ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

サブウーファー足回りの変更

subwoofer-1
 ここでバリ紀行またまた一休みをいただき、臨時でオーディオネタを挟ませていただきます。某筋より早う見せろとの要請でございまして大急ぎで仕上げました(^_^;)

 先日「サブウーファーの足元をなんとかしなくちゃ」と記事に書きましたが、実は以前から、できることなら他の機器と同じくBlack Diamond Racing(BDR)で統一したいと思っておりました。しかしそれができないのには二つの理由があったのです。

1: 折角サブウーファーにスパイク用ネジ穴がついてるのに8mmφで、BDRのピラミッドコーンのネジ穴が1/4inchφであわないこと
2: BDRのボードがイラク戦争でのカーボン需要のあおりでディスコンになってること

 しかし先日サブウーファーだけで音出しした時に、さすがに

こんなもこもこべたべたした音ではいかん

と実感し、重い腰を上げることにしたのです。ルーツサウンドさんと何回かメールと電話でやり取りしてるうちに、思わぬ具体案が浮かび上がってきました。よし、これなら、とブツの仕入れをバリ島へ行く直前から開始したわけです。それがついに出揃って、いよいよセッティングの運びとなりました。

bdreurougej1 ブツは左写真の3種類です。
1: the J-1 project convert stud M8IN1-4/4P
 これが今回のキーポイントとなったブツ、サイズ交換ネジです。J1さん、こんな良いもの作ってたんですねえ。最初は8mmのスパイクはJ1しかないのでそれにするしかないかと思ってたんですが、これでBDRを使えるめどが立ってしまいました。
2: Black Diamond Racing Pyramid Cones x7
 
というわけでBDRのコーンです。サブウーファーのスパイクとして4個、ボードの下に3個計7個用意しました。
3: Eau Rouge CP-UCB
 
BDRのボードの代用に考えたのがこれ。日本の新興オーディオアクセサリーメーカーEau Rougeのボードです。BDRと同じくカーボン繊維を使用しているところに賭けました。

turntable 先ずは恒例によってターンテーブルの下にCP-UCBを敷いて効果の程を確認。うーん、僅かに反ってるかなあ。でもまあまあ許容範囲か、とか悩みつつ音出ししてみました。ソースはいつもの「Come Away With Me/Norah Jones」です。うん、BDR程ではありませんが、同じ方向への音の変化が感じられます。音場がクリアになりほぐれて広がっていく感じ、これならサブウーファーの下に敷いても効果がありそう。

bdrspike というわけで、一旦電源を全て落とし、サブウーファーVictor SX-DW7の足元変更にとりかかります。先程述べたようにネジ穴はあるのにスパイクは付属しておらず、ちゃっちいゴムシートがついていてそれをネジ穴を塞ぐように貼って使っていました。それを剥がすのが一苦労。べたべたにくっ付いていてベロンとは剥がれてくれません(涙。もしこの機種の購入を考えておられる皆さんは

付属のゴムシートは決して使わないようにしましょう!

と忠告しておきます(^_^;)。やっと剥がし終わってサイズ変更ネジを取り付けたBDR Pyramid Conesを取り付けます。ばっちりです。ああ、何ではじめからこうしておかなかったんだろう。

 そして同じくBDR Pyramid Conesで三点受けして床から浮かせたCP-UCBの上にSX-DW7を載せました。その後ボードの下のPyramid Conesをオフセットになってかつガッチリ受けられる場所に移動しました。そして結線して全ての機器の電源を再びオンにします。

thehunter
 先ずは溢れるほどの低音が入っている「The Hunter/Jennifer Jones」で音出ししてみますと、

うをぉぉぉぉおぉぉ~~~

とのけぞるほどの低音があふれ出てきましたぁ。それもクリアで驚異的に音離れが良い。でもさすがにちょっと低音過多。そこでボリュームイカットを調整します。しかしそれにしても、音色が以前と全く違います。サブウーファーだけでも音程があることを再確認しました。また、音が桁違いに遠くへ飛んでいってるのがわかります。これに比べると今までのはサブウーファーの周りにもこもこした音がへばりついていただけと感じられてしまいました。多少は音は変化する筈、と思ってましたがこれほどとは。結局

ボリューム:10時あたり
イカット:48Hzのメモリの少し下

で、耳が痛くならなくなり且つ心地よく聴くことができるようになりました。

Fourplay
Fourplay

 大体これが最もサブウーファーの絞った設定の筈なので、少し緩めて汎用域を探るべく、いつもの「Fourplay/Fourplay」で再調整します。これもサブウーファーの音だけでも心地よい。ベース、バスドラが弾んでいます。ボリューム、ハイカットとも少し上げて終了。最後に「Anne Sophie von Otter Meets Elvis Costello」中の「Green Song」でボーカルと楽器のバランスの調整。この曲には最後の最後に結構凄いシンセ・ベースと思われる低音が入ってるのですが、これもかなりクリアかつ床を振るわせるほどに出てきました。von Otterの声も少し咽喉の肉感が増えた感じです。最終的には

ボリューム:11時
イカット:50Hz弱あたり

でこの日は終了。その後毎日少しずつ音が馴染んでくるように色々なソフトをかけ続けております。
ポートレイト・オブ・ジャコ
ポートレイト・オブ・ジャコ

 因縁のソフト「Portrait of Jaco/Brian Bromberg」の「The Slang」もかなり強靱な低音になってきました。やっぱりPuppy7にはかないませんけどね。

 ちなみに明日のバリ紀行もオーディオネタでお送りいたします。引き続きお楽しみくださいませ。