ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

蘇我入鹿の邸宅跡発見に思う

 昨日は全くニュースを見てなかったので、今朝の新聞には驚きました。
リンク: asahi.com: 蘇我入鹿の邸宅跡か 奈良・明日香村ふもとで建物跡出土�-�文化・芸能.

 明日香村は私の実家のある橿原市の隣に位置し、子供の頃の絶好のサイクリングコースでした。甘樫の丘もよく行ったものです。入鹿の邸宅はあの辺というのはずっと言われていたことで、今更驚きもしませんが、見つかったこと自体は大変嬉しいですね。

 明日香村というのは正直なところ、どこを掘っても何か出てくるところです。まあ発掘銀座とでも申しましょうか。逆に言うと、橿原考古学研究所、奈良文化財研究所、町村、国等々がそれぞれの思惑で常に摩擦を起こしているところでもあります。とりあえずはキトラや高松塚の轍は踏まないで欲しいものです。

 密かな願いはこれを機に入鹿ではなく大郎鞍作という本名で呼ばれるようになること。蘇我氏には、その後の正史において悉く蔑称がつけられていますが、これは井沢元彦氏の解説を待つまでも無く、為政者の都合によるもの。実際には彼等の業績というのは大変なものだと想像されています。