ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ウォレスとグルミット:野菜畑で大ピンチ!

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! スペシャル・エディション
は: おおっ、これはTak Saeki様もファンだと言うW&Gシリーズの最新作でございますね。
ゆ:  「ハウルの動く城」「ティム・バートンコープス・ブライド」をおさえて第78回アカデミー賞長編アニメーション作品賞を受賞した作品だよ~ん。
は: どちらもご主人様がわりと高く評価しておられた作品でございますが、どちらかというと「コープス・ブライド」に近い作りでございますね。
ゆ: そうそう、所謂ストップモーション・アニメです。粘土細工で一コマ一コマ撮っていくという気の遠くなるような工程で作られている作品です。作るほうは大変でしょうけど、観る方はお気楽にほのぼのと楽しめる作品ですので、ちょっと疲れ気味の私にはぴったりでした(^o^)。

   ウォレスと愛犬グルミットは、町の野菜畑を荒らすウサギを捕らえる仕事を始めた。そこで発明家であるウォレスが思いついたのは、ウサギを野菜嫌いにすること。そこで脳波を交錯させるマシンを作って、ウサギに野菜嫌いでチーズ好きな自分の好みを押し付けようとするがマシンにトラブルが発生。そのせいでウォレスの身にとんでもないことが!
   これまでも「ウォレスとグルミット」はヒッチコック映画をベースにするなど、さまざまな映画を題材にしたきたが、今回は『狼男』など昔の恐怖映画を彷彿とさせる出来となっている。「ウォレスとグルミット」シリーズとしては初の長編だが、決して欲張ったりせずに短編シリーズと全く同じ調子で作られているところがすごい。キャラクターの魅力もタップリと引き出している。ブタ鼻のウサギもキュートだ。(横森文,AMAZON解説より)

ゆ: 大体この解説の通りで、あとは物言わぬ忠実なワンちゃんグルミットと、ボケをかますウォレスのやり取りを楽しめばいいわけですな。
は: グルミットのけな気さや忠実な仕事振り、私自身に置き換えてほろりとしてしまいました(*^。^*)。
ゆ: っちゅうことは、私はオオボケかますご主人様ですかい、ということはあっしはキムタクですかい?
は: ご主人様、ネタバレはいけません(-"-)、皆様リンク先はまだ見ないでくださいませ。
ゆ: まあ、原題が邦題の様なのん気な題名と違って

The Curse of Were-Rabbit

ですからね。一応説明しときますと、狼男は英語では"werewolf"と言います。
は: 解説と合わせて読みますと殆ど完璧にネタバレでございます(--〆)。

ゆ: まあまあ、分かっていても楽しめるのがこういうパロディアニメーションのいいところですから、許してたもれ。
は: 確かに愉快な中にも、ヒッチコックを産んだ英国の恐怖映画の系譜を感じさせる出来栄えでございました。
ゆ: ついでにサンダーバードもね(^_^;)。音楽もDolonさんお気に入りのハンス・ジマーが結構本格的に作ってるし良かったね。
は: 英国映画のせいか、ちょっとハリー・ポッター・シリーズを思わせるようなフレーズもございました。
ゆ: ハリポタといえば、本作のヒロインやコープス・ブライドの声を担当したヘレナ・ボナム・カーターが次回作に出演するそうで楽しみですね。

は: ハリポタと言えばご主人様はクイーンズ・イングリッシュは難しいといつも悩んでおられますが、、、
ゆ: 今回も若干難しかったですが、ハリポタほどじゃありませんでした。
は: 最初にペストがどうのこうのとかおっしゃっておられましたが?
ゆ: そうそう、今回W&Gの仕事が

anti-pest

となってたもんでええっ?と思ったんだけど後で調べて判りました。pestっていうのは病気のペストじゃなくって「害獣」の意味なんだってさ。
は: なるほど、私には縁のない言葉でございます(-.-)、それにしてもそんなに悩むなら日本語バージョンでも良いんではないですか?
ゆ: う~ん、聴いていないのに言うのも失礼なんだけど萩本欽一さんがウォレスと言うのはね~、ちょっと違うんじゃないかと。Takさんほどすっと理解はできなくても、やっぱり英語版の方がいいと思うよ。
は: ということで、一家揃って楽しめる作品でございます、皆様も是非どうぞ。