ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

小磯良平記念館探訪

rainy-atelier
 今日は予定していた某オフ会が中止となったため、一度行かねばと以前より思っていた小磯良平記念美術館に雨の中を家内といってまいりました。実は結婚記念日なので(*^。^*)丁度良かったです。

 故小磯良平画伯は神戸の生んだ偉大な画家の御一人です。リンク先のHPからこの美術館の概要を抜粋してみます。

神戸市立小磯記念美術館は、緑豊かな六甲アイランド公園内に、平成4年11月に開館しました。神戸に生まれ、神戸で制作を続けた洋画家小磯良平は、昭和63年12月に惜しまれつつ世を去りました。その翌年に油彩・素描・版画などの約2,000点の作品が、アトリエ・蔵書・諸資料と共に、ご遺族より神戸市に寄贈されました。神戸市は小磯良平の偉業を顕彰し、作品の収集、保存、調査研究、普及活動を行っています。

 六甲アイランドの公園内にある大変綺麗な建物です。嬉しいことにその中庭に、住吉というところにあったアトリエをそのまま移築・復元してあります。冒頭の写真はその北側の壁とその向こうにある高層ビルを一緒にフレームに入れてみたものです。丁度アトリエの説明会が催されており、アトリエを見学しつつ色々な御話を聴講することができました。
 
atelier 彼の絵のモチーフとしてよく出てくるリュートや椅子衣装などを見ることが出来ましたし、壁には画伯が好きだったマネの絵のポスターが飾ってありました。床には絵の具が飛び散ったままになっていて本当にこの床の上で描いておられたんだなあ、と感慨に耽っておりました。
 また、南側の庭にはぶどう棚があり、これも画伯が好んでモチーフとされていたものです。ちなみに写真の向かって右側のドアの奥がアトリエです。

 画伯の作品を約2000点収蔵されておられる中から今回は特別展「コレクション大公開! Version2」と題して135点の油彩やエッチングリトグラフ、更には連載小説の挿絵等を楽しむことができました。また、画伯ゆかりの他画家の作品も多数展示されてました。この中でも有名な鴨居玲氏の作品展が来年に催されるそうでこれも楽しみです。

 一つだけ残念だったのはお目当てのリトグラフが公開されていなかったこと。「若い女」という作品の一つなのですが、これはまた別の機会に。