足してしまうんだよね。「ロード・オブ・ザ・リング」のオーランド・ブルームも、「プライドと偏見」でアカデミー賞とっちゃったキーラ・ナイトレイ有機的に絡んでいるというか、ジャック・スパロウの世界に引きずり込まれているというか、このトリオはあいかわらず秀逸です。
は: キーラ様アカデミー賞とっちゃったのでこの3人の仲が悪くなったと言う噂もございましたが、その様な影響を微塵も感じさせないところはさすがでございました。
ゆ: ただ、3作目ではジョニー・デップが降りて、なんとストーンズキース・リチャーズがやるという噂なのでそれが心配です。確かにジョニーが最初の役作りの時、キースを念頭においてジャック・スパロウ像を完成したそうですが、だからと言って本物を持ってくるこたあ無いじゃあ、あ~りませんか(涙。

は: VFXは気持ち悪すぎると言う評判でございましたが?
ゆ: まあ、、、頑張ってますね(爆。デイビー・ジョーンズの顔とか、怪物クラーケンとかあれだけリキ入れて造りこんであるところをみると、むこうの人にとってタコってのは相当怖いんでしょうね。それに加えて今回、これだけタコヤキ好きな日本人でさえも怖がるんですから相当趣味が悪いことだけは確かですね。ハンマーヘッドの怪物がちっとも怖くないのがご愛嬌でしょうか。
は: クラーケンという化け物については、狂言回しの二人が発音についてペチャクチャ喋ってましたね。
ゆ: 向こうの人々にとっては「KRAKEN」は北欧の神話のポピュラーな怪物だからね。「スカンディナビア語ではクラッケンだ」とか言ってたのはそれでしょうね、ホントかどうか知らないけど。
は: そもそも「カリブの海賊」に北欧神話というのも良くわかりませんが(^_^;)
ゆ: 「カリブの海賊」に東インド会社が出てくるんだからいいじゃあ、あ~りませんか、ふおっふおっほ~(^○^)
は: チャーリー浜さんですか、あんたは(-_-;)
ゆ: まあまあい~じゃあ、あ~りませんか、はむちぃ君、昔は浜さんはベビーフェースだったんだけどねえ(^_^;)。というわけでVFXについて最後に一つ言わせていただくと、前回の骸骨ダンスのような、楽しいエフェクトが無かったのが少し残念でした。

は: 申し遅れましたが音楽はDolonさんお勧めのハンス・ジマーでございます。
ゆ: 多分映画も観ずにサントラを買っておられることでしょう、それなりの価値のある音楽でございました。サーロジックのサブウーファーもさぞや活躍してることでしょう。
は: ではあいも変わらず映画の内容には踏み込まないままのレビューでございますが、お開きにさせていただきます。
ゆ: 長い長いエンドロールの最後におまけがついております、お見逃し無きよう。