ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

かもめ食堂

かもめ食堂
かもめ食堂

ゆ: はむちぃ君や、リハビリ第2弾はこれにしましょうで。
は: もう尻怪獣みたいなのは懲り懲りでございますよ、ご主人様(-"-)
ゆ: 大丈V(古、今日のはほのぼの系ですから。題名からしてほのぼのしてるよ、「かもめ食堂」ですもんね。
は: はあ、これは一部で話題になった全編フィンランドロケの邦画でございますね。私、ご主人様が隠れフィンランドファンだって存じておりますですよ。
ゆ: そうなんです~、森と湖、シベリウスに白夜、憧れるよね~。

フィンランドヘルシンキ日本食堂を経営しているサチエは、図書館で知り合ったミドリを食堂のスタッフに迎える。お客は、日本アニメおたくの青年しかい ない店にボチボチ人が集まるように。悩みをかかえたフィンランド人、荷物が出てこなくなって困っている日本人など、個性的なお客さんたちが、かもめ食堂に 集まり、サチエたちの温かな心がこもった料理でなごやかな気持ちになっていく。(AMAZON解説より)

は: 本当にほのぼの系の安心して見ていられる映画でございました。
ゆ: みんな善人だし、大事件は起こらないし、静かに流れていく白夜の季節のヘルシンキの時間に心を委ねる事ができますな。言ってみれば小津系の映画ですね。
は: 少しは波風も立ちますが、あまりにも普通に時間が流れていくので終わり方が唐突にさえ感じましたね。
ゆ: ホント、えっ、終わりなの?て言う感じ。もう一波乱くらいあってもよかったんじゃないかなあ、この映画で唯一シュールな設定のもたいまさこさんにまつわる不思議な出来事も全く謎解き無しで終わっちゃったし。まあ謎解きが無いからシュールなんだけどね(^_^;)

は: ご主人様はもたいまさこ様が特にお気に召したようでございますね。
ゆ: この人のおっとりとした綺麗な日本語を聞いていると心を温めてもらってる気がしました。そういう意味では今回の脚本・演出はとても好感が持てましたね。
は: 皆様異国の地であるからでもないのでしょうけれど、きっちりと綺麗な日本語を話しておられましたですね、汚い言葉は全くと言っていいほどございませんでした。
ゆ: ホームドラマでさえ、日本語と思えないような汚い言葉で罵り合うのが見せ場だとか演出の妙味だとか勘違いしてるDQNな製作者達は、この映画での荻上直子さんの脚本と演出を良~く勉強して、もう一度考え直して欲しいですね。

は: ところで小林聡美さんともたいまさこさんと言えば「やっぱり猫が好き」でございますね
ゆ: そうそう、室井滋片桐はいりとではちょっとイメージが違うけど、思わず恩田三姉妹を思い出しますた。
は: 小林聡美様はあの番組がきっかけで三谷幸喜様と結婚されたのでございました。
ゆ: 今回は三谷さんは絡んでませんが「やっぱり猫が好き2005」を撮った荻上直子さんが監督ですからね、ちょっとそれっぽい仕掛けはありましたね。
は: 例えばどんなところでしょう?はむちぃメ思いますに、もたいまさこさんが見知らぬフィンランド人から唐突に猫を渡される場面など、「」がらみかと思いました。
ゆ: 原作を読んでないので何とも言えないけど、それもあるかもね、それに井上陽水の曲がかかってたろ、もたいまさこさん演じるところのかや乃姉さんが陽水ファンだったんだよ(^o^)

は: という訳で、ほのぼのしたい方、人生にお疲れの方にはお勧めの、海原雄山大先生の奥様のお粥のような映画でございます。是非どうぞご覧下さいませ。
ゆ: かもめ食堂の売りはシナモンロールおにぎりですけどね(^o^)