ゆ: いきなり映画論から入って難しいかもしれないけど、Santapapaさん流に言うと世の中にはトホホ系というジャンル?レベル?の映画が確かに存在するよね、はむちぃ。
は: 皆様お久しぶりでございます、はむちぃでございます。久々にご主人様の与太話につきあえとの仰せでございます。で、察するに映画論というほどのレベルの話ではないように思いますがーー。
ゆ: Santapapaさんの分析によるとその中でも松竹梅、更には「論外」にクラス分けできるんだな。
は: はいはい、論外の代表作としては「シベリア超特急」「デビルマン」などが衆目の一致するところのようでございます。梅クラスになりますと「アンドロメディア」「ゴジラ対ヘドラ」「解夏」などという名作もございます。何れ劣らぬ脱力系でございますね。
ゆ: おっ、ちゃんと把握してるね、はむちぃ。で、これくらいのレベルになると恐いもの見たさで鑑賞するという価値さえ出てくるんだけどーー、
は: 松竹あたりになるとそれも失礼でございますし、かといって見て損するのも怖いし、とケチなご主人様には辛いレベルでございますね。
ゆ: これこれはむちぃ、余計なことはイワンの馬鹿。
は: ご主人様、ギャグが古すぎて滑っております(;一_一)。で、何の映画の話なのでございます?
ゆ: やっと本題に入ったな、実は
超豪華キャスト超豪華制作費超豪華宣伝までかましてこれかよ
との世評が高かったオーシャンズ12のDVDを借りてきたんだ、一緒に見ないかい、はむちぃ(^^)/。
は: はあはあ(-"-)(嘆息。
ご主人様はフランク・シナトラ版オーシャンと11人の仲間も前回のオーシャンズ11も見ておられますゆえ、まあ見なきゃ仕方ないか、ということでございますね。おつき合いいたしますです。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットらオールスターが集まった前作。このパート2は、同じメンバーが再集結したうえ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセルらが加わり、さらに豪華キャストになった。前作で奪ったカジノの大金を返せと脅されたオーシャンらは、ヨーロッパへ渡り、泥棒を繰り返す。そんな彼らに、ヨーロッパの大泥棒が「秘宝強奪で勝負しよう」と持ちかけてくる物語だ。(AMAZON解説より)
は: た、確かにこれは、勝手に映画で遊ぶなよ、と言いたくなりますですね。はむちぃめ、不覚にも途中で寝てしまいました。
ゆ: ぐたっ。こりゃあ泥棒映画の名を借りたおふざけ映画だな。筋なんかどうでもいいんだ!出てくる俳優とアメリカン・ジョークと俳優のお遊びを楽しめっ、て目一杯ソダーバーグが主張してるな。これこそまさにABC(American Baka Comedy)だな。
は: 本物のブルース・ウィリスがブルース・ウィリス役で出てくるのは、笑えるというより失笑ものでございますね。
ゆ: 偽者のジュリア・ロバーツもな。
は: ご主人様、ネタバレはいけません。
ゆ: まあもう公開してだいぶ経ってるしいいんじゃない。テス役のジュリア・ロバーツが妊娠したジュリア・ロバーツに化けるという設定なんだけど、いかんせん、とうが立っーーー
は: ご、ご主人様、過激な発言はお控えくださいまチ~(>_<)
ゆ: スマソ
は: どこか、良かったところはございましたでしょうか。
ゆ: 怪盗ナイト・フォックスことヴァンサン・カッセルだけはなかなか頑張ってたな。美術館のレーザー網をかいくぐるカポエラ・ダンスはなかなか見事。あれだけ頑張って手に入れた「卵」が偽者だなんて可哀想になったぞ。
は: もう一人のヒロインキャサリン・セタ・ジョーンズが出ておられましたエントラップメントのパクりでございますね。
ゆ: そうそう。でもあんなややこしい事をせんでもいいいような手を考えるのが天才だと思うけどね。大昔の「おしゃれ泥棒」のピーター・オトゥールの方が頭はいいな。前もって「卵」をかっぱらったオーシャン一味の手口に至っては最低。思わず「アホかこいつら!」と思ったぞ。
は: たしかに今回のオーシャン一味は切れがないというか、くすぶっておりましたですね。マット・デイモン様など、前回より更にトホホ系に落ちぶれてしまわれてお気の毒でございます。
ゆ: そうなんだよなあ、だから折角名優アンディ・ガルシアが悪役で登場してるのに、彼が本領が発揮できないまま終わってしまったのがホントに残念。
は: で、ご主人様の採点は?
ゆ: トホホ系竹を差し上げましょう。