ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

バリ紀行(3)芸術の村探訪

ariesmit
(Arie Smit: A Tropical Garden By The Sea)

は: さて一部でご好評を頂いておりますバリ紀行も三回目でございますが、
ゆ: こんな漫談でも読んでいただけて感謝感激ケチャケチャッ、でございます。
は: さて、奥様はバリ絵画を楽しみにしておいででございましたが?
ゆ: スカちゃん曰くバリの軽井沢(そんなんばっかりや^_^;)、芸術の村として有名なウブドに行ってまいりました。

ubudgalleryは: 昨日の冒頭のケチャの絵画は伝統的な手法でございましたね。
ゆ: そうそう、あれは連れて行ってもらったギャラリーに飾ってあった絵なんだけど、カマサンスタイルとかウブドスタイルとかのあたりの伝統的手法にのっとって描いたもんだろうね。
は: そのギャラリーは沢山絵がございましたのですか?
ゆ: あったあった、ギャラリーといっても農家が副業で大きな家を全部使ってるもんで物凄い数。でも正直言って大したものは無くって観光客用かなあって感じだったね。
は: 何かご購入されましたか?
ゆ: なんかなよなよしたオカマみたいな店の人が常に付きまとってきてね、

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攻撃を受け続けたもんだからさ、辟易しちゃってね、一番丁寧に描かれている気がしたバロンの絵を100USドルそこそこにまでまけて貰って一枚買いました。
は: バロンと申しますと沖縄のシーサーのような守り神でございますね。
ゆ: そうそう、バリでは一番ポピュラーな画題ですな。玄関に魔除けとして飾ろうと思って今額装中です。

mutualattractionは: ウブドには美術館もございますね。
ゆ: 沢山あるんだけど、その中でも一番充実してるネカ美術館へ案内してもらいました。
は: ネカ様という方が蒐集されたのですか?
ゆ: そのとおり、有名な美術蒐集家でいらっしゃるそうです。ウブドと岩手が友好都市らしくって日本でも展覧会が開催されたそうです、そのポスターも飾ってありました。
は: この絵もなかなか微笑ましい絵でございますね。
ゆ: 「惹かれあう二人」という、この美術館で一番有名な絵なんですけどね、もともとは別の絵だったのを、ネカ氏が「この二つの絵は惹かれあっている」と一枚の絵にしたんだそうです、そういう慧眼をお持ちの蒐集家でいらっしゃるんですね。

は: チョーっと待ったぁ~~~!!
ゆ: おっ、懐かしいフレーズ(*^。^*)
は: ご主人様、絵を写真に撮ってはいけませんちぃ(ー_ー)!!
ゆ: それがだね、「フラッシュ禁止」だけなんだよ~、ありがたく撮らせてもらいました。
は: へ~(゜-゜)、ところ変わればでございますね~、さぞかし沢山撮られたんでしょうね。
ゆ: 充電器を持っていかなかったもんだからおっかなびっくりで気に入った絵だけ撮ったんだけど、それでも6つも展示館があってしっかりと分類されているものだから、ついつい沢山撮ってしまいました。

は: 冒頭の絵もそうでございますか。
ゆ: そうそう、バリでも有名なアリー・スミットという方の絵でね、この人だけで一つの展示館が与えられているのだ。
は: その中でもこの絵がお気に入りになったと。
ゆ: そうそう色使いが大胆でいいでせう。どっかで見た気がしたんだけど、帰りの飛行機で気が付きました。ガルーダ航空の機内誌の表紙になってました。中に特集もあったよ。

neka-2は: ところで展示は伝統的な絵ばかりでございますか?
ゆ: いやいや、西洋絵画に影響を受けた新しい絵やバリに住んだ外人画家の絵もあったよ。これなんか、印象派の色使い筆使いを感じさせますね。残念ながら作者や題名まではチェックしきれなかったんですけど。
は: 時間が押してたんでございますか。
ゆ: 1時間以上も時間をもらったんだけど、それでも足りないくらいでした。バリへいかれたら是非どうぞ。撮った絵はそのうちマイフォトにでもまとめてみますので今日はこの辺で失礼します<m(__)m>